流石に不親切かなと思ったので

これだけじゃ伝わるものも伝わらないし、その背景にはいろんな思いがあるから、まずは1つずつ書いていこう。あくまで私見。
日高の生産者は陰湿とか僕は生産者でも日高に住んでる訳でもないので分かりませんし、社台に勤めてる人もキレてましたよ。

火種
「関係者からのアクションがない」
これは、馬事学院がオータムセールで売れ残った馬を買うとか言ってクラウドファンディングをやった時に、馬業界からの支援がほぼ無くてそれを嘆いたツイートの文章に使われた言葉。
馬事学院のクラウドファンディング(オータムセールで馬を買う)については、僕が記事を作っているのでそちらを参考に。

添付した記事でもまとめているが、2020年から「殺処分」「救う」という単語を使い始めた。これが、火種になっている。
記事内で説明しているが、売れ残った馬を殺処分にはしないし、救うの意味が分からない。そして金銭面でも、支援者に説明出来ていない所はある。そこを説明せずに、売れ残る馬を買い取る自分たちの取り組みは善行であり、それに支援をしない競走馬を生業にする者たちは悪だと言わんばかりの「産廃のように『行き場ない馬』を作り出してしまっている関係者からのアクションがない、無責任すぎないだろうか」
というツイートを見て、キレた人は多いはずだ。これを火種1とする。

火種2は、ご存じの方は多いと思うが「肥育場から救おう!」というクラウドファンディング。肥育場から馬を買ってきて、馬事学院がリトレーニングを行って売却というクラウドファンディング。
これにも疑問を抱いた。
リトレーニングを行って売却したあと、肥育場に行ったら意味がないから。

そして、肥育場から救おう!としてクラウドファンディングを行う人が、その裏で自身の所有馬をサラブレッドオークションにて売却しようとしていた。自分の馬も救えないのに、他人の馬を救うのはおかしくないか?という話だ。
それについても記事を作成している。

これが火種2。

ここまでの説明で、ヴェルサイユリゾートファームのヴの字すら出てきてないが、ここからです。

ヴェルサイユリゾートファームと馬事学院の関係は深い。そもそも、ヴェルサイユリゾートファームの代表である岩崎崇文氏は、馬事学院の乗馬施設で乗馬を習い、大会にも東関東ホースパーク所属として出場していた。(東関東ホースパークが馬事学院の乗馬クラブ名)
そこからの縁で、牧場を開業してからは馬事学院の功労馬を預かったり、研修生を受け入れたり、売れ残った馬を1頭プレゼントしたり、馬事学院がオータムセールで買った馬を輸送したり。逆にヴェルサイユリゾートファームも、アドマイヤジャパンやヒルノダムール、オーシャンブルーなどのリトレーニングを馬事学院に依頼していた。
そして、林由真氏はヴェルサイユリゾートファームに馬を預託している。自身の所有馬だったフロリダパンサーとラモントルドールだ。その間に子供を生ませている。

父 フロリダパンサー
母 ラモントルドール
共に現役競走馬時代の最終所有者は林 由真氏
生産牧場は Yogibo Versailles Stable 株式会社

この、Yogibo Versailles Stable 株式会社というのが、ヴェルサイユリゾートファームの生産者名義である。

点と点とを結んだら、それはいつの間にか線となり円になっていた。
これを1つのグループとする。三者ともクラウドファンディングで、1000万円を集めたクラウドファンディンググループだ。

ちなみにヴェルサイユリゾートファームのクラウドファンディングでも、話題にはなっていないが、問題点がある。
それは、馬カフェの建設について。
おカネを集めて、基礎工事をしっかりしたのは分かったのだけれど

クラウドファンディングにおける進捗状況

この動画内で見ると、景色が違う。

これはどう見ても基礎を埋め込んだだけで、馬カフェはプレハブ建て。

何のためにやったのか?は知らないけれど、カネを浮かすためだろう。基礎工事をやってあとは知らんぷりというのもなかなか根性座ってるなと思うが。
誰もツッコミを入れない。そもそもクラウドファンディングは監査がない。だからどうカネを浮かすか?それはカネを出した人にバレなきゃいい。

まぁこんな具合で、クラウドファンディングを使ってカネを集めてるところは、基本的に信頼してない。何かがある。そしてその何かは当たる。

いろいろあるのを普通は知らないからこそ、何かやった時に叩いてると言われるけれど、問題点が何処かである。それを馬屋は知っている。馬業界的に言うところの普通にしてたら文句言わない、そもそも言うほど暇じゃない。
それは僕が記事にしたコレもそうだ。

これを火種3としよう。

そして、今回の撮影会は、現役種牡馬も対象になるということで話題になっている。
防疫観点から言えば…今の時期に種牡馬に触れて何かあったら責任取れるのというという話になるんだけれど、そもそも引退馬のための牧場を作るって言ってクラウドファンディングやって、なんで現役の繁殖と種牡馬を受け入れているのかがサッパリ分からないから、何を言ってもたぶん無駄なんだろうなと僕は諦めている。
でも生活がかかってたら諦める訳にいかないよね。だから、牧場のアカウントで伝える。あそこはおかしいよと。それが日高の生産者は陰湿とか、この流れの何処をどう切り取ったらそうなるの?って感じですけど、その場・その場の切り取りなら分からないんでしょう。それは仕方ない。

そして、ノーザンホースパークと何が違うんだ!というのも目にしたが、ノーザンホースパークの土地に種牡馬や繁殖牝馬はいない。
ビッグレッドファームは種牡馬の見学は出来るけれど、触れあいは出来ない。
各スタリオンが行う種牡馬展示会も同じ。
そもそも展示会の場合は関係者しか見に行けないという前提条件があって、触る訳もない。展示会と何が違う?という投稿も見たが、何もかもが違う。

というか、普通は触れ合いを種付け頭数は少ないとはいえ現役の種牡馬にやらせる企画が、普通に馬をやってたら「何考えてんの?」となるんだけど、、。
それを繁殖シーズンにやるからこっちも反応せざるを得ない。そもそも触れるのが特殊なんだと分かっていれば良いけれど。

火種4はこんな感じ。

あくまで僕の私見でまとめた記事なので、参考になるかはさておき、暇なのでまとめてみました。日高の生産者が悪とか言われるのも気に入らないし。

僕が言いたいのはこれなんですよ。

競馬のニュースは、政治とかと違って競馬に関わること以外は全てと言って良いくらい、インタビュー記事で反論とか問題提起の記事はない。記者はちょっと考えろよと。
今時、テレビでもちょっとバズったら取材のDMが来るのにお前らは追い切りのVTRを見て印を打つだけが仕事かい?と。

あと、他にも小さい火種はあるんだけれどそれは今回の件と関係ないので省略する。

結局のところ、引退馬関係でマトモにやってるところはほとんどないじゃん。全部競馬を悪のように扱って、その代わり競馬の人気だけは欲しがって。意味が分からないというのが本音でしょう。というのが私見。
羨ましいから叩くとか言われてるけど、じゃあ叩いたところで何になるのと。訴訟起こされて勝ちましたけど、疲れましたよ。その程度です。
だから好きに言わせてくれやと。責任は持つから。

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