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これから出会う大好きな君へ。
・学生の時、新品のノートの初めのページは、いつもより気合を入れて丁寧に字を書いた。
・大学1年生の秋。初めてバイトのお給料が入った時は、好きなブランドの2万円するお財布を買った。
デザインも色味も好きで一生大切にする。
「私が死んだら棺桶に入れてね」って言っていたくらい。
でも、もうそのお財布を使って3年。
角はすり減って、色も禿げてきた。
・また、その頃に欲しかった2000円のするアイシャドウを買った。
私からしたら2000円のコスメは高かった。
だから、買ってすぐ使ったときは、宝物を触るかのように扱った。
でも、何回も使っていくと新しい面影は消えて、だんだんお古になる。
扱いも初めの時は全く違う。
ノートは最初の時より気合いを入れていない。
お財布だって、来年就職して初任給が入ったら新調しようと思っている。
アイシャドウだって小汚くなって、蓋が割れて閉まらなくなってしまった。
早く終わらないかな。新しいの買いたいなぁ。
でも、今あるものを初心の心を忘れずに使い切りたい。
人間関係も、恋も、お古になんてさせたくないな。
慣れはあると思う。慣れが悪いんじゃない。
慣れってことは安心感も増してることだし、当たり前の存在に近づけたことは嬉しいこと。
でも、慣れも飽きもぶち当たる壁だよね。
だからこそ、その壁の目の前に来てしまった時諦めたくはないし、努力はしたい。
ここで縁切ったら後悔させたいし、関わる中でいちばん面白くて美しい人間になりたい。
時間が経てば経つほど、関われば関わるほど楽しませる、美しいと思ってもらえる人になりたい。
スルメみたいに噛めば噛むほど味の出るような。
ガムのように噛めば噛むほど味のなくなっていって、最後はポイって捨てられる存在は卒業したいの。
水道水でも愛して。
炭酸が抜けないよう努力する炭酸水のようになる。
後悔させないから、君のために努力するから離れていかないで。
好きなの、大好きなの。一緒に生きて生きたいの。
だから、私のそばにいてほしい。
そんな日がいつか来ることを信じていたら、私は頑張れる気がする。
一緒に生きたいよ。
いつか、出会う愛しい君へ。
私は、そんな日が来てくれることを願って今を生きるよ。
それまで、私がんばるね。
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