愛の差し入れ
いちばん仲が良く、なんでも語り合える人が、1人います。私たちの関係に名前をつけるとしたら、親友が近いのかな。
同性の子なんですけど、異性だったら間違いなく結婚を選んでいた。それくらいの人です。
その子とは、高校からの同級生で、私がどんな状況のときでもそばにいてくれました。大学が離れた今でも仲良くしています。
大学入りたてくらいの時だったかな。
私は、相変わらず希死念慮に襲われてました。いつ死ぬか分からないと思ったら、その親友に感謝を伝えずにはいられなかった。だから、私は感謝を込めて遺書のような手紙を渡したのです。
「私が死んだ時が来たら読んでね。伝えたいことを伝えられずに後悔したくないから書いた」
その手紙の内容を大まかに言うと、
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こんな私とここまで仲良くしてくれてありがとう。
「私が死んだら読んでね」って言ったのに、あなた(親友)は読んでそうですね笑
…
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我ながら性格悪いですね私笑
私にもしものときがあったら読んで、と言ったのに、
私が予言した通り親友は、手紙を渡した日に読んでくれていたみたいで、2日間涙が止まらなかったと感想をくれました。
この瞬間を今でも忘れられません。
私の言葉で、私の存在がいなくなったらこのように涙を流してくれる人がいるんだ、という実感がわかない温かい温度。
その子と昨日遊んだ時、私がその子の車に私が忘れ物をしてしまいました。
その子のもとへ、私の忘れ物を取りに行った、今日。
私が忘れ物をしたのが悪かったのに、
「わざわざ取りに来てくれてありがとう」
と、冷えた私の好きなお茶を差入れにくれました。
愛を感じました。1人じゃなかったんだね私。
一生大切にするよ。
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