イタリア留学後日談①
ciao!
皆様こんにちは〜いくにです!
いやぁ、まさか自分が後日談を書いてなかったとは思いませんでした!😂すっかり書いた気でいました!もう半年経っちゃったよ〜
留学中も更新を続けていたnoteですが、たくさんの方に読んでいただき…またご感想なども頂戴して本当に嬉しい気持ちでいっぱいです✨
書きたいから書く!をモットーに続けていたため、特に校正したりするわけでもなく…読みにくい部分も多かったと思います。ぐっちゃぐちゃやからね。
でも自分が楽に楽しくしていても、人に喜んでもらうことができるって一つ気付きでした。仕事は苦しんで当たり前、努力してこそみたいな感覚があったので…。
今回のこの振り返りでは、1ヶ月ごとにこんなことあったな〜って振り返りです。毎度のことながら、クッッッソ長くなると思います。(そしてマジで何もしなかった月は超短い)(そしてすでに曖昧な部分もある)(そりゃそうだ)
留学期間は
2022年10月13日〜2023年4月末まで。
場所はイタリア・フィレンツェです!
他にも滞在中に書いた留学記があるので、よければそっちもご覧くださいませ。。。
ではでは本編どうぞ!
▼第②章はこちら
留学前|留学の目的を明確にしよう!
まずはここについてお話をば。
イタリア留学の目的ですね、私の場合【行くこと】自体に目的がありました。とはいえ、やっぱり高いお金払っていくなら、何かしらわかりやすい成果を得られた方が自分自身も満足感が味わえるよなっていうのが私の考え。
この考えで専門学校に入学して、後に連載もゲットしてるので(いくに的)エビデンスはあります。👩🏫
わかりやすいのは、【イタリア語の向上】とかですかね。とはいえこのままだとフワッとしてるので、私は【カフェでイタリア人とイタリア語で談笑する】を目標に設定しました。
これは4ヶ月すぎたあたりで、クリアできるようになりました。(とはいえ私が仲良くしてもらっていたイタリア人はみんな本当に優しい方ばかりだったので、"外国人でもわかりやすいイタリア語"を選んでくれてた気がします…)
あとは【背景資料を大量にゲットする】。
イタリア舞台の漫画をこれからも描くつもりだったので、それを楽にするために必要な資料集めを目標に。
それに【この場所には絶対いく!】っていうのも設定して行きました。
・バチカン
・ヴェネツィアカーニヴァル
・トリノ、ビチェリン
・シチリア島
この4つです。
この目標設定が1番達成しやすくて、1番満足感を与えてくれる気がしなくもないです。(写真とお土産と、経験も残るし。)
そんな感じのことを心に留めて、いざイタリアへと出発するのでした🇮🇹✈️
イタリア出発までの準備については、また別の記事でまとめてるのでもし良ければ見てみてくださ〜い
10月|1ヶ月目
学校開始が月曜日。前日の日曜日に、滞在先のフィレンツェ郊外のアパートに到着しました。
前日に着けば、落ち着いてSIM契約や日用品買い出しができると思ったからです。これを考えた時は「私賢い!」と思ったものです。人生そんな上手くいかないぜ。
アパートは5階建くらいで、ヨーロッパ旅行経験すらない私はヨーロッパのアパート、ベルの呼び出しや扉の開閉についても全く無知でした。
ドキドキしながら送られてきた住所を確認し、それらしきインターホンをクリック。明るい声で返答があり、大きな木製の扉のロックが開錠される音がしました。「オートロックなんだ…」と感動した記憶があります…。日本だとオートロックって家賃上がったりするのに、イタリアだとデフォだもんね。
日本の治安の良さを感じる。
重たい扉を開けて中に入ると、そこはまるで映画に出てきそうな内観。ズドーンと真ん中が吹き抜けになっており、螺旋状の階段が高く伸びています。
そして悟った。
これエレベーターないんじゃね??????
