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【ライブレポ】アンスリューム×Kolokol『コロリュームin大阪』【大阪遠征】2022.03.08

約1か月ぶりの大阪。相変わらず梅田で少しだけ迷子になりながらも、今日の宿に無事チェックインすることができた。

こうして大阪の地に降り立ったにもかかわらず、本当にこれがアンスリューム(現体制)最後の大阪遠征になるという実感が沸かないし信じられない気持ち。

この間、普段のライブに加えてリリイベ更には福岡遠征と結構目まぐるしいひと月だったこともあって、幸か不幸か本当にあっという間に時間が過ぎていった。
もちろんのこと言うまでも無くどのイベントも本当に楽しかった。

公演データ

■ 会場 Music Club JANUS
■ 日時 2022年03月08日㈫
■ 時間 OPEN 18:30 / START 19:00
■ 料金 (それぞれ+1D)
・前売 ¥3,000
・当日 ¥3,500

■ 公演 『コロリュームin大阪』
■ 出演 アンスリューム
    (黒木いろ天神・大天使・閻魔月埜ヒスイちぎら
    Kolokol
     (佳凪きの真嶋このみ高橋あきほ藤本さき
■その他 



開演~

関西の雄Kolokolさんは大阪ではもちろんのこと、東京でもアンスリュームと幾度となく同じステージを共にしてきたいわば戦友と言っても過言ではないはず。

この現体制ラストの大阪遠征を締めくくるのに、これ以上相応しい取り合わせが他にあるだろうか?

そんなKolokolさんが先陣を切ってめちゃくちゃ良いステージを繰り広げてくれました。
僕は今日のステージ、今までで一番近くでKolokolさんを見させてもらったのですが、楽曲の素晴らしさはもちろんのこと、
各メンバーの所作、指先からつま先までしっかりと統制された1つ1つの動き、その表現力に圧倒されてしまった。
「表現に神経が通っている」という言い方がなにかしっくりくる言い回しのような気がした。


各メンバーそれぞれがそれぞれの魅せ方が分かっているような、
それでいてお互いの個性がしっかりとステージで調和して1つの作品を創りあげている。そう率直に感じた。

アンスリュームが目まぐるしく手数で観客を圧倒し興奮と高揚の渦に巻き込むグループと評すならば、僕の目にKolokolさんは底からモリモリと湧き上がってくるトルクのあるグループに映った。

あっという間にフロアの温度を上げ切って颯爽と帰っていくKolokolさん、かっけーぜ。

次はいよいよアンスリュームの登場です。
今日のこのClubJANUSは、ステージが横に長く高さが腿上ぐらいの高さでしょうか。
フロアは段差がなくフラットなので、後方は少し見づらいかもしれません。

M1:アンスリューム大サーカス
もうこの曲もアンスリュームを代表する沸き曲になりましたよね。初だしからこれまで曲が育って行くのをずっと見続けているので、その進化っぷりがとても嬉しい。
間奏のトレインや、サビの振りがわかり易いしノリやすい。先日のアングラを思い出して頂ければ、こんなご時世じゃなければもっともっとフロアが盛り上がるのにな…と思わざるを得ない。

そんなアンスリューム大サーカス、曲の中盤で機材トラブルにより、曲がストップするというアクシデント。

このツイートの添付動画の最後に当該の部分が少し映っていますね。
実際はもっと長くて、中盤ぐらいから曲の最後までアカペラと手拍子だけで歌いきっています!すごい!


M3:コイテラセ

初っ端の機材トラブルで逆にフロアとの一体間が生まれたところで恋せよ!!ぱらぱら半チャーハンコイテラセと繋いでいきます。
先日リリースされたばかりの『4色が消える前に』にの歌詞カードでこのコイテラセの歌詞をようやく確認することができて、この楽曲の世界観にどっぷりと浸かっています。
とくに、2番Aメロの

回る時計がバラバラに舞い散る浮遊感
今宵月夜にありのままの君が好き

コイテラセ

の歌詞がおしゃれで、それでいて甘酸っぱくて次のBメロの

もっと話したいって もっと素直になって

コイテラセ

の部分でさらにその世界観を加速させる。
他にも歌詞全体を通して、黒木いろちゃんの言葉選びのセンスや、狙いの宇宙感が全面に出ていて、おしゃれでどこかメルヘンな乙女チックな楽曲に仕上がっている。
決して難解な言い回しを使わず、とてもストレートに感情が溢れてくる。

mcでは先程のアンスリューム大サーカスのトラブルの話しや、さいごの大阪遠征についてなど。
そして、次の曲フリへ。
最近はほとんどやってない、久し振り。ということで、なんとなくアレかなと期待が高まり、フォーメーションでやっぱり!となった。

