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生糸作りをしていた現場を見学~グンマー秘境編その15

そうだ、秘境、行こう。

そんなワケの分からない理由から始まった日帰り旅の第15回でございます。

工場の正面に戻ってきて、今度は倉庫棟に沿って左側、方角にして南側の方を見学してきています。
海外から派遣されてくる外国人技術者の宿舎、そして、女工さんたちが暮らす寮の建物・女工館を見てきたわけですが。
女工館はめちゃくちゃ便利にできてます。
こんな感じに。

女工館の玄関。玄関前の場内道路の真上は屋根でカバーされてて……
こちらがその対面側。渡り廊下でダイレクトに工場棟に繋がっています。

良いですねぇ。
これなら5秒で通勤できますね!(さすがに無理
そして、その繋がっている先は、生糸作りの現場でございます。
では、いよいよ、生糸作りの中枢部へ潜入です。

おお……すげぇ……。

こうして見ると壮観ですねぇ……。
これだけズラリと機会が並んでいる様子は、現在稼働してなくても迫力がありますね。
こうして見てると向こうの方なんか動いてそうだし。
さすがに動いてないんで工場棟内は静まり返ってるんですが。

こっちで繭を煮てほぐして
個別にケースに入れられて次の工程(さっきの並んだ機械)に流されていきます。

実際にはここの工場はもう稼働してないんですけど、こうして置いてあるだけなのですが、結果的になところもあるでしょうが、流れていく工程が見えるような感じがする展示になっているのが良いですね。

ちなみに、ここは完全に機械の展示だけかというと、そうではなくて、撮影禁止区域なので写真はないんですが、実際に繭から糸を作る工程を見せているコーナーがありますので、是非訪れた際には見ていくことをお勧めします。
これ、どうも常時普通に見学時間帯の間、ずっとやってるみたいなんですよね。
こういう実演ものって、時間を区切ってその時だけ……ってことが多いんですが、ここでは家族寮棟での蚕の育成も含め、生糸作りまで普通に通常業務の一部として、現在でも規模は小さくなっても続けられているみたいなんですね。
さすがに生産そのものが目的というよりは、技術研究の一環としてという性格が強いとは思いますが。

稼働当時の雰囲気をそのまま残す。
機械の半分強は、こうしてビニールで覆われて大切に保存されている。

工場棟のさらに奥側に隣接する建物は、こんな感じのがらんとした建物が。

ここは、出荷前の生糸を梱包するスペース。
ここから、消費地へ向けて発送されていくのです。

さて、工場見学はまだまだ続きます。

というわけで、今日のところはこの辺で。
続きはまた。

よろしければ、この先もお付き合いくださいませ。

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