音楽サブスクの功罪
いまさら、なんやねんという話ではあるが。
ほんまに罪ぶかいよな、〝音楽サブスク〟
音楽ふだん聴かんやつらからしたら、なんのことやねんという話だが、例えるならば
①本めっちゃ好きやったと仮定する
ある日、自宅に巨大図書館が併設となった。
嬉しいよな、、最初は。
読みたい本をわざわざ本屋さんに買いにいくこともしなくていい。
ネットで本を注文しなくてもいい。
なぜなら、自宅にそれらはあるから。
②たとえば、新鮮な野菜や果物が大好きなベジタリアンだったなら。
自宅の横に、急に中央卸売市場、出現。
好きな野菜☀︎果物、いつでも手に入る。
便利や。
スーパーに買いにいくこともない。
人間、ちゅうのは便利すぎる環境におかれ当たり前になると
なんらかの感動とか感謝を失うもんや。
これは間違いない。
ひるがえって、音楽サブスク隆盛、というかそれが当たり前になり
わたしが失ったもんはなにか。
音楽へのありがたみ。おもみ。
たくさんの素晴らしい音楽、楽曲、アルバムを届けてくれるアーティストへの敬意はまったく失っちゃあいないが、今おもいだすのは、、、
なけなしの小遣いを握りしめて
駅前のビルの、町に一店舗だけあるCD屋(当時はレコードもたくさん置いてた、いままたレコード復活してきたけれどね) に自分の欲しいCDを走って買いにいったアノ感覚。
発売日が待ちどおしくて、待ちきれない期待感でもう胸はパンパンや。
学校で、アイツが持ってきてたCD、ジャケットめちゃくちゃカッコよかったなー(ききたいなー、ききたいな、だが貸してくれない泣)
また、小遣い握りしめて小走り。
カネがないときにはTSUTAYAのCDレンタルコーナーにも大変おせわになったよな。
まさにそこは桃源郷やった。
ツタヤ。
CDの発売日より、レンタル開始日がちょっとズレてたりして遅かったりしてな。
店員さんに、いつ入るんですかー?とか
聞いたりしてな。
家に帰ったら、カセットテープやMDに
〝ダビング〟っちゅうのをしてた。
録音の倍率さえまちがえんければ
音質は問題ない。
(欲張って倍率をあげて、たくさん録音しようとしたら、音質がさがってた。)
ダビングさえしとけば、レンタルしたCDを返却したっていつでも、再生できた。
いまは
便利すぎんねん!!!
Apple Musicが日本国内サブスクリプション(音楽定額制)を開始したのが、
2015年7月1日.
Spotifyが2016年11月9日.
LineMusicは、2015年6月11日.
(LINE Musicのサービス開始が
アップルやSpotifyより先行してたなんて
驚きや.)
これらの日付は
語弊があると申し訳ないが
わたしにとって、
また
音楽の聴かれ方にとっての
西暦0年1月1日や。
キリスト様はゴルゴダの丘で
十字架に磔にされたのち
3日後の日曜日に復活なされたという。
音楽の聴かれ方も
まったくちがう姿になり
生まれかわってしもうた。
CD屋さんが、あらゆる町からどんどん
なくなっていってる。
だけどそれは当たり前。
サブスクが便利すぎる。
夏の、あっつい中を汗をかきかき💦
冬の、さっぶい中をコートをきこんで
CD屋におでかけしてたアノ日々はいづこへ...
しかし!情報の発信基地としての
CD屋が自分は大好きやったし、
いまも大好きや。
大阪でいうならば
タワーレコード天王寺あべのHoop店
タワーレコードNu茶屋町店
⭐️ぜったい潰れんといてや⭐️
レコードブームがもっともっと
勢いを増せばいいと思ってる
自分はレコードで音楽はきかないが
レコードを置くCD屋が
ぜったい、潰れようもなくなるくらいに
ひるがえって
今日、サブスクから
折坂悠太
の新譜アルバム💿
呪文
を聴いた
めっさ良い...
ボクは6曲めの
努努
がめっちゃ好き。
迫力がある。
サブスクありがとう。
めっさ便利やわ。
折坂悠太のバンドアンサンブルが
堪能できまっせ。(フジロックでも見る!)