ヒィヒィ言いながらキャリーバッグとボストンバックを往復しつつ、なんとか最上階の部屋まで運ぶことができました。
思えばこの時すでに、ここから引越すの決意抱いていた気がします。笑
オートロックの扉よりは小さい、けれどかわいい木製の扉を開けて現れたのは、陽気で明るいおばさま。
「Ciao!!!!」
と笑顔で挨拶をしてくれたその人は挨拶もほどほどに早速部屋へ案内してくれ、キッチンの使い方なども教えてくれました。
…とはいえ、その話の内容を当時は全く理解しておらず、ほぼほぼ「感覚で」理解した感じでした。今思えば、こんなことを言ってたんだろうなぁって感じです。まじでわからんかった。初日から泣きそうだった。
話をわかってなさすぎて、当時は彼女が大家だと思っていました。違った。彼女の名前をちゃんと理解したのも、アパートを出た1ヶ月後でした。😇
ついた当初は名前を伝えることしか出来ず、本当に全然話せないし聞き取れない。
とりあえずキーワードをスマホのメモに書いてもらって、あとで翻訳したりして乗り切ってました。というか最初の1ヶ月はほぼgoogle翻訳に頼ってました…。ただイタリア人はジェスチャーを豊富にしてくれるから、まだ頑張れば10%は理解できるかもしれない。ありがとうイタリア人の賑やかな御手手たち…😀
入学前日に到着したのは、先にも述べた通り準備をしたかったから。そのため彼女になんとか「SIMを買いたい」と伝えたところ「目の前の駅からここまで行って、目の前にお店があるはず」と教えてもらいました。
その駅がフィレンツェの中央駅、「フィレンツェ サンタマリアノヴェッラ駅」であり、そこにいくということは…。私はこれからまさに写真で見る観光名所、フィレンツェの歴史地区に足を運んだわけですが…
当時はそんなことまっっったくわからず、「オッケーそこに行けばええんやな」としか思ってませんでした。笑
観光なんて気分はどこにもなく、マジでイタリア語がわからなさすぎる現実に早くも打ちひしがれていたのでした…
なんとか駅に着いて、ウロウロした結果事前に調べていたケータイショップの看板を発見。入って拙いイタリア語で伝えるも全く伝わらず断念、これまた拙い英語で乗り切りました。TIMのお姉さんは怒るでもなく優しくしてくれるわけでもなく、淡々とお仕事。うーん海外!って感じがしました。
とにかく「半年ここにいる、SIMがほしい、通話もする、ipadとテザリング機能が使えないと困る」と伝えました。この辺のシステムとか契約関係はネットに情報がゴロゴロ転がってるので、行かれる方はぜひ調べてみてください。親切な先人の方々が記事にしてくださってます。
無事SIMを契約したわたしは,アパートで聞いていた彼女の電話番号を登録し、ひとまず電話をかけました。もちろんイタリア語は話せないので、「いくにだよ!買ったよ!」としか話してませんが。
その後ウロウロしたもののよくわからず(というか迷子になるのが怖すぎて)家に帰った私でしたが、アパートの彼女に「日曜日はスーパー開いてないよ!お店もこのあたりはやってないから、チェントロ(歴史地区)で食べておいでって言ったじゃない〜!」と言われ…。
全然聞き取れてなかったよね…。
仕方なく家の近所ウロウロしていたら開いているバールがあったので、そこに入ってひとまず休憩。
イタリア着いて初のマッキャートとスフォリアテッラを食しながら、無事着いたことを両親に報告。テレビ電話越しに愛犬の姿を見て、ガチ泣きしました。
その夜はアパートの彼女とその娘さんが「ピザ食べよう!」と言って買ってくれました。何言ってるかはわからないので、後ろで注文を呆然と眺めていたのですが、「マルゲリータ3枚ね!」と言ったのはわかった。
…え、これ私一人で食べるんですか…???????
私が半分食べる頃に彼女らはごちそうさましてましたね。「明日食べればいいよ〜」とその時はお残しして翌日食べましたが、本当にピザ一枚平らげるんだとびっくりしました。
後彼女たちはキリシタンだそうで食前にお祈りしてました。その際「いくには何か信仰してるの?」と聞かれたのですが、日本のあの独特の宗教感なんて当然説明できず…「no」としか言えないことが悔しかったです…
これ、多分海外留学する日本人ほぼ全員体験することだろうなと思う笑
…ところで、「わからないのになんで言ったこと書けるの?」と思われた方もいるかもしれませんね。
これね、不思議なんですけど、その時はよくわかんないのは事実ですが、後々考えると言葉の強さとか、ジェスチャーとか、状況的に「こういうこと言ってたんだろな」ってわかってくるもんなんです。不思議でしょ。不思議です。私も理論はわからん。もしかしたら全然違うかもしれないけど、多分そんなに間違ってないと思う。
イタリアついてすぐのリアルな悩みについては、半べそになりながらこっちの記事書いてるので良ければ見てね。
学校へいこう!
月曜日から学校がスタート!
