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夢は叶えるもの

副業時代である。
ぼくの勤める会社も数年前から副業解禁を謳っているが、周りに副業に取り組んでいる人はほとんどいない。
ぼくも虎視眈々と狙ってはいるが、残念ながら秀でたスキルがない。シモネタが得意なくらいである。40を超えたぼくにこのスキルは危険度が高い。セクハラという罪状のもと、人生の一発免停を食らいかねない。
ぼくの関わる業界では「何ちゃらコンサルタント」的なお仕事で副業や複業をしている方がちょこちょこいる。元手がかからないので始めやすいが知見が必要なため参入障壁は低くない(高くもない)ため丁度良いのではないかと推測している。

ところが、飲食店を副業でやりたいとなるとなかなかハードルが高い。
飲食店の開業には本人の衛生管理の資格だけでなく、お店として営業許可を取得する必要がある。
物件契約をして内装を整え保健所の許可を得るためには、かなり小規模に始めたとしても200万くらいはかかるだろうと予想される。しかも物件の契約をするという事は月々固定で出ていくコストが発生する事になる。そうなると、副業に片手間でやってみるというチャレンジングな飛び込み方は難しい。退職して飲食にがっつり入り込むか、人を雇ってオーナーとしてお金を出すかの方法くらいしか選択肢が無くなる。これは困った。ぼくは仕事が休みの日に、自分が店先に立ってタコスを焼いて売りたいのである。オシャレなタコス屋のマスターとして、たまにビールでも飲みながらお客様とシモネタで盛り上がりたいのだ。

こんな夢を叶える術は無いのか調べているうちに、最近ではシェアスペースで飲食店開業が出来るケースがある事が意外とすんなりわかった。
これもシェアリングエコノミーの恩恵である。令和ばんざーい!

例えば以下の物件
https://senrogai.com/

下北沢の一等地に用意されたシャレオツなコンテナが舞台。
休日でも一日15,000円で借りれるので、諸々の諸費用などを完全に無視すると、500円のワンコインメニューでも50食ほど売れればマイナスは回避できるだろう。
こんな場所でトライアル出来るというのが素敵だ。あんぱんと牛乳を買い込み、張り込みで調査してみようと思う。

こういった間借り飲食店スペースがどんどん増えてくれると嬉しい。
敢えてこういったスペースのみで出店する事で、その時そこでしか出会えない、いわゆる「トキ消費」感を演出する手もある。
色々な意味で、非常に時代にマッチしているように思う。

物件所有者側も、中々借り手がつかない店舗スペースがあれば1日1万くらいで貸せば良い。月の稼働率が40%だったとしても120,000円になる。今はこういったトライアルスペースは少ないので、小規模なスペースであれば十分見込みはあるものと思われる。

下北沢の物件では、前例を見る限りそれなりに名前のあるところが実験的にメニューを変えて出してみたりといった使い方をしている印象を受ける。

こういった物件は他にもあるだろうし、今年中にトライしてみたいと思う。

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