見出し画像

モチベーションとの付き合い方。



モチベーションって、なかなか出ないし保つのは難しい。

集中力が持続しない…すぐ飽きる…、もしくは「やる気にすらならない」って人は多いんじゃないんでしょうか。わかる。かくいうわたしもそうです。

なんせ自分にゲキ甘なもので、スマホをいじってだらだら、ゲームしてだらだら、マンガ読んでだらだら・・・・。そんなことは日常茶飯事。

それでも、2か国語を勉強し、西洋学を学び、今はそれを生かしながら仕事をしています。


惰性は悪じゃない。
要するに、やるべきときにやればいい。

だってどうせ
やる気なんて大して持続しないし。

惰性と欲望をなんとか共存させながら日々勉強にいそしむ、一人の漫画家の「モチベーションとの付き合い方」についてお話していきたいと思います。



*

なぜ勉強しているのか、もう一度考えてみる。


画像4


この記事を見に来てくれたということは、ある程度なにか身に着けたいこと・やりたいことがあってきてくれたんだと思います。

まずはその目的について、深く考えてみませんか。


あなたはなぜ、それを身につけたいのでしょうか?


見栄のため?出世のため?いつかくるかもしれない未来の為?今を乗り越えるため?テストのため?とりあえずやってみたいと思ったから?必要だったから?


さて、その目標に「自分の意志」はありますでしょうか。


何事もそうだけども、他人から与えられた目標ほど投げ捨てやすいものはありません。だってそこにあなたの気持ちはないし。あなたにとっては別にあってもなくてもいいようなものでしょう。


例えば学生さん。テストのために今勉強のモチベーションを保ちたいと思っているとします。


一体何のために、テスト勉強をしているのでしょうか?


こんなこと言ったら教員をされてる方に怒られそうですが、「留年したくない」が目標なのであればそんな根詰めて勉強する必要ってあるんでしょうか…?


良い学校に行くためだとしたら、何のためにいい学校に行こうとしてるんでしょうか…?


必ず夢を持て、とかそういうことはあんまり言いたくないなとは思います。
ただ残念ながら大半の人間は、不透明な目標で必死の努力が出来るほど立派じゃないと思うんですよ。


そういう意味で、「目標を作ること」とオススメしたいです。


*

目標を”作る”!


画像3


ぶっちゃけこういう話ってそこらへんで売ってる自己啓発本にも載ってるから今更~な気もするんですが。個人的にはやっぱり効果的かなと思います。


目標を作るって言っても、目標の大きさはなんでもいいんです。


例えばわたし。今は英語とイタリア語を独学でやってるのですが。

英語は、実は「話せてる人がうらやましいから」というのが一番の原動力。その嫉妬心みたいなものが気持ち悪くて、自分に自信を持つために勉強をしてたりします。

イタリア語は「イタリア語の資料を読んでもっとイタリアを知りたいから」「イタリアに留学して現地の人と話したいから」。


いつだって、モチベーションがとぎれそうなときは「目標がかなった時の様子」を思い浮かべてやる気に変えています。わたしなら、イタリアの風景写真を眺めるとかね!漫画に関しては「漫勉」「プロフェッショナルの流儀」を観たりね。

人って頑張ってる人を見たら自分も頑張りたくなりますからね。おすすめです。


「これをやったらあのケーキ屋さんでおいしいケーキを買う」でもいいんです。仕事を頑張るために「毎週金曜日はコンビニスイーツを買う」とか。それわたしやん。


人は現金な生き物です。その欲望を醜いものとせず、原動力としてやれば良いエンジンになるわけです。

(もちろん人それぞれなので全員がこれでやる気がでる・モチベーションが保てるわけではないとは思いますが…。)


それでもやっぱり、ふとモチベーションが途切れちゃう時ってありますよね。

そんなんしゃーないです。
だって人だもの。

*

目標とは長い目で付き合う。


画像2


継続は力なりっていうでしょう?


もちろん毎日コツコツはすばらしいと思うけど、それが無理なひとだって世の中にはたくさんいると思うんですよ。わたしとかね!

だったら別に1週間に2回でも、2週間に1回でもいいと思うんです。

もちろん毎日やってる人より歩みは遅くなるけど、いずれ同じところに時差はあれたどりつけると思いませんか。
だって、たとえ1か月に1回でも、あなたはそれを継続したのだから。


そんなあわてなさんな。
今何歳よ?だいじょうぶだって。

確かに人生っていつ終わるかわかんないけど、でもそんな不安を目の前に置いて生きるのはやめときましょ。それで疲れるならなおさら、そうする意味ないんだから。


「でもこちとらテスト1か月前なんだって!」

とどうあがいても切羽詰まってるあなた。


今の話から行くと、「日々ちょっとずつやっときましょうね」なんですが、1か月前でもまだ間に合うやり方をお教えいたしましょう・・・・。
(特急料金いくらにしょうかな…)


楽しいポイントをみつける・つくる。


画像1

何事もですけどね、これにつきます。

むしろこれがないならやるなと思ってる過激的な人間です。その理論で数学だけは赤点を取り続けたんですけどね。


今勉強のやる気でない?
でも教科っていっぱいあるじゃないですか。


何ならやれそう?


