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いぬとうさぎのオーケストラ

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Twitterにアップした記事の集大成。世の中に「歴史的名演」と言われるものは多々あるけれど、好き、嫌いは人それぞれ。未来の自分に向けての備忘録 最初の記事が、目次となっています…
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2021年9月の記事一覧

作曲家リストが1000人を超えました!

 シューベルト以降の交響曲をすべて聴こうと、一体、何人のシンフォニスト(交響曲の作曲家)がいるのかもわからず始めたリストアップですが、8月末に1000名を一気に超えて、現在、1177名になりました。  これまで、色々な情報ソースからネタを集めて照合、調査しながら、週に数十人ペースでリストアップしてきましたが、ようやく一段落したところで、改めて作曲家リストを眺めてみました。 作曲家リストはこちら。 対象とした作曲家は、   ・ おおよそ1750年生誕以降、   ・ 交響曲を

ベドジフ・スメタナ (1824 1884 60)

勝利の交響曲 2021.09.07 テオドル・クチャル/ヤナーチェック・フィル ズデニェク・コシュラー/チェコ・フィルスメタナ 勝利の交響曲、クチャル/ヤナーチェック・フィルとコシュラー/チェコ・フィル。ファンファーレに始まり全編古典的な趣の式典調の音楽。オーストリア国歌も随所に挿入されている。民族性はあまり感じられない。コシュラーの演奏は他と比較して早いが落ち着いたオケの響きがそれを感じさせない

イグナーツ・ブリュル (1846 1907 61)

交響曲ホ短調 2021.09.29 マウリス・ストラヴィンスキー/ベラルーシ国立響 イグナーツ・ブリュル 交響曲ホ短調、マウリス・ストラヴィンスキー/ベラルーシ国立響。年代以上に古典的な風格。重たげで民族的な1楽章、楽し気な2楽章、ピチカートベースの穏やかな3楽章、4楽章の途中になっていきなり早くなって活気が出てくるがそこまで。全体的に単調で、録音もオケも今一つ。

エルッキ・メラルティン (1875 1937 62)

交響曲 2021.09.15 レオニード・グリン/タンペレ・フィル エルッキ・メラルティン 交響曲1-6番、レオニード・グリン/タンペレ・フィルの全集で。フィンランドの作曲家で、先に聴いたマデトヤより1世代年上。作風は、北欧的な面に加えて、かなり民族的、国民音楽的。オケはちょっと弱い感じ。中では4番「夏の交響曲」が一番面白い。お気に入りです。 交響曲1 2021.09.15 レオニード・グリン/タンペレ・フィル エルッキ・メラルティン 交響曲1番、レオニード・グリン/タ

オットリーノ・レスピーギ (1879 1936 57)

劇的交響曲 2021/09.07 フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響 エドワード・ダウンズ/BBCフィルレスピーギ 劇的交響曲、フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響とエドワード・ダウンズ/BBCフィル。3楽章で1時間の曲。表題どおり暗めで劇的・濃厚な雰囲気が繰り返し最後まで続く。ローマ3部作のようなイタリア的華やかさや明るい切れ味はなく、一楽章だけでも腹いっぱい、ちょっと冗長に思える。 劇的交響曲 2021/09.07 フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響

レーヴィ・マデトヤ (1887 1947 60)

交響曲 2021.09.13 ヨーン・ストルゴーズ/ヘルシンキ・フィル ペトリ・サカリ/アイスランド響交響曲1 2021.09.13 ヨーン・ストルゴーズ/ヘルシンキ・フィル ペトリ・サカリ/アイスランド響交響曲2 2021.09.13 ヨーン・ストルゴーズ/ヘルシンキ・フィル ペトリ・サカリ/アイスランド響交響曲3 2021.09.13 ヨーン・ストルゴーズ/ヘルシンキ・フィル ペトリ・サカリ/アイスランド響交響曲3 2021.09.13 ヨーン・ストルゴーズ/

ジャック・イベール (1890 1962 72)

