ガンジャ先生。2-1
2章 南国到着のプロセス
拉致と空港へ HR
朝起きると何やら下で騒がしい音が聞こえる。
Ringo‐Joris voorn
今日ってなんかあったかな〜?
と思いつつなんか興味ないしな。。。
PCをつけてオンラインゲームの続きをやろうかと思った瞬間。
❢ドアがバタンと開いた。
「何!?」
いきなり大の大人2人が部屋に入り、何もできないまま押さえつけられた。「ガチャ」いきなり手錠をつけられ話が見えない。。
「だから何ぃ!? 俺なんかしたっけ?」
「おはよう。匠くん。今から楽しい海外旅行だ。準備してもらっていいかな?あ、別にこのまま行ってもいいんだけど、、パジャマで外出はねえ。」
母さんが制服を用意してチラチラこちらを見てる。
頭がボーッとしてたけど、旅行?クエッションが頭を回る。
「とりあえず顔くらい洗わせてよ。。。」
んーよくわからないけど、とりあえず逃げる事は無理そうだ。顔を洗いつつ少しずつしっかりとしてきた僕は制服に着換えて諦める事にした。
「匠、旅行行けるの?」
心配そうにリュックを持ってる母さんがこちらを見る。
「てか逃げられないじゃん‥よくわからないけど。一応先生の顔くらいは覚えてるよ」
ジャラっと手首を見せながら、その言葉に反応したのは山本先生だった。
「嬉しいね〜1回合っただけなのに覚えてくれたんだ。まあ詳しくは車で話として、お母さん、息子さんを預からせていただきます。フライト時間も余裕ないのでさっそく」
「よろしくお願いします!」
母さんは小さな袋を先生に渡して、頭を何度も下げている。「匠。頑張るのよ!」心配そうに見ている。
‥俺警察行くのかな?何かしでかした。か?
□□□
僕はそのままドナドナされるがまま家の前にあるハイエースに乗り込んだ。すでに先客がいるらしい。
後部座席には2人ほど先に女の子がいた。
「どうも‥」
あっちは何も答える訳でもなく僕の手に目線が。。
2人はギョッとしてた。(ヤバい人だよ。。)
あ、そうだ。手錠されたままだった。最悪だな。
「さああと2人かな?すぐに拾うからそれまでゆっくりしてていいよ」
「「どこ行くんですか?」」
「修学旅行って今の時期だっけ?」
「あーみんな集まったら説明するから。とりあえずはみんな合流が先だね。お互い高校2年生。同級生らしく仲良くするんだよ?」
「あの〜。手錠は。逃げませんから」
チラっと山本先生はこちらを見て、ニヤニヤしながら
「せっかくだし空港までつけとこうか♪」
楽しんでるなこいつは。。諦めのいい僕はまあいっかと首都高に入る外の景色を見て思う。
実際コンビニぐらいは行くんだけど。な。
朝の日差しはこんなに強くなったんだ。
学校行かなくなって10ヶ月くらいたつ。
別に何が合ったとかいう訳でもないが、夏休みの終わりに入院する病気を携わった。内蔵に菌が入る病気らしい。もちろん不治の病でも何でもなく、2ヶ月完治した。
しかし学校もういいかな?ってなって今に至る。
僕は死にそびれたんだ。
なんか変に同情されるのも嫌だったし、行かなくても母さんは特に言うことはなかった。日々ゲームに明け暮れてただけ。繰り返されるだけだ。
そんな事を想い長ら静かに車は移動して行く。
あ、そういえばリュック玄関に忘れた!バタバタしてたもんなぁ。
‥‥1文なしで携帯電話もない。まぁいいか。
諦めのいい性格の甲斐 匠(かい たくみ)16歳。
すでに季節は7月に入っていた。
東京は今日も雲が多い。
経験はチカラです。 若い頃行っとけば良かったな〜と思う事も多かった。 世界は広いです♪ ٩(ˊᗜˋ*)و