私の通っていた学校には日本人スタッフの方がいらっしゃったので、その方とお会いした時の安心感は半端なかったです。前日ですでに心打ち砕かれかけていたからね。
事前にメールを頂いていてレベルチェックは済んでいたのですが。私は下から2番目のクラスからスタートでした。入学したときにちょうど代名詞やってました。
この時隣に座っていたアメリカ人の方とお話ししたり、ちょっとだけ周りと話せて嬉しかったことと、周りもそこまでイタリア語がペラペーラじゃなかったので妙な安心感(2回目)がありました。そりゃアパートの人はネイティブだからね…当たり前なんやけどね…笑
それでも私の学校での1番の問題は、「先生の話が全く聞き取れないこと」でした。
文法は一通り日本でやってたので理解はでき、授業内容自体はそこまで難しいとは感じませんでした。ただ、まじで、先生の言ってることがわからない。
ちなみにこの状態、1ヶ月近くは続きます。10%どころじゃなく、1%もわかるかわからないかって感じでした。
いくに氏、半泣き。😂
でも逆に1ヶ月がすぎてくると、言ってる内容は分からなくても「授業はだいたいこういう流れで進む」ってことを理解してくるので、何やってるかわかってきます。これぞ、日本人の奥義。空気を読む力!!!!!!!!
それでも先生が変わったりイレギュラーが発生すると、その都度テンパってましたが。
そういう時は「私の発言は最後にさせてください」とか言って、他の人のやってることを見て聞いて、そこから察してました。
何してるかは分からんけど、周りを見ていろんなパターンを考えて、「こういう発表だったらこれを言う」とか考えてワークを乗り切ってました。ガッツですガッツ。
後この辺りから、私のバール巡りが始まります。
というかこれが私のイタリア生活の癒しの一部となっていきます。あ、これがイタリア人の生活なんだ!と妙に感動しました。
実はもともと大阪でバリスタとして働いていた経験があったので、知識とかだけは持ってたんですね。なので、【本当に立ち飲みなんだ!】【砂糖はどれくらい入れるのかな】【意外と昼でもカプチーノ飲むんだ!】と答え合わせしていく感じで楽しかった。
私がフィレンツェで行ったバールリスト、知りたい方はこの記事見てね。30件以上書いてるよ。
チェルタルド
後イタリアに着く以前から連絡を取っていた方とお会いしました。
「チェルタルドという街のお祭りにいるから来ない?」と呼んでいただいて、初のイタリア電車旅。
めっちゃ可愛い街だった。
電車のスリの話とか色々聞いてたからドキドキしましたが、無事着いて、ロープウェイにも乗れてホッとした。意外となんとかなります。
1ヶ月目はドキドキしながら、時に心折れながら頑張ってた1ヶ月でした。
私の学校は日本人生徒が多くて、そこで帰国後も会うような関係の人たちと出会えたことも大きかったです。その方達の1ヶ月目の話とか聞きながら頑張ってました。
11月|2ヶ月目
10月後半から謎の風邪にかかった私。
徐々に悪化していき、11月には声が出なくなり…それが1ヶ月くらい続きました。
スイスさんのRicolaってのど飴がとても効いたので、これからヨーロッパに行かれる方におすすめしておきますね。
イタリアに着いて1ヶ月くらいの間に体調を崩す人がめちゃくちゃ多かった印象があります。特にヨーロッパ外から来てる人、日本人も含めてですがみんな1ヶ月くらいで謎の体調不良に陥って学校休んだりしてました。
私は誕生日が10月30日なのですが、マジでこの誕生日に体調悪化させて家で寝込んでました。アパートの子がハロウィンパーティーに誘ってくれたのですが、いけなくて悲しかった…。
上のやつは日清のんやけど、絶対UFOとは違う味がする焼きそば。私実はカップ焼きそばが嫌いで食べないんやけど、これはなんか美味しかった。私は好きでよく食べてました。そこらへんのスーパーとかでも売ってます。
2ヶ月目になるとちょっと慣れて、異国にいることをエンジョイし始めます。せっかくここにいるんだから!と行動が大胆になってくる。周りの話とかきいて、いろんな土地に行きたくなります。
あと私の場合、周りに先に来てた日本人の子が多かったので切符の買い方、電車やホテルの予約の仕方を教えてもらえたのが大きかった。本当に助かりました。
イタリアのコミケ!?ルッカコミックスへ!
11月前半に行われている、イタリアのコミケと呼ばれる「ルッカコミックス」へも行ってきました!日本にいる頃から行きたかったのよ!何を隠そう私は漫画家だからね新人の!!!!!!!
