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来週開催! 『稲積陽菜×カルテット・プリマヴェーラ』出演、カルテット・プリマヴェーラの素顔に迫る

8月14日(月)、ティアラこうとう小ホールにて、『稲積陽菜×カルテット・プリマヴェーラ』の演奏会を開催いたします!

弱冠・大学2年生ながら、昨年の日本音楽コンクールでは本選へ進出したピアニスト・稲積陽菜と、全員桐朋学園大学に通いつつ、サントリー室内楽アカデミー第7期フェローに選ばれるなど実力が注目されているカルテット・プリマヴェーラ
本公演は、注目の若手奏者2組の初共演となる公演となります。

今回は、出演するカルテット・プリマヴェーラの4名(石川未央(ヴァイオリン)、岡 祐佳里(ヴァイオリン)、多湖桃子(ヴィオラ)、大江 慧(チェロ))に、カルテットについて、そして公演に向けた思いなどを伺いました!


写真左より 石川未央、岡 祐佳里、多湖桃子、大江 慧

Q1.メンバーそれぞれの性格や、カルテットの特色をご紹介ください。

石川:
私からみたメンバーの性格は、ファーストの私はいつでもポジティブ思考です。セカンドの岡さんはとても几帳面でカルテットで活動していく上で練習計画などを率先してたててくれています。ヴィオラの多湖さんはとにかく明るい性格で、いろんなアイディアをいつも持っていて、音楽を作る上でとても助けられています。大江さんは、年齢が他の3人より2つ上ということもあり、意見がまとまらない時なども最後までちゃんと解決させてくれて、いつも見守ってくれるお姉さんのような存在です。
カルテットの特色は、1人1人がとても音楽に対して強い意志を持っていていい意味で、4人で演奏していても、オーケストラのように色々な楽器が鳴っているような表現ができると思います。

Q2.稲積陽菜さんとの共演で楽しみにしていることはありますか?

多湖:
稲積さんは私が高校3年生の時に1年生で入学され、大学ではいくつか授業が被ったりと接点は今までもあったのですが、きちんとお話するようになったのは実は今回の演奏会の機会を頂いてからです!笑
稲積さんとは演奏の授業が同じで、演奏を聴いて力強くも繊細な演奏をされるなというイメージがあります。そんな稲積さんとショパンのコンチェルトをご一緒できることが本当に楽しみです!室内楽版ということで、ピアノと弦楽四重奏ならではの魅力をお伝えできるように頑張ります!5人にしか作れないショパンをお楽しみください🍀

Q3.ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 (室内楽版)の弦楽四重奏目線で聴きどころを教えてください。

岡:
ピアノと弦楽器の繊細な掛け合いが魅力的です。室内楽版ということで、オーケストラの何10分の1の人数ですが、たった5人だからこその一体感や対話を楽しみながら演奏したいと思います。この曲は1stがずっとメロディーというよりは、各パートそれぞれが歌旋律のパートを交差しながら展開されていきます。
そして今回オーケストラを4人で表現するというのは私たちプリマヴェーラにとっても初めての経験なので、とても楽しみです!
室内楽版バージョンならではの一体感と響きの美しさを是非聴きにいらしてください!

Q4.その他の今回のプログラムに関して聴きどころをお聞かせください。

大江:
私達プリマヴェーラで演奏する、シューマンの弦楽四重奏曲第1番は、冒頭、美しいメロディから始まり、色が変わっていくようにハーモニーが次々と変化して、とてもロマンティックな響きを味わえる曲です。
稲積さんとのピアノトリオでは、ピアソラの『ブエノスアイレスの冬』を演奏します。私は初めてこの曲を聴いた時、「かっこいい…!」と虜になりました。哀愁漂うメロディと、ピアソラならではのリズムから生まれる緊張感が、最後には春の訪れのように暖かく柔らかな空気で終わるのが魅力的な一曲です。

Q5.記事をお読みの皆さんへ一言お願いいたします。

大江:
今回の公演は、ピアノソロ、弦楽四重奏、ピアノトリオ、ピアノ五重奏と、いろんな編成があるので、それぞれの魅力をお楽しみいただけると嬉しいです!ぜひお越しください♪



ピアニスト・稲積陽菜さんへのインタビューはこちらから👇



【公演情報】
稲積陽菜×カルテット・プリマヴェーラ
新進気鋭5人の演奏家が「ショパン: ピアノ協奏曲 第1番」を始めアンサンブルを奏でる
《出演》
稲積陽菜(ピアノ)
カルテット・プリマヴェーラ
《日時》 2023年8月14日(月) 19:00開演 18:15開場
《会場》 ティアラこうとう 小ホール
 都営地下鉄新宿線・東京メトロ半蔵門線 「住吉」駅 A4出口より徒歩4分

《チケット》
全席自由
 一般▶︎4,000円
 学生▶︎2,500円
 イープラスより販売(下記チケットリンク) 
《お問い合わせ》
Mail: concert@tacticart.co.jp
Tell: 03-5579-6704


【カルテット・プリマヴェーラ プロフィール】
2021年にメンバー全員が桐朋学園大学在学中に結成。「プリマヴェーラ」とはイタリア語で"春"という意味を持ち、元東京クヮルテットの磯村和英氏に名付けられる。学内の試験にて優秀な成績を収め、第108回室内楽演奏会に出演。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクールin Tokyo 2023第2位。MMCJ2022、プロジェクトQ・第20章に参加。サントリーホール室内楽アカデミー第7期フェロー。
磯村和英、山崎伸子の両氏に師事。



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