背後に利根川を背負った厩橋城~天空のグンマー編その30
前回、休日おでかけパスを握りしめて南関東を東奔西走してから間もなく。
今度はド平日に北に向かいました。
向かう先は再びのグンマー。
ぐんまワンデーローカルパスの旅、今回は30回目です。
ぐんまワンデーローカルパスの詳細はこちら
というわけで、群馬県庁前にやって参りました。
何のために来たかというと、城跡巡りです。
実は、群馬県庁は本丸跡に建ってるんですね。
ただ、ここはあまり目立つ遺構は残ってなくて。
土塁とかくらいしか残ってないんですよね。
お堀とかの目立った構造物とかもほとんどありません。
なぜか。
それは、ここから真後ろを向くとよく分かります。
深くて流れが急な川がすぐ背後に流れています。
そして、このすぐ先で利根川に合流するので、この川が内堀、利根川が外堀みたいな形になっているんですね。
この他に、あとで歩く場所で見られるのですが、もう1本川が走っていて。
敵がやって来るであろう3方向を川に囲まれた場所にこの城跡はあるんですね。
なので、わざわざお堀を作る必要がなかった……と。
これは防御には確かに良いんですが、一つ大きな問題があって。
利根川は「坂東太郎」の異名を持つ暴れ川でして。
ですから結構な頻度で大洪水が起こってるんですよね。
洪水で城郭があちこち破壊されるということが度重なり、そんなこともあって、厩橋城にはあまり遺構らしい遺構が残っていないのですね……。
水量も豊富で城郭内部との高低差も大きく、ほとんど自然のお堀みたいなものですね。
流れが結構強いので、普通のお堀よりも寄せ手からしたらタチが悪いかも。
沼田でもそうでしたが、城跡巡りは地形を見るだけでも面白いですね。
ここについても、こういうの見るだけで、「あ、攻めたくないわ」みたいな感じを見て取れるとか、そういう感じに楽しめます。
さて、この後は、前橋市内のど真ん中から出ているローカル線を乗り潰しに行きたいと思います。
そのためにちょっと市内を歩いて移動です。
厩橋城の3方向を囲む川の、最後のもう一つにも出会います。
というわけで、今日のところはこの辺で。
続きはまた。
よろしければ、この先もお付き合いくださいませ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?