ルッカという、フィレンツェからそんなに遠くない街で行われています。街全体が会場になっていて、本当広い。人もやばい。これぞオーバーツーリズム。
あちこちで親しみのあるキャラクターのコスプレを見かけます。
面白いのが日本のコスプレイヤーって「あわせ」って言って、グループで作品を統一したりすると思うんですけど…、イタリアのコスプレは「好きなもの選びました!」って感じで、パラレル世界見てる感じがしてめっちゃ面白かったです笑
日本文化のためのブースもあったのですが、ちょっと街からは離れたところにあってバスか歩きで行けます。バスはクソ並びます。
ルッカコミックスっていうか、ルッカオタクフェスタ(ルッカのオタク祭り)みたいな感じでした。ほぼ日本の漫画だもん。この時ONEPIECEの映画が公開されたばかりで、イタリアでも公開が始まる直後が直前だったので、あちこちにポスターが飾られていて可愛かったです。
この時期になると、街中がクリスマス色に。電気代高騰の話はまるで知らん顔です😂でも綺麗でテンション上がりました。地元が田舎でこんなの「見に行かないとない」環境だったからね…いいねフィレンツェ…って思った。
11月になるとクラスには3ヶ月くらいの中期留学者が多くて、ある程度交友関係を築けている状態でした。クラスみんなでご飯行ったり、誰かが帰国する時にも送別会したり。
それでも他の留学者に比べて私のイタリア語は拙いのでめっちゃ大変だったし、相手も大変だったとは思いますが…いろんな国から来た人たちと話して遊んでの日々は楽しかったです。
そういえば私は27歳でイタリアに行きましたが、この年齢が一番いなかった。多いのは20歳前後の若い子か、リタイア世代。ちょっと寂しかったです笑
ついに、永遠の都ローマへ!
同じ学校の日本人の子がローマに行くというので、一緒に行くことに!念願のローマでドッキドキです。泊まりでのイタリア旅行はこれが初となります。
ローマの地下鉄の切符売り場で、使い方を教えてお金をもらおうとする人がいるので注意です。あげてもいいんだろうけどね。
隣で友達が教わるだけ教わって、「お金くれ」って言ってるのを聞き取れなくてそのままバイバイしてたのめっちゃ笑った。
ローマ名物・カルボナーラ。日本でもお馴染みですが、本場は生クリームは使いません。言ったら怒られます。😂
でも本場はそのせいか激オモだった…。卵とチーズだからね…思えば生卵がそんなに得意ではないことに気がついた。日本の生クリーム入ったカルボナーラが私は好きかもしれないです。クリームパスタうまい。
ヘタリアってアニメでコロッセオとフォロ・ロマーノが出てくるので、ずっと行ってみたかった場所。個人的にフォロ・ロマーノの荒廃的な雰囲気と、歴史の風化を感じるもの寂しさが好きでした。何時間でもいたい。
そしてバチカンへ…
私の漫画、「ルカ少年のバチカン日記」(MAGKAN読み切り掲載)や「おおきくて窮屈なこの世界で。」(全2巻、MAGKANより発売)の舞台ともなったバチカン市国。
ずっと生で見たくて来たくて念願が叶いました。想像以上に小さいような、広いような…美術館はクソデカですが…楽しかった…。行動すれば叶う願いはどんどん叶えていかないと人生損だなと思った瞬間。
漫画もね、ぜひ読んでください。優しくてちょっとだけ誰かに会いたくなるようなそんな物語を描いております。
漫画連載のために調べた知識で過去にこういう記事も書いてるので、よければ。
本場のマリトッツォ!
あっさり生クリーム、オレンジピールも入っててスッキリした甘さ!うまい!うまい!
