作曲家による芸風の話
譜読みをしていて、「あー!コレコレ!この感じ!っぽいよねー」
と思う事があります。
作曲家による音型のパターン的なものです。
例を出すとチャイコフスキーのパターンとして
基本的に音階の上昇下降で作曲されている事が多く
その上昇下降時にクロマティックスケール(半音階)を織り交ぜる事が多く
そのフレーズをユニゾンで押す事も多いです。
モーツァルトのパターンだと長調の明るい主題を2回繰り返した後
短調で転調して主題を変奏してから
長調の主題に戻るっていうのが多いと思います。
ブラームスだとポリリズムだったりヘミオラだったり
拍感で遊ぶ事が多いと思います。
三連符刻みと16分音符フレーズが重ねられていたり
3拍子に対して2分音符フレーズでズレていったりですね。
ドヴォルザークは第3楽章でフリアントが出てくる事が多いと思います。
フリアントとは3拍子なのですが、2+2+2+3+3で数える
スラブ民謡っぽい拍感です。
こういうのを見つけるのも音楽の楽しみ方のひとつかなーと思います。
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