結婚相手より心中相手
結婚願望は、全くない。
子どもも産んで、育てられる自信もない。
学生の今でも生きるのに必死なのに、大人としてこれ以上大きな責任を背負って生きていける気もしない。
両親が仲悪かったこともあり、小さい頃から「仲悪いのになんで結婚したんだろう」と、結婚に対して良い印象がなかった。
どうして恋愛は、別れるか結婚しかゴールがないんだろう。
私は、結婚しなかったとしても好きな人と死ぬまでそばに居たいだけなのに。
愛していたはずなのに、別れたら赤の他人だなんて不思議。
これまでの育んだ愛は、どこに行ってしまったのかしら。
嘘じゃなかったのに、なかったことにしたいなんて悲しい。
人間の本当の終わりは、死ぬときだと思っている。
私は、結婚ってより、死ぬ時まで愛してる人に添い遂げたい。(愛なのには変わりないが、歪んだ愛かもしれない)
愛してる人と死ぬまでそばにいて、それまで一緒にお互い楽しいことをして過ごす。そしたら、あっという間にその日が来る気がする。
そんな人と生きて、死を迎えたい。死ぬまで愛し愛されたい。
死にたい私に、「生きてほしい」「元気だして」「大丈夫だよ」とも言わなかった君。
「まだダメだよ。俺と遊んでからって行ったじゃん。それから心中しよ。ひとりで行くのは許せない」
私は、何度この言葉に救われたか。
ある日を境に泣けなくなった私を泣かせてくれるのは君だけだった。
死にたがり屋のジュリエットは毒をあおり、なかなか目を覚まさなかった。
それでも、ジュリエットは生きていると信じたロミオは、ジュリエットのそばを離れることはなかった。
丸1日が経ってから、ジュリエットは目を覚ました。
どうせ、口約束だとロミオのことを信じられなかったジュリエットは思う。
「この人との約束は、信じてもいいかもしれない」
私たちのロミオとジュリエットの結末は、どこに行くのだろう。
命を大切にできない悪い子の私たちは、地獄行きが変わることはないのかな。
「それまで、一緒に死ぬほど楽しもう」
君の言葉に、私は生かされてる。
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