超効率的に列がはけていく笑
「え!ここ!?」ってところにあります。意外と歩く。ローマの休日見てると全部近場にありそうだけど、バス乗っていきました。隣に教会があって、そこも入れます。てかそこがメインなんだろうな本当は…
これも「えっこれか!」ってとこにある。普通に住宅街歩いてたら突如現れます。すごい。時折デモで水が被害に遭ってましたね…。ここは人がやばいので、スリには気をつけてね。
スペイン階段。座ったら速攻警備員が来て怒られますのでダメですよ。立って立ち止まって写真撮る分には何も言われないです。
ここの上の教会は小さいけどいい雰囲気でした。休憩でちょっと中で座らせてもらったけど、友達とずっと推しの話してた。笑
バチカンにある、サンタンジェロ城。
入ろうとしたところ知らん男の人に話しかけられて、「入る予定だったけど友達が来ないから、これあげるよ。」とチケットをもらってまさかの無料入場。こんなことあるんだね、最初警戒してごめんねお兄さん。
無事楽しめました。
こことバチカンは秘密通路で繋がっていて、バチカンが侵攻された際教皇がその道を使ってここに籠城したというお話があります。気になる方調べてみてね。
ここサンタンジェロ城は上から見るとお星様の形になってるんだよ〜googleマップで見るとわかりやすい。中はすごい、テーマパークみたい(そればっかり言ってる)
どーせすぐ日本にも流行って入って来そうな、ローマの今の流行らしい食べ物。ローマテルミニ駅内の市場で買えます。美味しいです。
電車時間やばくて買ってすぐ走りました笑
ミラノ
「最後の晩餐観に行こうぜ!」ってことで行ってきた。
ミラノのドゥオーモ。フィレンツェとはまた違った面持ち…というか人多い。壁はどんどん汚れるから、一生どこかしらを工事していないといけないらしい。なんちゅう遺産。それでも効率さを求めて外壁を塗り替えたりせず、元のまま保ってるイタリアに愛を感じる。
そして最後の晩餐。中は水などの持ち込みは厳禁。英語かイタリア語のツアーが必須だった気がする。思った以上に大きくてびっくり。
もともと修道院の食堂だったかな、の壁画として描かれていたので、厨房の煙なんかで絵の状態はあまり良くなかったそうな。
第二次世界大戦の際、修道院の人たちが土嚢を積み上げたおかげで、教会は破壊されてもこの壁画だけは無事だったんだとか。すごいなぁ、その人たちのおかげで今日、この絵が見れるわけですね。
ダヴィンチ・コードで結構面白い考察があって興味があったのだけど、他にもいろんな専門家の考察があるらしいこの絵。宗教画はいろんな意味を孕んだものが多くて、もうちょっと勉強してからいけば良かったななんて思いました。
実はこれ、ミラノのスタバ。グッズ展開すごかった。よーくみたら左の窓にリザーブのロゴが書いてあります。馴染みすぎててすごい。中もめっちゃ広くておしゃれでした。
このジェラート店、ドゥオーモの近くなんですけど。入ってたらえらく背の高いお兄さんが入ってきて、じーっと観てたら…なんと武井壮さんでした…。目が合った時に思わず頭下げたら日本人だと分かったようで、声かけてくださってちょっとだけお話しした。
めっちゃ緊張した。すらっとしていてスタイリッシュな方でした。
どうやらミラノに家を買おうという企画で来られていたそうです。
ここもスリの超名所なので、歩く際はバッグをしっかり抱えて注意してね。
ここはミラノ中央駅内。駅内も超おしゃれでキョロキョロしてたけど、めっちゃスリ多いエリアなのでみなさま行かれるときはお気をつけて。
12月|3ヶ月目
もう年の瀬!
もう留学半分!
ということで12月に突入。
すっかり街はクリスマス気分。どことなくイタリア人も浮き足立つような、街全体がふわっとした空気感に包まれていました。
フィレンツェのドゥオーモ(その街で一番大きい教会)、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会(意:花の聖母マリア教会)」の前にも大きなクリスマスツリーと…
プレゼピオが設置されました。
プレゼピオは、クリスマスが近づくとあちこちの教会で目にするようになります。イエスキリストが生誕するその瞬間をモチーフにしたオブジェなのですが、各教会ごとにいろんなものが飾られてあって面白いです。
しかもイエスキリストを設置するのは、クリスマスの深夜になってからという徹底ぶり。解釈一致〜!って感じで、こだわりの強さに拍手です。
(そういう問題ではないのだろうけど)
寒くなってくるとカプチーノがうめぇ!
毎日のように行ったことないカフェをチェックしては通ってました。イタリア在住の方に美味しいカフェのメニューとか聞いて、買えるまで通い詰めたりね。
せっかくだから楽しもう!とお金はあんまり気にしないようにしてました。それでも最後の方はマジでカッツカツでしたが…笑
こちらも教えてもらったジェラテリア(ジェラート屋さん)。アルノ川を超えた先の地区、サント・スピリト教会のそばにある。
ジェラートはね、冬でも全然食べれますよ。普通に外でも食べてた。今思えばよく平気で食べてたなぁと思う。日本なら絶対やらない。イタリアにいると体温上がるんかな?笑
ジェラテリアはアルノ川を超えた先、ピッティ宮殿とかあっち側の方が有名なお店が多いです。
ジェラート店も行ったところ書いてるから、これ読んでみて!マジで美味しいお店いっぱいあります。🍨有名どころはほとんど行きました。
第一日曜日は国立美術館の無料開放日。
いつもならちょっとお高いウフィッツィ美術館も無料です!
