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コロナ“で”ふり返る教育

昨日、全国的に緊急事態宣言が解除され徐々に普通の日常が戻ろうとしていますが、この【コロナ】を逆手にとって、改めて今までの私の信条をふり返る機会にさせていただきたいと思います。

まず、何度も言っているように「人とのつながり」「生きることの本質」であると私は思います。そして、子どもたちによりよい未来を生きてもらうための教育もまた、その「人とのつながり」が重要であると考えています。

しかしその教育現場はコロナによって休校や外出自粛となり、授業が受けられない、友達に会えないといった身近な問題だけではなく、例えば緊急事態宣言が発令されていた首都圏と、それ以外の地域では公教育の進度に大きな差が生じており、既にある「教育格差」により拍車がかかっているなどの問題も生じています。また他にも、入試改革が右往左往している上に受験生は受験勉強すらままならない不安な日々を過ごすことになっている現実もあります。

そこで私は、学校は「社会性を学ぶ箱」であっていいと思っていると述べました。特定の学校に閉じ込めて、格差を広げ、さらにこうした状況下で教育が停滞する現システムよりも、「デジタル」の力でオンライン授業などを拡充し、例えばこうした特殊な状況下でも子どもたちの学びを止めることのない社会を作り上げることが必要だと思います。さらにこうした緊急事態下の恩恵だけではなく、例えば底辺校に入らざるを得なかった子でも、意欲があれば進学校の授業を受けられるようにすることで、子どもたちによりよい未来を生きさせることができるのではないでしょうか。

しかし「デジタル」でつながるのはSNSでもできることです。あくまで「社会性」を身をもって知ってもらうことができるのは学校という秩序ある(だろう)施設だけなのです。そのための「宝箱」なのです。

つまりは、学びをいつでもどこでも誰にでも提供できる「デジタル」と、生きることの本質である「人とのつながり」を学ぶことのできる公教育との掛け合わせには無限の可能性があり、子どもたちは今よりもっと素晴らしい未来を生きていけると私は確信しています。そして、そのために私はこれを実現するために努力し続けます。

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