国税庁がチャットボットを試験導入!
今回は、いつもの自分の知識や情報のまとめとは違って
お知らせ(?)かもしれません。
その内容は、国税庁がチャットボットを試験導入するということです。
1. チャットボットでなに?
チャットボットは「対話(chat)」と「ロボット(bot)」を組み合わせ
た言葉です。
つまり、対話するロボットです。
国税庁のチャットボットは、納税者が質問を入力又は選択をして、それに
対する答えをAIがくれるという形になるそうです。
たしかに、対話するロボットですね。
2. 導入期間
最初に、私は試験導入と書きました。
なので、とりあえず利用できる期間が
令和2年1月15日(水)から令和2年3月31日(火)まで
となっております。
3. どんな質問に答えてくれる
今回は、導入期間から予想できるかもしれませんが
令和元年分の所得税の確定申告についてです。
確定申告のどのようなことに答えてくれるかというと
① 給与所得、年金の所得に関すること
② 確定申告の手続に関すること
③ 医療費控除、住宅ローン控除に関すること
④ 社会保険料控除、生命保険料控除、寄附金控除 (ふるさと納税)
配偶者控除、基礎控除などの所得控除に関すること
⑤ スマートフォンでe-Tax送信する際の事前準備に関すること
ということです。
国税庁ホームページをみれば分かることばかりですが、検索して長い文章
を読んで自分の欲しい情報を探す手間を考えると、質問して答えがかえっ
てくるというのはストレスがかからなくて良いと思います。
また、 24時間いつでも利用できるので時間的な問題も少しは解決するの
ではないでしょうか。
画面は、国税庁の令和元年分確定申告特集をみるとこんなかんじに
なるそうです。(イメージで実際と異なる場合があるそうですが)
4. 私(一税理士)としての感想
最初は、税理士の税務相談もお役御免かとドキドキ(怖さ半分、新しい変
化への楽しさ半分)しましたが、内容的に「便利だな~」くらいですね。
しかし、納税者側として考えると、
昼間は仕事で頑張っていて税務署に足を運ぶこともできない、電話もで
きない人などにとって24時間回答してくれることは助けになると思いま
す。なので対応できる質問の範囲も増え普及していってくれればと思い
ます。
情報の整理、共有から始めていきます。 後々、節税や経費削減などの戦術的な情報を提供できたらと思います。