プリマヴェーラとか、ヴィーナスの誕生、カラヴァッジョの作品が置かれていることで有名ですね。フィレンツェにある美術館の中で一番おおきくて、一番有名なんじゃないかな。
当然並びますが、12月ごろは閑散期なので比較的スムーズでした。夏ならやばそうだし、夏だけ入場料高いとかあったようななかったような…曖昧…
普通に並んでたら入場チケットもらって、順番に入る感じです。イタリアの美術館はたいていセキュリティチェックがあるので、入場前にカバンとか下ろさないといけないです⚠️空港のチェックみたいなやつね。
まぁ、あれほんとにチェックしてんのか微妙だなって思ってるけど…😂
電気代がやばいと言ってるのに始まる観覧車とライトアップ…。大家さんによれば、これやるために計画停電やってるらしくて笑った…イルミネーションへの熱量半端ない…
ちなみに搭乗料は高かった記憶があります…20ユーロくらいはしたんじゃないかな…。
クリスマスで学校も冬休みに。
それに合わせて帰国する子たちがたくさんいたので、みんなでピザ食べた。駅近のピザ屋だけどめちゃ美味しかったし店員さんも親切だった。
↓この記事の「リストランテ」章の15番のお店です🍴読め。
フォーシーズンホテルの開放日があるよって聞いて、アパートのみんなで行ってきた。ご飯も無料で食べれるものもある。(お気持ち代入れる感じ)すごいなんかみんな楽しそうで、それ見てるだけで楽しかった。
12月でもそんなに寒くなくて、割と年末までこの格好でウロウロしてました。ただこの年は暖冬だったらしいので、本当はもうちょっと寒いのかも。
ドイツに行った
「クリスマスといえば、ドイツのクリスマスマーケットでしょ!!!」ということで友達とドイツのニュルンベルグ、ミュンヘンに行って来ました!
まずはニュルンベルグまで飛行機で行って、その後陸路でミュンヘンへ。どっちも可愛いけど、個人的にはニュルンベルグが好きでした。工芸の街って感じがした。
食べたり飲んだり…ドイツのレストランには全く入りませんでした笑
でも屋台のソーセージ、ホットワイン…その他のドイツお菓子もめっちゃ美味しかった!
ACCAというアニメで見てた「雪の玉」も食べれて大満足でした…本当ずっと食べたかったのよこれ!!!!
ドイツ旅行は本当に。マジで。何書いてるのか、というかなんて読むのかすら全然わからなくて言語面でめっちゃ困りました…。
イタリア留学中だから脳が必死にイタリア語に切り替えてる最中だったので、英語すら出てこなくて。「sorry」が出てこなかった時には焦りました。
帰りはボローニャまで寝台列車。まずまずの快適さ。
ボローニャ
寝台列車でボローニャに早朝到着!
駅構内のカフェで一休みして、街を散策〜🚶
イタリアのクリスマス
アパートのみんなでクリスマス会😃
イタリアだと「クリスマスは家族で」というのが一般的だそうで。近くに夜中までガキんちょが騒いでるクラブがあったのですが、クリスマスの日は面白いくらい誰一人いなくてびっくりしました。
あー、ここで遊んでるワルがきんちょも、伝統を大切にしてるんだなぁと。可愛いなぁと思いました笑
クリスマスのミサを見たくてドゥオーモ(サンタマリアデルフィオーレ教会)に行ったら「観光はダメ」って言われたのですが、「お祈りしたい」と言ったら入らせてくれました。それほど大切なイベントなんですよね。
ミサなんて日本じゃまぁ見れないし、見れてもこんな立派な教会はないから、本当に貴重な体験でした。
静かなクリスマスとは打って変わって、逆に年末は友達と過ごすのか街中がどんちゃん騒ぎ。クリスマスの静けさどこ行ったんや。むしろあそこで黙ってた分年末大騒ぎって感じです。
日本だと割と逆よねぇ。
年末のあの厳かな感じが懐かしく恋しくなった。イタリアはマジでお祭りだった。イタリアでの年末の話も記事にしてるんで、気になる方はぜひ。どんちゃん騒ぎで楽しかったです。
1月|4ヶ月目
ついに年明けた!!!
流石にこの頃にはひきづってた風邪も治りました。
この頃になるとイタリア語で会話することにも少し慣れ、学校の授業もある程度の理解を持って着いていくことができるように。
それでもやっぱりまだ会話のクラスは苦手だった…。難しい単語が飛んでくるとわからないことがまだまだ多かったです。それでも質問ができるようになっただけで成長。
初期の頃は何質問したらいいかすらわからなかったからね…!