M4:でんわにでんわ
フザけたタイトルとは裏腹に、この曲のサビの軽快なリズムとホーンセクションが僕はとても好きで、主催やワンマンでしか披露されないわりかしレアな部類の曲にもかかわらず、とてもキャッチーで楽しく、一度聴いたら耳から離れない、そんな楽曲だと思う。

もちろん曲中にある、いろちゃんのセリフパートは必聴。耳福すぎて毎回耳がもげるかと思うほど多幸感MAX!可愛すぎる!

M6:ネバーランド
この曲を聴くたびに僕のみならず皆が着々と近づいて来るいろちゃんの卒業を想わずにはいられないのではないだろうか。
特にこの曲の歌詞を見れば見るほど、募る思いが溢れてくると思う。

「もう最後だよ」
「会えなくなるね」
と語りかけてくる。

M7:だだだっ!!!!
さいごの締めはこの曲しかないだろ?
欲しかったんだろ?
おまえら飛べよ!?
と煽られているかの様にフロアが波打つ。

気が付けばあっという間の35分でした。

SE
M1:アンスリューム大サーカス
M2:恋せよ!!ぱらぱら半チャーハン
M3:コイテラセ
MC
M4:でんわにでんわ
M5:今夜は世界のまんなかで
M6:ネバーランド
M7:だだだっ!!!!
ENDMC

セットリスト


あとがき

複合ビルの5階にあるJANUS、その劇場の様なエントランスを抜けてロビーに出る。
どことなくAKB劇場に似たそのエントランス装飾はこれから始まる華やかなエンターテインメントの世界への期待感を更に高めてくれているように見えた。

上がった幕はいつか必ず下がるもの。

なんとなくそんな事を考えながら1階へとエスカレーターを下る。
1階の出口を出ておもむろにさっきまで熱気と興奮に包まれていた5階部分を仰ぎ見る。

なんともちっぽけなただの何の変哲もない心斎橋にある複合ビル5階の一角に過ぎないJANUS。
なにか急に夢から覚めて現実に戻ったかのような気持ちになった。
その場にいる当事者はそこが世界の全てであるかのような気持ちでその身をとっぷりとそこに投じている。
けれども、それも傍から見れば何のことは無い心斎橋の片隅のワンフロアで行われている数あるエンターテインメントの1夜の出来事に過ぎないのである。

仕事終わりの友人とこの後飲みに行く約束をしていて、先に仕事が終わった友人がJANUSの下まで迎えに来てくれていた。

JANUSから歩いてすぐの居酒屋に入ることにした。
2、3日前からの花粉攻撃で喉ががっさがさで早く水分を補給したかったので1杯目のビールがめちゃくちゃ美味しかった。
それに、ようやく大阪らしい食べ物も食べることができた。上記画像の食べ物はたぶんイカ焼きかとん平焼きだったと思う。

なんやかんやで2時間ほど友人とお喋りをして、最後の方は男の娘の良さや、経験として男の娘は通らなければならない道だ。みたいなことを話してお開きになった気がする。

前回の大阪遠征の時は、

梅田でこれまた同じ友人たちと杯を交わした際に飲み過ぎて記憶を飛ばすという大失態をやらかしていたので、会話の内容はともかく今回は自制したつもりだ。
お店を出たところで「今日は大丈夫?」と、気まで使わせてしまった。
大丈夫、なんてったって今日の宿はここから歩いて3分もかからないんだもん!

さて、いよいよ明日(3月9日)は『リクエストアワー2022』です。
このリクアワを見るために今回ここ大阪まで遠征してきたのです。
リクアワが延期されずに1月30日に予定通り行われていたら、僕は今回の大阪2Daysは来ていなかったと思います。

僕にとっては(現体制)最初にして最後のリクエストアワー、しっかりこの目に焼き付けてから東京に帰りたいと思います。

それでは、今日のライブレポはこの辺で締めさせていただきたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。

万が一サポートして頂けるような神がいらっしゃいましたら、取材費としてありがたく使わせていただきます。