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いぬとうさぎのオーケストラ

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Twitterにアップした記事の集大成。世の中に「歴史的名演」と言われるものは多々あるけれど、好き、嫌いは人それぞれ。未来の自分に向けての備忘録 最初の記事が、目次となっています…
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2022年7月の記事一覧

フランツ・シュレーカー (1878 1934 56)

交響曲イ短調 2022.07.17 ペーター・ギュルケ/ケルン放送響 スティーヴン・スローン/ボーフム響フランツ・シュレーカー 交響曲イ短調、ペーター・ギュルケ/ケルン放送響とスティーヴン・スローン/ボーフム響。1楽章はHrnの響きから活発に展開、2楽章も早い3拍子で歯切れ良く、中間部は民俗的な感じもある。3楽章はHrnのおおらかな響きから展開し、再び最初の旋律に戻りおだやかに終わる。失われた4楽章はきっとドヴォルザークのようだろう。 交響曲イ短調 2022.07.17

オタカル・オストルチル (1879 1935 56)

交響曲イ長調 2022.07.14 イルジ・ビエロフラーヴェク/プラハ響 オタカル・オストルチル 交響曲イ長調、イルジ・ビエロフラーヴェク/プラハ響。曲の構成や民俗色豊かな旋律など、ドヴォルザークによく似ており、2楽章の柔らかな旋律はツェムリンスキーを思い出させる。爽やかで溌剌としており、3楽章は広々とおおらか。大衆的な分かりやすい曲でお気に入りです。 シンフォニエッタ 2022.07.13 イルジ・ビエロフラーヴェク/プラハ響 オタカル・オストルチル シンフォニエッタ

ナタナエル・ベリ (1879 1954 75)

交響曲1「生あるものはすべて滅びる」 2022.07.15 アリ・ラシライネン/ラインランド=プファルツ州立フィル ナタナエル・ベリ 交響曲1番「生あるものはすべて滅びる」、ラシライネン/ラインランド=プファルツ州立フィル。勢いよく始まるがすぐに悲し気でやさしい旋律が強弱をつけて展開する。2楽章はゆったり、寂しさと清らかさが共存、3楽章は木管中心に楽し気、終楽章は明るい航海が一転、タイタニック号沈没事故を受け葬送行進曲となる 交響曲2「四季」 2022.07.15 アリ

ジェマル・レシット・レイ (1904 1985 81)

交響曲1,2 2022.07.01 エロール・エルディンチ/ハセペテ大学響 ジェマル・レシット・レイ/イスタンブール国立響ジェマル・レシット・レイ 交響曲1番 エルディンチ/ハセペテ大学響、2番 レイ/イスタンブール国立響。1番はライブ演奏のTV録画、2番は古い録音で、いずれも聴きづらい。両曲とも混沌としており、特に1番はオケの能力もあって何をやっているのかよくわからない。2番は少し整理され緊張感も感じるが基本同じ印象。民俗色もない

マイケル・ティペット (1905 1998 93)

交響曲変ロ長調 2024.04.22 マーティン・ブラビンズ/BBCスコティッシュ響 交響曲1 2022.07.01 コリン・デイヴィス/ロンドン響交響曲2 2022.07.04 コリン・デイヴィス/ロンドン響交響曲3 2022.07.04 コリン・デイヴィス/ロンドン響交響曲4 2022.07.06 コリン・デイヴィス/ロンドン響 ゲオルグ・ショルティ/シカゴ響交響曲 2022.07.06

アラン・ロースソーン (1905 1971 66)

交響曲1 2022.07.08 ディヴィッド・ロイド=ジョーンズ/ボーンマス響 アラン・ロースソーン 交響曲1番、ディヴィッド・ロイド=ジョーンズ/ボーンマス響。イギリスの作曲家。新古典主義の暗めの劇的な作風。激しさと静けさが入り混じるが、不安な曲想は変わらない。ちょっとショスタコーヴィッチにも似た感じもあるが悲壮感はない。面白い部分もあるけどあまり好きではない。 交響曲2「田園交響曲」 2022.07.08 ディヴィッド・ロイド=ジョーンズ/ボーンマス響 アラン・ロー

エルンスト・マイヤー (1905 1988 83)

弦楽のための交響曲 2022.07.12 ヴォルフ=ディーター・ハウシルト/ライプツィッヒ放送響 エルンスト・マイヤー 弦楽のための交響曲、ヴォルフ=ディーター・ハウシルト/ライプツィッヒ放送響。近代以降のヨーロッパ音楽にありがちな暗くて寂しい曲で、これは他の2曲とも共通しコメントが難しい。ちょっとショスタコーヴィッチ似た感じもあるが、それほど厳しい緊迫感はなく低弦のすごみもない。気が滅入るような曲 交響曲変ロ長調、交響曲3 2022.07.12 オトマール・スウィトナ

アンドレ・オッセン (1905 1983 78)

ペルセポリス交響曲 2022.07.12 ピエール・ドゥロー/モンテカルロ国立歌劇場管 アンドレ・オッセン ペルセポリス交響曲、ピエール・ドゥロー/モンテカルロ国立歌劇場管。イランからフランスに渡った作曲家。大げさなつくりと修飾の多いペルシャ風?旋律が珍しい。Harpの伴奏に木管や弦が情感のこもった旋律を奏でるのが特徴。2楽章はポコポコと滑稽、4楽章は一転しておおらかな旋律が耳に残る アリヤ交響曲 2022.07.12 ピエール・ドゥロー/モンテカルロ国立歌劇場管 アン

ベンジャミン・フランケル (1906 1973 67)

交響曲1-8 2022.07.25 ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト/クイーンズランド響 ベンジャミン・フランケル 交響曲1番ー8番、ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト/クイーンズランド響。イギリスの現代音楽作曲家。この時代以降のヨーロッパの現代曲は暗く難解なものが多く、この曲についてはまだ聴きやすい方だが、個別にコメントを残すのはとても難しい。 交響曲1-8 2022.07.25 ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト/クイーンズランド響 全曲ともにリズムはゆった

ウルヴィ・ジェマル・エルキン (1906 1972 66)

弦楽のためのシンフォニエッタ 2022.07.28 ギューラー・アイカル/ビルケント響 交響曲1 2022.07.28 ギューラー・アイカル/トルコ共和国大統領府響 交響曲2 2022.07.28 テオドール・クチャール/イスタンブール国立響 ピアノとオーケストラのための協奏交響曲 2022.07.28 ヒクメット・シムセク/ブダペスト・フィル