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「そもそも戦争を起こさせない。それが最優先」ウクライナ情勢の”今” 【特別企画 立川座談会 #1】  夢水司✖︎有宗恭之

みなさんこんにちは。LINE架空国家の立川国です。今回は、特別企画;立川座談会の#1です。参加してくださるのは、国会議員の夢水司氏と、外交ジャーナリストの有宗恭之氏です。
ウクライナ情勢が緊迫している今、この状況を二人はどうみるのか。お話を伺いました。後半では、ウクライナ情勢をまとめてありますので、そちらもご覧ください。又、ウクライナ情勢について速報している記事があります。ご覧ください。


座談会

-- ウクライナ情勢が日々緊迫している状況ですが、ロシアは本当に侵攻するのでしょうか。

夢水;その可能性は十分にあります。ただ、首都キエフまで侵攻する可能性はそこまで高くありません。先日、ロシアはウクライナ東部の新ロシア勢力の独立承認を行いました。この行動はロシアにとってなんの利益があるのかもわからない、不可解な行動です。プーチン大統領は、我々には理解できない作戦を持っているのかもしれませんし、ただ方法を間違えてしまったのかもしれませんが、今の状況、何が起きてもおかしくはありません。

夢水司氏=筆者撮影

有宗;夢水さんのおっしゃる通り、ロシアが先日行った独立国家の承認という行動は、不可解でしかない。今回ロシアが独立を認めた、ドネツク人民共和国と、ルガンスク人民共和国は、ミンスク合意によってウクライナの領土だと定められていました。これは多くの人が言っていますが、ロシアはこの二つの地域に対して相当な負担を負っています。ロシアはそれを、ウクライナに負担させたかったはずです。それなのに、自分から合意を破綻させたことは本当に理解ができません。なんのメリットがあるのでしょうか。そこまでしてウクライナ・欧米に圧力をかけたかったのかもしれません。

有宗恭之氏=筆者撮影

--このような状況の中で、立川が取るべき行動というのはどうなっていくのでしょうか。

夢水;首班指名選挙が近くあります。立川の対応が大きな争点となることは間違い無いでしょう。日欧米がロシアに制裁を加えた際、最も困るのはLNGです。立川はそのほとんどをオーストラリアからの輸入ですし、国内でも生産されておりますので、その心配はありません。ただ、立川が進んで制裁を加えることは避けなければなりません。立川は、進んでロシアに「抗議」をする。それが一番大切だと思います。

7割ほどがオーストラリアからの輸入である=統計庁発表

有宗;戦争が起こると、一番気をつけなければならないのが情報です。フェイクニュースが流布することは多々あります。特に、ロシアがフェイクニュースを流してくる可能性は非常に大きいです。ロシアは軍事におけるサイバー技術が発達しており、本当に危険です。ウクライナにいる人は勿論として、我々も情報を見極め、正しいメッセージを発信していかなければならない。

--ありがとうございました。最後に総括をお願いします。

夢水;まず、戦争はしてはいけない。それが根底となっていなければならないと思います。LNGの問題、ロシアとの諸問題等、色々ありますけれども、ウクライナにロシアが侵攻したら、戦争です。規模は想像がつきませんが、立川に無影響なはずがありません。戦争を起こさない。このことが一番大切なんだということを、国は考えていかなければならないと思うし、一閣僚として、実行に移していきたいと思います。

有宗;今後、立川が軍を派遣するのかもということについても、注目ですね。立川国軍の軍事力は大きいですし、情勢が動くこともありそうです。ただ、軍事に軍事で対抗するという事は、ロシアが求めている事柄の「欧州軍の撤退」からもわかる通り、ロシアを挑発することにもなりかねません。ロシアが侵攻すれば、第三次世界大戦になることは大いにあり得る。本当に危険な状態です。事態が収束することを願っています。

(聞き手 住吉広利)

ウクライナ情勢まとめ

ここからは、あさがくナビの記事をもとに解説していきます。

ウクライナは、もともとソ連の一部でした。そして、ソ連崩壊に伴い、独立しましたが、親欧米派と親ロシア派が争ってきました。一時は親ロシア派が政権を握っていましたが、その政権が倒れると、ロシアはウクライナの南部、クリミア半島に侵攻し、併合します。クリミア半島は、今もロシアが支配したままとなっています。ただ、この事をきっかけに、ウクライナでは反ロシア感情が高まり、半ロ政権が誕生しました。ウクライナは、NATO加盟を試みましたが、ロシアがそれに反発。ウクライナ周辺に軍を送ったのです。
そして、ロシアが独立承認した二つの国ですが、これは「ミンスク合意」という合意によって、ウクライナ東部のウクライナによる統治が約束されていました。
ロシアがこの合意を、破ったことになります。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB232E50T20C22A2000000/ より

新着--ロシアがウクライナへ侵攻

事態が大きく動きました。ロシアがウクライナへの侵攻を決定しました。
ウクライナ南部の黒海に面した港湾都市オデッサや東部ドネツク州マリウポリにも上陸したということです。さらに、北側のベラルーシからも侵攻を始めたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0081dd788391207c515fb705bb103a1dc272e8c0

さらに、ロシア外務省は、ウクライナの防空システムを破壊し、空軍基地も制圧したということです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6419195

   (文責 夜久誠)

この「情勢まとめ」は、随時更新してきますので、継続的にご覧ください。



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