海の交響曲 2021.09.21 ルイ・フレモー/バーミンガム市響 ジャック・イベール 海の交響曲、ルイ・フレモー/バーミンガム市響。15分1楽章で、フランス海軍巡洋艦が遭難船を救助する映画音楽らしい。お手のもののA.SaxとTrp、Hrnが活躍する。暗い海にA/Saxが怪しく入り、徐々に海が荒れTrpとHrnが叫ぶ。最後は遭難船も救助されゆったり、めでたしめでたしかな。 オーボエと弦楽のための協奏交響曲 2021.09.21 ジャン=ウォルター・アウドリ器楽アンサンブ

アンドレス・イサシ (1890 1940 50)

交響曲2 2021.09.21 ファンホ・メナ/ビルバオ響 アンドレス・イサシ 交響曲2番、ファンホ・メナ/ビルバオ響。現存するのは2番のみのよう。スペインの作曲家だが、作風はドイツロマン派で、スペインらしさは感じない。前半は適度に盛り上がるが全体的に穏やか、やさしい曲。3楽章はかわいいスケルッツオ、4楽章はドイツ民謡が展開され盛大に終わる。

ミハイル・ジョラ (1891 1971 80)

交響曲ハ長調 2021.09.20 イオシフ・コンタ/ブカレスト国立放送響 ミハイル・ジョラ 交響曲ハ長調、イオシフ・コンタ/ブカレスト国立放送響。新古典派的、技巧的で何か面白そうだけど、何事もなく終わってしまう。終楽章になって調性も安定し快調に進むようになったと思いきや、なんとか最後は完結するという感じ。どこに焦点を置いて聞けばいいのか分からなかった

クロード・シャンパーニュ (1891 1965 74)

ガスペ交響曲 2021.09.20 ジャン=マリー・ボーデ/CBCモントリオール・オケ シャンパーニュ ガスペ交響曲、ボーデ/CBCモントリオール・オケ。20分弱の単楽章。カナダ モントリオール東端ガスペ半島を表す。ゆったりした低弦のリズムの上にオケのパートが徐々に重なり、不安から情緒的、次第に情熱的に盛り上がる。映画音楽の様でもあり古い録音でなければ色彩的な印象も変わりそう

エドゥアルト・エルトマン (1896 1958 62)

交響曲1-4 2021.09.27 イスラエル・イノン/フランクフルト・ブランデンブルク州立管 エドゥアルト・エルトマン 交響曲1番-4番、イスラエル・イノン/フランクフルト・ブランデンブルク州立管。様々な年代の曲を聴いてきたが、難解な部類の曲。ベルクに献呈された1番と2番はかろうじて不安定な調性も感じるが、3,4番は正直よくわからない。現代曲のゾクゾク、ワクワクするものもない。

ロヴロ・フォン・マタチッチ (1899 1965 86)

対決の交響曲 2021.09.28 ロヴロ・フォン・マタチッチ/NHK響 マタチッチ 対決の交響曲、マタチッチ/NHK響のライブ。予想に反し現代的な激しい曲で1時間の大作。内外の対決、価値の忘却、自己破壊、これらはご本人の戦争を挟む経歴にも及ぶのだろう。スネア、鍵盤など各種打楽器、ピアノと弦のみの編成が鋭さを強調。時にピアノ・Vn協奏曲のよう。純度の高い演奏。

ヴァレンティン・シルヴェストロフ (1937 -)

交響曲「献呈」 2023.05.18 ローマン・コフマン/ミュンヘン・フィル 交響曲7 2022.09.26 アンドレイ・ボレイコ/フランス放送フィル交響曲 2021.09.04交響曲1 2021.09.04 ヴォロディミル・シレンコ/ウクライナ国立響交響曲2「フルート、打楽器、ピアノのための交響曲」 2021.09.04 ヴォロディミル・シレンコ/ウクライナ国立響 ヴァレリー・マチューチン/キエフ・カメラータ アレクサンドル・ルーティン/ムジカ・ヴィーヴァ室内管

エリザベッタ・ブルーサ (1954 -)

ニッテメロ交響曲 2021.09.18 ファビオ・マストランジェロ/ウクライナ響ニッテメロ交響曲 2021.09.18 ファビオ・マストランジェロ/ウクライナ響交響曲1 2021.09.19 ダニエレ・ルスティオーニ/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管交響曲2 2021.09.19 ダニエレ・ルスティオーニ/アルスター管