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どうして「野球」っていうの?

普段は恋愛ジャンルなどを中心に執筆しているライター、タチバナジンです。野球好きなので調子に乗って、野球について解説するシリーズを始めようと思います。初回は「野球」という名前について。

1番最初の「ベースボール」は?

野球を英語で言えばベースボール。これは、皆さんご存知でしょう。「ベース」とは、基本、基礎、土台などの他に、基地という意味もありますが、いわゆる1塁、2塁、3塁、本塁のこと。4つの類(ベース)を巡るスポーツということです。

棒で球を打つというスポーツ(遊び)は、中世ヨーロッパからあったそうですが、「ベースボール」という言葉が生まれたのは、1834年のアメリカ。(それまでは「ラウンダーズ」と呼ばれていたそうです)

現在のルールが定着したのは、1842年。アレクサンダー・カートライトという人によって作られました。

そして、1846年6月19日、ニュージャージー州ホーボーケンのエリシアン球場で初めて公式試合が行われ、6月19日は「ベースボールの日」となっています。

「野球」って名前アバウト過ぎない?

さて、ベースボールが日本に入ってきたのは1871年(明治4年)、ホーレス・ウィルソンという人が(当時の)東京大学でお披露目をし、その後は「底球」「打球鬼ごっこ」など、さまざまな名前で呼ばれながら広まっていったそうです。

その後、1895年(明治28年)、 中馬庚という人が『一高野球部史』を発行し、初めて「野球」という訳を使用。1897年(明治30年)には専門書『野球』が発行され、そこからは「野球」という名前が定着していったそうです。

しかし、「野球」とはかなりアバウトな名前に思えますね(笑)。ベースボールを直訳すれば「塁球」になるのでしょうか? 当時はというか、日本には古来より球技がほとんどありませんでしたし、シンプルな名前でOKだったのかもしれませんね。

今や、球技はいろんなものが、たくさんの人に楽しまれていますので、「野」で「球」を楽しむなら、サッカーもゴルフもそうですもんね。

国ごとに盛んなスポーツは違いますが、野球が日本で人気になったのは、伝えられた時期が早かったことや、なんとなく「間」のあるスポーツでもあるので、日本人の性に合っていたのかもしれませんね。

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