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”たちあおい”を始めた理由は「小さな志」

「摂食障がいで悩んでいる人が安全安心に過ごせる空間」をつくり

「1人1人が将来に可能性を持ち支え合える社会」をつくりたい。

その想いで活動していくようになった背景を

今回書かせて頂きます。


”たちあおい”を始めたのは、6年前2013年の10月。

摂食障がいを経験した1人の男が始めました。

正直、自信もなかったし、どこまでやれるのか?

それもわからない状態でした。

ただ、小さな志は持っていました。

”たちあおい”の花言葉は「大きな志」なのにです(笑)

それは「摂食障がいの人で孤独で悩んでいる人が居るはずだからなんとかしたい」

そして、「来てくれた人達と一緒に職場を作れたら」最高に素敵な時間を

過ごせるだろうな。ということです。

そう思うことになったキッカケは、「孫正義さんのYouTube動画」

「松下幸之助さんの本」「稲盛和夫さんの本」

そして、「家族や大切な人の為、次世代の為。」そう言って

特攻をした神風特攻隊の話を聴いて

「男の生き方」っていうものの理想像が出来てきました。

「生死の境を生きている人」の想いってカッコいい。

高校を1ヶ月で中退して摂食障がいになり全てのものに

心が動かないで過ごしていた私にとっては

8年ぶりくらいに「心が震える話」でした。

「自分の為以上のものと出会えたとき人って変わるんだ」ということを

学ばせて頂きました。

「我欲」って、小さいもんだな〜と素直に受けとっていました。

単純だから、「こんな生き方がしたい」と編集者の人の

書き方に乗ってしまいましたね(笑)

それから、バイトをしないといけなくなり

初めて「自分の悩みを脇に置いてこのお店を盛り上げたい」と

思うようになりました。

そこから少しづつ自分の鎧を脱ぎ捨てていきました。

「変化することって結構大変」そんな気持ちはありましたが、

「しなければならない状態」になることで

「自分の苦手を苦手なものとせず生きる」術を考えるようになりました。

「捉え方を変えていく」ですね。

ただ、そのように「変化」していくことをしていく為にも、

「安全安心に過ごせる環境」が必要でした。

そのため、家ではわがままを貫いていました(笑)

そして、「ラジオ」を聴き本を読み、なんとか自分の心を平穏にする手段を

探していました。

「職場」も凄く暖かいものだったと思います。

人を疑うことは常にありましたが。

入った当初は、一番年下だったのと、居る人が思いやりがある人達だった為、

本当に働くのが「楽しい」と思えることができました。

今思えば、もしかしたら「職場」のほうが過ごしやすかったかもしれません。

勿論、「どう思われているのか?」「気持ち悪い」って思われているんじゃないか?と結構な時間考えていました。

そして、1時間ごとくらいに「鏡で顔を確認していました」

自信はないなりに、ベストな状態があったので(笑)

「手が震えてお金を落としてしまったこと」

「笑うと表情筋が筋肉痛になる」

入って3日目で職場の人のメアドを聴き、店長に

「ここは出会い系ではない」と言われて号泣したこと。

自分に自信がなかったから「優しくしてくれる人を好きになる」

そんな単純な男でした。

それでも続けさせてもらえて「バイトリーダー」になることが

できました。

そこからも、本当に色々な経験をさせてもらいました。

そんなある日。

「俺だけ笑顔で過ごすことってなんだろう?」と

アップルパイを作っていてふと思いました。(笑)

「今の俺は笑えるようにもなり、話せる人も出来て、

生きる意味を見いだせてきたけど、過去の俺のように

外にでるのが怖く、人と話したいけど、怖い」

そんな状態の人も居るんじゃないか?

そんなことを考えるようになりました。

そして、「口だけで行動しない評論家にはならん」という気持ちもあり

「自分で立ち上げよう」と思い立ちました。

「摂食障がいで悩んでいる人が、誰からも批判されないで

安全に過ごせる空間」

「安心して1人1人がやりたいことをやれる空間」

私も、多くの人に今も助けてもらっています。

そして、自分が摂食だったときも数名本当に自分の為に

力を貸してくれた人がいました。

だから今度は私が自分一人でも良いからやれることで

摂食障がいで悩んでいる人に「恩送り」をして

いきたいのです。

これは個人の勝手な願望です。

だから受け取ってくれる人だけで大丈夫です(笑)

俺のお節介です。

ただ、私が外に出れるようになったこと。

そして、生きる目標を持てたこと。

これは全て「環境を作ってくれた人のお陰」です。

だからこそ、私の人生を掛けて

「今悩んでいる人が笑顔になり自分の人生を歩めるお手伝い」が

したいと考えています。

そして、「摂食障がいの〇〇」ではなく「名前」で

呼び合える社会。

「一方的な支援という言葉」ではなく

「相互に支え合える社会」になっていけるようにしていきたい。

「どんな道でも希望がある社会」

それを次世代に残していける生き方ができたら

本当に嬉しく想います。

こうして「生きる意味」を教えてくれたのも

「摂食障がいに付随する壁」を与えてもらえたからだと

今は実感しています。

だから、私は、これからも”たちあおい”を続けて

近くに居る人と笑いながら歩んでいきたいと思います。

初のnoteを読んで頂きありがとうございます。








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