飲みにケーションを奪われた中間管理職のみなさんへ~目下の人間から信頼を得る方法~

夜も更けてきたし、サクッと記事を上げようと思います。
今回は、新卒で働きだして3年が経とうとしており、信頼したいと思える人物像について筆を執ろうと思います。

表題の件、ズバリ等身大でいることだと考えます。

理由は3つあります。

①立場の違いを感じさせないから。
年功序列の世界にいると、どうしても目上の人間を経てねばならず、また一方で、目上の人間は自分自身を目上の人間たらしめなければならないのでしょう。組織の規範を守る意味でも。
しかし、立場のせいで本当は思ってもないことをいったり、できることを出来ないと言わなければならないときもあるかと思います。それ自体は仕方のないことだと割り切れます。しかし、ここで本心をさらけ出して、「こういう理由があってできない、本当は私も許可を出したいのだが・・・。」など付け足してくれるだけでグッと信頼感を寄せることが出来ます。
言うならば、上司と部下という関係から、人間と人間の関係性に近づけたような気がするのです。

一見言い訳がましくて格好悪い上司に見えるかもしれません。しかし、我々Z世代にとってはそのぐらいの方が親近感が湧いてついていきたくなります。

②同じ目線に下がってきてくれていることが分かるから。
新人というのはやはり立場の違いというのをかなり気にしてしまいます。ハラスメントを気にして、変に気を遣われてしまう世間の雰囲気もあって。
Z世代は確かに、年功序列の文化を嫌ってはいますが、軽んじたいと思っているわけではないのです。嫌なものを嫌と言う人もいますが、「従わない」とイコールではありません。
こちら側に歩み寄ってくれる人=話の伝わる人(こちらの言い分を聞いてくれる人)であり、ついていきたい!と思います。

③本当に知りたい答えが返ってくるから。
等身大でない場合、立場や教育面を考えて(後者も立場といえば立場ですが)、質問者がしりたい情報がまるで返ってこない場合があります。
確かに本質から問いかけ、そこから質問者なりの答えを導き出すことは大事です。しかし、質問者側からしたら、「今知りたい答えが返ってきていないが、ここで質問するのは忙しそうだし悪いなあ、まあいっか、仕方ない。。。」という気持ちになり、生返事で済ませ、自分の誤った考えで実行し、挙句の果てにはミスを起こし、上司からは「なんでそうなるんだ!」と叱責される、最悪のパターンです。

一度答えを教えて、その案件が終わった後、どういう思考のプロセスでその考えに到ったのかを共に考えると信頼度は上がるかと思います。


ここまで書いてみて、一つ思ったことがあります。それは、管理職のみなさんが、等身大の自分をさらけ出せていた場、それがいわゆる飲みにケーションの場だったのではないか、ということです。
そこで、会社の立場を忘れて等身大で接することができ、信頼関係を培っていたのではないでしょうか。だから、後輩・部下を頻繁に飲み会に誘う。だから、飲みにケーションの有用性をのたまう。

今および今後はその場を設けにくく、四苦八苦していらっしゃる方々も多いかと思います。ハラスメントの目は厳しくなるし。

そんな時こそ本記事を思い出してくだされば、と思います。


上記に挙げた理由を見て、「甘ェ~~」「子どもじゃないんだから」と仰る方もいらっしゃるのではないでしょうか。安心してください、筆者もそれはひしひしと感じておりますし、Z世代はそんな自分たちをみじめに感じる感性も持ち合わせております(一応、多分)。
しかし、飲みにケーションで信頼関係を構築できない今、上記のようなところから進めるのが手っ取り早いのも事実です。


この記事を読んだチームの信頼関係が向上するのを願って、本記事を締めたいと思います。

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