そして年始早々、イタリアに到着してすぐ申し込んでいた「滞在許可証」申請のため警察(クエストゥーラ)へ。朝イチで番号もらいに行って、呼ばれるまで待つ。
チビタ・ディ・バーニョレージョ
学校が始まる少し前に、友達が「よかったよ!」と言っていたチビタ・ディ・バーニョレージョに日帰り旅行することに。
オルビエートまで電車で行き、その後バスで向かいます。バスが本数少ないので、オルビエートを少し散策。
時間になったらバスが来たので、バーニョレージョへ向かい、そこからは橋を渡って徒歩でチビタへ。
チビタは入場料5ユーロ必要です。今も住んでる人がいるのも驚き。風の風化にさらされていて、いずれなくなると言われている「天空の街」なのです。
なお、このチビタ・ディ・バーニョレージョから帰る道中事件に巻き込まれるのですが…それはこちらの記事をご覧ください。私はアパートのお姉さまに連絡しながら半べそで帰宅しました。
フィレンツェは肉!
そして年始のお祝いってことで、みんなでビステッカ(フィレンツェの骨付き肉)を食べてきました!ビステッカは一人では食べれない量と値段なので、みんなでワケワケ。
美味しい夜だった…まじでトスカーナは肉がうまい。魚が無さすぎるけど。その分肉がうまいです。
定番のカクテルを試す。撃沈。
あとイタリアといえばこれ!なカクテルも飲んだ。その名も「カンパリ」。
友達と飲んだのですが…に、苦い!!!!似た商品の「アペロール」はもう少し甘いのですが、カンパリは本当…ちょっと私には無理な苦さでした…。
何を隠そう私はお酒に超弱い=飲み慣れていない。
しかも友達もお酒にそこまで強く無い子だったので、二人で申し訳ない気持ちに苛まれながら半分は残しました…本当ごめんなさいの気持ちだった…。
フィレンツェの工芸品を買う
あと念願だった、フィレンツェ工芸品の一つ、「マーブル用紙」も買いに行ったよ!実はずっと欲しかったんやけど、マーブル模様が全部違うのでお気に入りの一冊を見つけるまで渋ってたのよね。
結局お値打ち価格で、オレンジ色のものをチョイス。人に絶対見せない、自分の気持ち整理用ノート(つまり汚い言葉も書き殴ってある笑)として購入しました。今も使ってるけど、もうすぐ使い切ります。そんなに月日がたったのかぁとしみじみ。文房具大好きなので選ぶ時間が幸せでした。
▼買ったお店はこちらを参照
買った後にレプッブリカ広場にあるカフェで一休み。
やっぱり肉。
後友達とお気に入りのお店を発見。お肉屋さんがやってる、テイクアウト専門のパニーノのお店。
▼参照。カフェとパニーノのお店はここの記事に書いてあリマス
郊外までショッピングへ。
友達と学校終わりにフィレンツェ郊外にあるショッピングモールへ!
電車を乗り継ぎ、駅からもちょっと歩かなきゃなのに雨が降って大変でした…
友達が妹へのお土産に買い物をするというので一緒に来たのですが、日本のアウトレットモールと似た雰囲気でした。特に買い物もなく笑 ダラダラおしゃべりして帰宅です。
クラシックコンサートへ
街中で「え!!?」と友達が急に驚くので何かと思ったら、指揮者の佐渡裕さんでした。私は詳しくないのでわかりませんでしたが、調べたら世界的に有名な方でびっくり。
しかもその後入ったレストランで後ろに座られていて、友達と「これはコンサート行かないと!」と行ってきました。
クラシックコンサートをしっかり聴くのはこれが初めてでした。(映画とコンサートが一緒に行われるやつなら行ったことあるけど…)
知ってる曲も多くて、楽しかったです。途中寝そうになった。
2月|4ヶ月目
カフェで一緒に働いていた後輩がイタリアに旅行に来たので、フィレンツェとピサを観光することに!
フィレンツェの観光って後回しになっちゃうから、本当いいきっかけになって…来てくれてありがとうの気持ちでした。
改めてフィレンツェの綺麗さに圧倒された。くる前はそんなに好きでもなかったけど。芸術の街だよお前は…。
ピサ
ピサにも行った。電車で近い距離だから助かります。ピサは空港もあるのですが、シチリア島とかいく時にフィレンツェの空港じゃなくてピサ空港に行きました。
そしてあの超有名なピサの斜塔へ!
