生まれつきの才能なんて無い。練習が全て。│ジョン・ロックの『人間知性論』を卓球にフル活用しよう!③
第一巻 生得思念について
第二章 心に生得の(理論的)原理はない
いったい、知性にはいくつかの生得原理(中略)があって、霊魂はそもそもの在り始めにこれを受けとって、世に携えてくるというのは、ある人々の間で確立された説である。
が、もし私が、人々は自然な機能を使うだけで、すこしも生得の印銘の助けを借りずに(中略)絶対確実性へ到着できることを明示しさえすれば、先入見に捕われない読者はこうした想定の虚偽であることをじゅうぶん納得するだろう。
ロックは「イギリス経験論の父」と言われています。
「経験論」の言い出しっぺです。
ロックは、
「生まれたときの人の心はタブラ・ラーサ(=白紙)である!」
と主張しました。
この主張により、合理論(=人は生まれながらに理性を持っている)を否定しています。
つまりロックは、
「卓球に生まれつきの才能は無いよ!」
「練習あるのみだよ!」
という「卓球経験論の父」でもあるのです!
「才能」という言葉で、自分の卓球を諦める必要はありません。
ロックの哲学を信じれば、自分の卓球を信じられるようになります。
逆に、自分がなかなか上達しないのを「才能の無さ」のせいにすることができません。
ロックの哲学を学ぶには、「更なる努力が必要」と認める覚悟が必要です。
さぁ、ロックの卓球経験論を、覚悟して学ぶのです!
②「試合で何をすれば良いか分からない」のは、自分の力量が分かっていないから。
④センスのある人は「なんとなく最初からできちゃう」のではなく「体を指示通りに動かせる」。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?