【新シミュレーション】東京五輪エキシビション
新しいシミュレーション方式を作ったので、紹介します。
得点率の仕組みまでは従来と同じ
実際の過去の対戦成績を元にexcel試合をします。
例えば、A選手とB選手でexcel試合をやってみます。
過去2度の対戦で、A選手が75点、B選手が50点取っています。
ここから得点率を計算します。
A=75÷(75+50)=0.6
B=50÷(75+50)=0.4
これを得点率とします。
対戦が無い場合は、世界ランキングポイントを使って得点率を計算します。
まずは、世界ランキングポイントの比率を出します。
A=6000ポイント、B=4000ポイントの場合
A=6000÷(6000+4000)=0.6
B=4000÷(6000+4000)=0.4
これを2で割って0.25を足します。
得点率A=0.6÷2+0.25=0.55
得点率B=0.4÷2+0.25=0.45
これを得点率とします。
新シミュレーション・試合方式
では試しに、僕と平野美宇選手で試合をしてみます。
2008年2月6日に一度対戦していて、星名が勝利しています。
(自己紹介参照。)
12-10,11-4で、星名が23点、平野選手が14点取っているので、計算すると星名の得点率が62.2%となります。
では、シミュレーションを始めます。
まず、得点率を1000倍した数値を、この試合における「力」とします。
「実力」のようなニュアンスです。
続いて「待ち」をランダムで設定します。
フォア側かバック側か、どちらを重点的に待つのかということですね。
星名はややバック寄り、平野選手はややフォア寄りで待っています。
続いて、フォア側とバック側それぞれの力を計算します。
「力×待ち²」で計算します。
星名のバック側が強いですね。
なぜ「待ち」を2乗しているのかは、以下の記事を参照。
(「試合で実力の半分も出せない…」ですって?どのコースに来ても返せるように待ってたら、そりゃ実力の25%しか出せませんよ!【卓球のための世界史&数学】 )
続いては「狙い」です。
どっちのコースに打つのかを、確率50%のランダムで決定します。
お互いに逆を突いていますね。
このラリーは、84対64の力で戦います。
ここから、このラリーの勝率を計算します。
星名の勝率=84÷(84+64)=約57%となります。
抽選の結果、このラリーは平野選手が取りました。
僕に有利なラリーだったんですが、ちょっと力んじゃいましたかねぇ。
ということで、平野選手に1点が入りました。
これを、試合が終わるまでひたすら繰り返していきます。
エキシビションマッチ 星名勇太 対 平野美宇
【#Excel卓球東京五輪】
— 卓球研究家 星名勇太@VR卓球でガチ練して超高速卓球を手に入れる! (@TableTennisinst) July 26, 2020
前哨戦として、僕と平野美宇選手が対戦しました。
過去1度の対戦(2008年2月6日)で、星名が1勝。
星名の得点率は62.2%です。
さぁ、日本代表にふさわしいのはどっちだ!?
🔽東京五輪エキシビション・概要 https://t.co/JIehOISIFQ
🔽エキシビションの模様 pic.twitter.com/3kdag3uTmR
excel卓球東京五輪
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