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ザリガニをリリースできた!/子供はどんどん成長するから、悩みは時間が解決することもある。という話。[4歳男児育て]

下書きのままになっていた記事の中に「虫捕獲ブームにどう対処したらいいのか…」というのがあった。
6月頭の記事だった。

息子が4歳前後の頃、生き物をとにかく捕獲したがった。
ダンゴムシを筆頭に、てんとう虫、ザリガニ、バッタ、時にはヤモリ。

だけど、「捕まえる」のが楽しいだけなので、
捕獲したあとは興味すら失い、面倒なんて見ない。
でも、こっちが逃がすのは嫌がる。
本人に隠れて私が逃すと、気づいた時にはとても怒る。

まぁ、当然だよね。
動かなくなったダンゴムシを見て「寝ちゃったね〜😊」と言うくらいだから、「生きている」「死んでいる」ということが理解できてない。
私が「死んじゃったんだよ。もう起きないよ」と言うと、
「大丈夫。ずーーーっと寝てるだけだから。いっぱい寝たら起きるよ😊」
と、ニコニコ顔…。

で、こんな彼の「捕まえたい!」という気持ちと「生命」について、どう対処したらいいのか、ほとほと悩む…というところで手が止まっていた。


そして、悩んでいた頃から3ヶ月が経過した現在。
ザリガニをリリースする、ということを自分から言いだした。
「ザリガニちゃん、つかまえて、観察して、バイバイだね」と。

言っているだけで、いざ、その時になったら「嫌だ!」と言うこともあるから警戒していた。
だけど、10匹ほどつかまえて、「さて、帰ろうか」となった時、
「虫ケースの中のザリガニを網に移してほしい。そして、網で池に戻したい」
と自分から言いだした。
母は感動して心のなかで大喝采したよ。

そのあと、「ザリガニちゃん、バイバイできたね」と伝えたら、とても誇らしそうだった顔が忘れられない。
(こういう時、いつも、脳内の映像をデータ化して見られれば…と思う笑)

・ ・ ・

3ヶ月前には本当に、どう伝えたらいいのかほとほと悩んでいたけれど、親が特段何かしなくても、どこかで自分でちゃんと学んできて、できるようになることもあるんだなぁ、と。

だからといって、悩んだことは無駄ではなくて、悩んだからこそ「できた!」ということを一緒に喜ぶことができたのだと思う。
それに、
私が伝えたことが、その時は意味が分からなくても、時と共に「あ。かかが言っていた”死んじゃう”ってこのことだったのか」と、気づくきっかけになって…いたら嬉しいな笑

子育てで悩むことはいろいろあるけれど、もちろん親として「私がやらないと!」と責任を感じることは大切。
だけどその一方で、「私がやらなくても、本人が自分で学んでくる」という、子供を信じる目線もあっていいんだな、と今回実感。

責任を感じつつも、少し肩の力を抜いて…やっていくと、自分にも少し余裕が出て、子供とも良い距離感で楽しく過ごせるかもしれない。

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