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未来の上達した自分をイメージすれば、今の下手な自分を愛することができる。│ジョン・ロックの『人間知性論』を卓球にフル活用しよう!㉜

第一一章 前述の不完全と誤用の救済法について

姿こそ主導性質として、推理機能よりこの人間という種を決定するように思われる。推理機能は、始め(子どものころ)は現われないし、ある者ではけっして現われないのである。もしこれがそうだと容認されないな ら、奇形に生まれた者を、理知的な霊魂をもつかもたないか知らずに異常な姿のゆえに殺す者が、どのようにして殺人の罪を免れることができるか、私にはわからない。

「人間」とは、なんでしょうか。

まぁ、ざっくり定義を言うと、

「めちゃくちゃ頭の良い動物」

ですよね。



でも、赤ちゃんは別に頭が良さそうには見えません。

人間の定義に反しています。



だからといってあなたは、

「こんなの人間じゃない!」

と言って、赤ちゃんを捨てるでしょうか。



いや、全力で愛しますよね。

「成長」を期待して、懸命に育てようとします。



もしかしたら成長が遅いかもしれないけど、そんなことは関係ありません。

もしかしたら大幅な成長は見込めないかもしれないけど、そんなことも関係ありません。

日々変わっていく姿、それ自体が無条件に愛おしいのです。



卓球も一緒です。



今のあなたは、もしかしたら下手かもしれません。

でも、だからといって、

「こんなの卓球じゃない!」

と言って、自暴自棄になってはいけません。



自分の卓球の上達した姿を、思い浮かべてください。



もしかしたら上達が遅いかもしれないけど、そんなことは関係ありません。

もしかしたら大幅な上達は見込めないかもしれないけど、そんなことも関係ありません。



自分の卓球の日々の変化を、感じ取ってください。

そして、そんな自分の卓球を、愛してください。


㉛得点パターンは、「覚える」のではなく、「理解」しよう。
㉝「分からない」にもレベルがあり、レベルによってすべきことも変わる。

ジョン・ロックの『人間知性論』を卓球にフル活用しよう!

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