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チャットモンチーを聴くと思い出すこと


3日前にチャットモンチーのライブ「チャットモンチー『誕生』リリースイベント誕生会」に行ってきた。

チャットのライブは初めてだったので、それはそれはドキドキしていて、開演前から手がガタガタと震えていた。

えっちゃんが歌い出した時から、昔の思い出がコットンキャンディーみたいにポロポロと溢れてきて、視界がどんどん狭くなって、えっちゃんしか世界にいないような感覚になるまで見入ってきた。

私にとってチャットモンチーは、好きか嫌いかを考えるまでもなく、「チャットモンチーが曲出すから聴く」ような、聴くのが当たり前の存在だった。

ライブが終わって、3日が経ち、「ライブよかったなあ」の感情とともに、チャットの曲とともにたくさんのことを思い出した。

今日は、そんな、チャットモンチーの曲を聴いて思い出すことを私の記録として書き留めたいと思う。


*チャットモンチーの曲を聴いて思い出すこと*

①歌いすぎて母にキレられた曲

2007年(13歳)「シャングリラ」を聴いてめちゃくちゃ口ずさんでいた。リビングでもお風呂でも学校でもカラオケでもずっとシャングリラだった。私だけじゃなく、家族や友人、みんながシャングリラだった。

ある日の夜ご飯の準備中、「シャングリラ幸せだって叫んでくれよ時には僕の胸で泣いてくれよ」を永遠にリピートして歌っていたら、「そこのフレーズしか知らんなら歌うな!!!!!」と母にキレられたことがある。

その時の少しシュンとしてしまった心と、それでも負けずに「シャングリラ」と歌い出したの、忘れない。

あ、シャングリラといえばPVのこの場面。

寝っ転がって歌うことに、当時「そんなんで歌えんやろ〜(13歳の私)」って思っては真似してた。


それはそうと、なんでこんなに髪の毛ボサボサなんやろうか。

②カラオケで歌って死にそうになった曲

中学1年生(今から10年前)の頃、仲のいいグループでカラオケに行ったことがあった。きっと6人くらい。その時の私は、をめちゃくちゃ聴いていた時期で、橙を聴いている自分が大人だと感じて、誰かに披露したい気持ちでいっぱいやった。そやけど、私音痴で声低いから、カラオケでチャット歌うなんて、聴いている人にとってはまじ最悪もんで。。もうそれでも、必死に内臓をネジって、マイクを食べるような勢いで近づけて、喉のあらゆるところに痰が絡まないように祈りながら半目で「何も手につーかーなーい」って歌いよったんやけど、聴いている人たちがそれこそ「何も手につーかーなーい」みたいな様子で私が歌っているのを見守ってくれたのを思い出した。本当、聴くに堪えない歌を最後まで聴いてくれた友人には感謝してるし、「その曲、高いよね、わかる」とフォローしてくれた友人の顔と名前は一生忘れないと思う。

当時「橙」を歌うと、なぜか大人に感じたんよね。

③コストコに行くまでの風を忘れない曲

高校生の頃、イヤホンをして周りをシャットダウンすることが好きだった。ある日の夕方、両親と車でコストコに行くまでの道中、イヤホンをして「風吹けば恋」を聴いたことがあった。コストコに行くまでの田んぼ道、大きなトラックが集まる交差点、小さい頃に遊んだ公園、左手に見える赤く染まった空、父の飛ばす車の中で窓を全開に開けてそれらを見ていた。浴びる風がとても気持ちよくて、「生きているなあ」と感じたことを忘れない。


当たり前の日常に、当たり前の音楽。時が過ぎれば、それが一番の思い出になっている気がする。


④ヘッタクソなギターとヘッタクソな歌で静かに奏でたあの曲

私の実家は平屋で、壁が薄い。そのため、中学生の頃に買った初心者用のアコギギターを思いっきり奏でたことがない。(母にキレられるから)

その、思いっきり奏でたことがないギターを買った時に買った、ギターのコードがたくさん乗ってある歌謡曲の雑誌?(なんか忘れた)にとび魚のバタフライが乗ってあって、ポロンポロンと消えるような音と消えるような声で静かに奏でていたな。


音痴だからこれまた死にそうな声で歌ってた。

⑤孤独な私がバスの中で友人にシェアした曲

私は昔から人付き合いが下手だ。小学生の頃から社会人になった今でも、人付き合いの下手さを実感する。(幼稚園の時が人付き合いのピークだったと思う。)

大学生の頃、久しぶりに友達ができた。その友達とバスで一緒に帰宅してる時に、イヤホンをシェアして聴かせた曲が「世界が終わる夜に」だった。

当時チャットとは、IPod全曲シャッフルをしてたまに出てきて聴く、くらいの距離感だったけど、ある時、ふいに流れてきた「世界が終わる夜に」を聴いて、やっぱりいいなあと思ってしばらくハマったことがあった。

人付き合いがド下手な私がシェアした一曲。

最後まで相手の耳にイヤホン突っ込んでいたせいで、バスを乗り過ごしそうになったの忘れない。


わたしが神様だったらどんな世界を作るのだろう。


⑥大好きだった人に寂しさを理解して欲しくて聴かせた曲

過去に4年間くらい付き合った彼氏がいた。当時はその人がいないと生きていけないくらいのレベルで大好きだった。タバコを吸う人だったので、私を置いて、タバコを吸いに行くことがしょっ中あった。

私よりもタバコが好きなんでしょ!という気持ちに何回もなり、同じタバコを吸おうかなとか何回も思った。

タバコに対する不快感とタバコを吸う男性が好き、当時はこの2つの局面を行ったりきたりしては、離れなくなったりしていたな。

そんな彼氏が運転する車の助手席で流したのが「染まるよ」。

寂しい気持ちを少しでも理解して欲しかったのだと思う。


はい

ざっと、並べただけでも、チャットモンチーの中には私の思い出がたくさん詰まっておりました。こうやって、あんなことがあったなあと思い出させてくれて、チャットモンチーに感謝です。

他にもね、家族と一緒に口ずさんだ曲や、頑張ろうと思った時に聴いた曲などたくさんあるな。。。


7月4日は、WOWOWで参戦することにした。


その日をいつか思い出せるよに、しっかりと目に、耳に焼き付けたいと思う。


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