材料費が高くつくローマ風カルボナーラの作り方、レシピ

 ファック! 世の中にはコンソメだ、生クリームだ、いらねぇもんばっかり入ったカルボーラが溢れてやがる!
 そんなまがいもんみてぇなカルボナーラじゃねぇ、本当のカルボナーラの作り方ってのを教えてやるから、耳かっぽじってよぉおおく聞けよ!

 作り方は単純で簡単ですが、日本では非常に高価な材料が必要なので、安く食べたいのなら、お店か冷凍食品のカルボナーラが無難です。冷凍の青の洞窟のカルボナーラは馬鹿にできない味してます。
 ただ、高価な材料を買ってきてでも、作って食べたい美味しさが、ローマ風カルボナーラにあるのは間違いないです。ぜひ一度、試してみてほしい。なお胃にダメージはくる。

材料

パスタ 食べたい量
パルミジャーノ・レッジャーノ or ペコリーノ・ロマーノ 一人分で30gくらい
 一人分で二個
オリーブオイル 適量
グアンチャーレ or パンチェッタ 食べたい量
黒胡椒 適量

 パスタの種類は細いものでなければなんでも良い。一般的に売られているスパゲティーやスパゲッティーニを使うのが、いろいろな意味で無難。

 チーズはパルミジャーノ・レッジャーノか、ペコリーノ・ロマーノを使う。ペコリーノ・ロマーノは癖が強いので注意。熟成期間が長いほどコクがでるが、そこは予算と相談で。安く抑えたいのならグラナパダーノを使っても良いが、美味しさはだいぶ下がる。
 粉チーズを使うのなら、間違ってもパルメザンチーズと書いてあるものを使ってはいけない。それはパルミジャーノではない。パルミジャーノ・レッジャーノ100%と書いてあるものならおそらく大丈夫。でも、できれば作る直前にすりおろしたものを使いたい。

 卵は卵黄全卵で二個を一人分として使う。

 グアンチャーレは豚の頬肉の塩漬け。パンチェッタは豚バラの塩漬け。食品衛生法の関係で、日本では加工した生の豚肉が販売できないので、間違っても国産のものを買ってはいけない。日本のベーコンはベーコンではありません。ハムです。
 脂身が多いもののほうが美味しいので、赤身ばかりのベーコンも使ってはいけません。日本の生ハムも生ハムではありません。塩っぽいハムです。

 黒胡椒は挽いてあるものではなく、入れる前に挽くタイプのものを使用したい。香りが全然違います。
 

作り方

1、卵黄と全卵、すり下ろしたチーズと黒胡椒をお椀などに入れて混ぜておきます。
2、フライパンにオリーブオイルを入れ、適度な大きさに切ったグアンチャーレorパンチェッタを弱火~中火で焼いていきます。
3、このへんでパスタを茹ではじめます。
4、塩漬け肉がカリカリになったら、火を止めてオリーブオイルと豚の脂でギトギトしているところへ、茹で上がったパスタを投入して軽く混ぜます。
5、そこに1で作った卵液を入れて、パスタと絡めます。
6、最後に強火で三秒ほど、混ぜながら火にかけたら完成。(失敗するのが怖い場合はやらなくていいです)

 黒胡椒は先に入れてしまうのが私流ですが、後からかけて混ぜても良いです。というかたぶんそのほうが香りがたって良い。

 チーズの量が多いと思うかもしれませんが、これをケチると不味いカルボナーラになってしまいます。卵液2:チーズ8くらいの勢いでケチらず入れましょう。

 最後の行程は上手くやれれば、粘度のある美味しいカルボナーラになりますが、失敗すれば炒り卵パスタになるので、失敗を怖れるかたはやめておいたほうが無難です。体感ではチーズ多めだと失敗しにくいかな。



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