小説を読む、ということ-社会人の読書習慣-
こんにちは。たださきです。
突然ですが、あなたは上司から「本を読みなさい」と言われたり、同僚との勉強会などで「本を読もう!」といった活動を行ったことはないでしょうか。
経験有無にかかわらず、上記の流れで読書をすることになったとしたら、どんな本を読みますか?
多くの方は、ビジネス書や自分の職業にかかわりのある本を読もう、と考えたのではないでしょうか。
上司部下の関りについての学びを得たければ、直接的にその内容が題材とされている本を読んだり、カウンセリングに関連した本を読んだり。
将来起業したい、成功したいと思っている人は、実際に起業した方のHowTo本や自叙伝、成功するための秘訣!と帯に書かれた本を手に取るかもしれません。
そんな中で、私は「小説を読む」ことをおすすめできたらな、と思っているのです。
もちろん、ジャンルは選ぶ必要があります。あくまで「大人として、知識を得る」ための読書として、小説を読むことをお勧めしたいのです。
なぜ小説を読むことをお勧めするかというと、「自分が受け入れやすい状態でまったく知らなかった知識を得ることができる」ためです。
その当時の時代に即した物語であれば、当時の街並みや時代背景、考え方に触れることができます。
日本の文化を題材にした物語であれば、その文化について少しの知識を得ることができます。
医療系の小説であれば、現代医療について知ることができます。
物語に載せて自然と知識が流れ込んでくるため、楽しく知識を得ることができるのです。
そして小説を読んで気になることがあれば、自分で調べて深堀すれば、自分の知識の外にある知識を得ることができます。
そうやって、普通に生活していれば知るはずのなかった世界を知っていくことも、有意義で楽しいことだと思いませんか?
ここからは私の体験談です。
私は週に一冊本を読んで共有する、という活動をしたことがあります。
周囲の方が難しそうなビジネス書を読んだと共有している中で、思い切って小説を読んだことを共有しました。
その時に共有したのが、『和菓子のアン』という物語。
この物語は、デパートの和菓子屋さんで働く女性の物語で、和菓子を介してつながる人間模様を描いた小説です。
和菓子に込められた意味や、四季折々の和菓子について、物語を通じて知識を得られます。
当時私は全く和菓子について知らず、和菓子屋さんに並んだ商品を見ても最中にしか目が行きませんでした。
でもこの本を読んでからは、和菓子屋さんに並ぶ色々な生菓子を見て、どんな意味があるのかな?と、気になるようになりました。
小説を読んだことで、世界が少しだけ広がったのです。
これを同僚に共有すると好評を得まして、その後も小説を読んで得られた小さな知識を共有していきました。
(二か月に一回くらいは、さすがに専門書読みました…笑)
もちろん、上記のような例に当てはまらない小説もあると思います。
それはそれでよし。楽しめたならそれでよいのです。
社会人の読書は、少ない時間でいかに時間を割こうと思えるかがポイントです。
ビジネス書を読んでダイレクトに知識や考え方を得るのもよし。小説を読んで、気づいたらなんとなく知識が増えている!というのもよし。
社会人なんだからビジネス書を読まねば!と無理することなく、自分に合った読書のやり方を見つけて、習慣として身につけることができればいいのではないかな。と思っています。
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