こういうことです。私が2か国語並行してるのもここにあります。


例えば、今なんとなく国語の気分だなとか。英語だなとか。理科だなとか。気分で教科を選んでやっても全然いいんじゃないかって思うんです。


大事なのは「やり始めること」


これが一番難しいんです。やり始めたらこっちのもんです!
「今この教科をしなさい!」って決まってるのは授業だけです。あなたの学習計画はあなたが決めればいいんです。

ただ、教科ごとに目標を細分化しておくことはオススメしておきます。例えばページ数とか。1~100までノートに数字かいて、やったところをチェックしていく。


「自分はやったんだ」という達成感も味わえるし、「あれもこれも出来てない!」という不安を見える化することで軽減できます。


『ハビットトラッカー』っていう、習慣を身に着けるためのノートがあるのですが、そういうのを工夫して使うのもおすすめですよ。

amazon「ハビットトラッカー」
https://amzn.to/3jmhT9i


また、ひとつひとつの教科や物事にも、色々な学び方はあると思います。

例えば英語の勉強法に、全部描いて覚える人もいれば、読んで覚える人もいるように。


わたしは英語もイタリア語も、音読がメインです。
読んで、書いて、自分なりに例文を作って読んで、単語帳に書いておいてまたいつか見返してテストして…。そんなくりかえし。

これは私がもともと「読む」行為が好きだから。
国語も、英語も、なんでも読むのが好き。だから読んで覚えるようにしています。


たまに学校で「各単語10回書き写し」とかありましたけど、あれはあくまで強制力をもってさせるための口実みたいなもんだと思ってます。効果が無いわけじゃないと思うし…。

先ほども言った通り、自宅学習は”自分で”計画してやれるんです。
好きにやれば良い!お菓子食べながらがいいならそれもいいし、音楽聞きながらがいいならそれもいい!


そういう千差万別な方法を肯定した動画をこの間たまたま見かけたので共有しておきますね。



とはいえおそらく、それでもやっぱりモチベーションが保てないという方もいるでしょう。それもまた仕方ないこと。

これまで書いたやり方はあくまで”わたしが良いと思う・よかった方法”なのですから。


勉強はただやるべきことを「学ぶ」のではなく、そこには「勉強の仕方を学ぶ」ことも含まれてるんだと思ってください。



”勉強の仕方”に試行錯誤を繰り返す。


画像5


今勉強が上手くいってる人は、たまたま自分に合う方法を早く見つけただけ。

まずはとにかく、色んな人の体験談などを読んで沢山試してみてください。そしてそれを記録にとってみてください。


今はnoteでも、youtubeでも。たくさんの場所でそういった方法をみることができますから。


一朝一夕で何かをマスターするなんて無理な話です。
まずは短期的な考えをすてて、長い目で、少しずつ自分の成長を喜べるようになる事。

あとはそれを一緒に喜んでくれる仲間がいれば最高ですね。
いなければ私に報告してください。一緒に喜びます。


こういう記事を読みに来て、変わろうとしているその気持ちをどうか忘れないで。その一歩もまた成長なんですから。


わたしもまだまだ成長途中です。英語ももわかんない単語がまた増えてきたし、イタリア語は発音死んでます。舌が巻けないんですからそこからです。

でも英語話者という一つの自信がほしい。イタリアで沢山の人と話したい。もっと奥深い漫画を描くために沢山の史実・伝承をしりたい。


今日…はちょっと疲れたし、明日くらいにやりたくなったやつをやります。そんなゆるさでここ2,3年勉強を続けてきましたから。


さて、

あなたの目標はなんですか?



だいじょうぶ!亀はウサギにいつか追いつきます。
走れないもんは仕方ないんですから、ゆっくりいきましょう。



ではここで、私の大好きなイタリア語をひとつ。


Andra tutto bene!

きっとすべてうまくいく!



橘いくに



この記事が参加している募集

習慣にしていること

日本生まれのイタリア大好き漫画家です。好きすぎて留学してました。漫画をきっかけにイタリアに興味をもち、5年以上とあるカフェでバリスタとして勤務していました。