唯野

SF小説とゲームの日々
    • 逆噴射プラクティス応募作まとめ

      • 8本

「失恋ビギニング」を分析してみた

週刊少年ジャンプ2021年47号に掲載の読み切り「失恋ビギニング」(作・一ノヘ)について分析・考察してみました。 ■扉絵 玄子とおうがは白黒。きりん・お嬢様・ヤンキー…

八田千明の除霊事件簿

 目の前で田崎が噴水のように吐血し、自らが作り出した血の池に突っ伏して動かなくなった。  過去に何度か一緒に除霊をしたことがあるが、田崎の実力は俺と同等。ただ、…

卒業式殺人事件

 重い。  暑い。  疲れた。  止めどなく溢れる汗で、ずるりと手が滑ってすっぽ抜け、俺は尻もちをつく。  心臓が破れそうだ。  耳鳴りがする。  肩関節と腰の痛みも…

遵法復讐者

 俺の半分だけ無事だった脳を全身義肢に移植した医者は、俺が目覚めるなりこう言った。 「どこか痒いところはございませんか?」  脳みそが半分になっても怒りを感じる部…

シン・エヴァンゲリオンのテーマとラストの意味について考えたこと

 日曜に見に行ってまだまだエヴァ熱醒めやらぬので、少し考察めいたことを書いてみます。ラストの展開について重大なネタバレがあるので未見の人は気をつけて。  そもそ…

范蠡(ハンレイ) ―春秋妖将伝―

 その兵士は目を細めて、平原の向こうにいる呉の軍勢を見やった。  遠目でもわかる巨漢が、名将と名高い伍子胥であろう。  戦車と歩兵が整然と並び、軍規厳正は一目瞭然…