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30年勤続できた理由⇔独立できた理由

同じ会社に30年勤続することは簡単ではないのに、、、なぜデキたんだろう???
30年勤続したってことは50代半ばになるわけだけれど、そんな年になって独立して喰えてるのはなぜなんだろう???
「数字だけ求めても良いことないよね」というTwitterみて思い付いたからまとめてみます。

そこそこ数字を出し続けたから勤続できました

会社って、数字を使います。便利だから。
数字にし難いことも無理くい数字にしちゃう。KPIとか所謂「スコアカード」って便利な手法もあるし、本来は違うけど(提唱者のドラッカーのメッセージとは違うけど)目標管理なんて手法もあるし、数字で判断します。
エラくなれるかどうかも数字次第。
収入の多少も数字次第。
数字=目標数字の事ですね。
営業だと売上数字とか訪問件数とかアポ件数とかリピート件数とかクレーム件数とか、とにかく数字にし易い。
製造だと製造数とか不適合品数とか不適合率とか無事故日数とか、わりと数字にし易い。
数字にし難い総務とか経理とか人事でも、残業数とか定着率とか(それ、ラインの責任じゃん!?)採用数とか経費削減金額とか

で、その数字を四の五の言わずに達成し続けるとエラくなれてちやほやされるし(責任も大きくなるので、関西弁で言う「あぁ、エラいぃ~(シンドイ)」面もありますが)金回りも良くなって居心地もよくて長居してしまう。
私も、そこそこ数字を出してきたの30年も勤続できたのでしょう。
会社が好きとか、仲間と離れたくないとか、キレイごとだけで30年も続かないので。。。

しかし、数字を出したからと言って独立してメシが喰えるわけではありません。会社の看板や仕組みのお陰で数字をだせたわけで、それを一切失って独立すると同じような数字を出せるわけないじゃないですか!
部長だ支社長だ役員だ、エラくなったからと言って独立してメシが喰えるわけじゃありません。部長はその会社の部長であって世間の部長ではなく(当たり前ですが、私の世代は結構カン違いしてます。。。)、独立すれば「ただのオッサン」なんですから!

数字だけじゃなく、「造り方」を身につけたから独立できました

たとえば自動車メーカーに入ったからといって車のつくり方とか直し方を知らないエラい人はたくさんいます。
食品メーカーのエラい人で料理できない人もたくさん、
店舗チェーン会社のエラい人で店のつくり方も運営の仕方もしらない人もたくさん、、、まぁ、いわゆる、経営のプロなら実務しならくてもOKだったりします。
でも、私は、たとえば自動車メーカーに入ったら、つくり方とか直し方とか使い方を少なくてもシロウトよりも少し知ってる・できるようになりたいクチなんです。じゃないと、入社した意味ないじゃん!って思う方なんです。

私は学卒で主力商品が管理者研修というコンサル会社に就職しました。
営業~研修講師という職種、営業~営業所長~営業部長~講師~講師チームリーダー~役員という役職階層、それらを全うするためには、まぁ数字なわけです。
主力商品である管理者研修のつくり方なんて知らなくても、売れ筋商品を手直しできるくらいの知識と技術と実施力で、売れ筋商品がドンピシャなクライアントを選んで提供すれば数字は一番だせる。
そういう人が役員になる社長になるわけです。

でも、私は、クライアントにドンピシャなプログラムをつくれるようになりたかった。じゃないと、この会社に入った意味ないじゃん!って考えてしまったし、その考えを捨てられなかったんです。

クライアントの抱える問題を解決する。数字は後からついてくる。なので、解決できたかどうかを数字で判断するのは妥当。でも追うのは数字でなくクライアントの問題解決。そういう考え方は捨てられなかった。それが独立して、その会社のツールやプログラムを使えなくなった今でもメシが喰えているんだと思います。

ということで、
20代30代の人の参考になればいいなぁ~と文章にしてみました(^O^)/

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