ピサといえば!というか、イタリアといえば!な代名詞でもありますよね。イタリアのアイコンとして使われてる印象がある。の割にピサの街自体はそこまで注目されてないのが悲しいですね。。。
ピサは観光地ぎゅっと一ヶ所にあるので、フィレンツェからは日帰りでいい感じ。もっと市街地の方も歩けば面白いんだろうなぁ。電車の時間があるのでオサラバ。
前に見えてる広場で、近くで買ったホットドックを食べながら小一時間喋ってました。そういうのもいいよね。よきかなイタリア。
アレッツォの蚤の市
これまたフィレンツェの近くにある街、【アレッツォ】です。毎週第一土日曜日に骨董市…蚤の市が開催されていて超賑わっています!
実は1月に行こうとしていたのですが、土日が1・2日で…しかもそこで開催していたというお驚き…年始から忙しいアレッツォの人々。
ということで2月にお邪魔しました。いい天気!
アレッツォは「ビューティフルライフ(伊題:ドルチェビータ)」の映画のロケ地としても有名な場所なんだとか。映画全然知らんからわからんかった。
駅の前はかなり近代的で整備されていて、でも怖い雰囲気とかなくて綺麗ですっごいいい感じ。でもちょっと奥に入ると写真のような旧市街が現れる…その歴史と現代の融合した感じ、そして暮らしやすそうな雰囲気に私は惚れ惚れ。
「長期で住むならアレッツォがいい!」
と思うくらいになりました。
そしてそのほかの日は何してたかというと、カフェで友達と喋って喋って。。。そろそろ私より先にいた子達が帰国時期なので、また日本で会おうねとお話ししてしばしのお別れです。
フィレンツェの市場も負けてないよ!
先ほどはアレッツォの蚤の市の話をいたしましたが、フィレンツェにも市場は存在します、いや、出現します。
毎月第二日曜日…とか決まった時期に、決まった場所で開催される市場(メルカート)があるのです。googlemapで広場の口コミ見てると、結構情報が載ってます。
❶サントスピリト広場(Piazza Santo Spirito)
❷カッシーネ公園(Parco delle Cascine)
大体この二つが定期的にやってる中で大きいかな?ほかの場所でももちろんしょっちゅうやってます。常設の市場もあるしね。服とかめっちゃ安いし、後編み物にハマった時はカッシーネ公園の方に行って毛糸をよく買ってました。
念願のヴェネツィアンカーニヴァル!
そしてこの時期といえば!そう復活祭!ヴェネツィアンカーニヴァルです!✨
ずっとずっと、イタリアに行ったら絶対行こうと思っていたイベント、場所に行って来ました!
1泊2日の旅です。
カフェフローリアンでの朝食を終え、次は愛の街ヴェローナへ!
愛の街ヴェローナ
ロミオとジュリエットの街です。めっちゃ見たいものがあるというより、とりあえず来てみたかったのでやってきた。(シンプル)
ヴェネツィアからヴェローナは意外と距離がある。北イタリアって街と街なんか遠ない?気のせい?
ちなみに、ロミジュリの家は行きませんでした。
入場料かかるし、うーん別にいっかなってなっちゃった…笑 下調べが済んでないとあんまり行く気にならない私の思いつき旅行…。
そして夜にフィレンツェに帰宅。意外と遠いフィレンツェ…。イタリアって縦に長いんだなぁと再確認しました。(同じような国から来てるのに) いや、大阪東京間が長さの基準だから、すっごい遠く感じた…
フィレンツェも美味しいものはある。
ヴェネツィアでカフェフローリアンに興奮して帰ってきましたが、フィレンツェにも歴史的有名なカフェ(イタリアではバール)はあります!ジッリです。
ここの名前は前々からお世話になっていたバリスタの方にお聞きしていて、ずっときたかった場所の一つ。留学中はたびたび訪れてました。店員さんも気さくでラブなのです。
楽しい楽しいイタリア生活も半分切ってるので、このあたりから帰りたい気持ちと帰りたくない気持ちがせめぎ合っていた。切ない!
第二章へ続く
さて、残すは後2ヶ月ですが…すみません。すでに20000文字を突破しそうな勢いで、流石に続けて書くにもちょっと動作が重たくなってきましたので、続きは次の記事にしたいと思います。。。笑
写真もいっぱい載せたからね、致し方なし。
この後は憧れのトリノへ行ったり、シチリア島へ一人で旅をしに行ったり、寝台列車に乗ったり、学校を遂に卒業するけどイタリア語レベルどうなったかだったり…を話す予定です!
良ければフォローして待っててね!もしくは他にも記事たくさん書いてるからそっち読んでてね!
…と言ってる間に記事ができました!続きはこちらからどうぞ✨
では!
Arrivederci!
いくに
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日本生まれのイタリア大好き漫画家です。好きすぎて留学してました。漫画をきっかけにイタリアに興味をもち、5年以上とあるカフェでバリスタとして勤務していました。