判断を誤る4つのパターンを避ければ、正しい判断ができる。│ジョン・ロックの『人間知性論』を卓球にフル活用しよう!㊵
第四巻 真知と臆見について
第二〇章 正しくない同意いいかえれば誤りについて
誤りの原因
一、証拠の欠如。
二、証拠を利用する才能の欠如。
三、証拠を利用する意志の欠如。
四、蓋然性の正しくない尺度。
卓球は、判断を誤ると、ミスをします。
だからといって、判断をしなくても、ミスをします。
判断はしなければいけませんが、判断を誤ってもいけません。
一、証拠の欠如。
判断材料が無いと、正しい判断のやりようが無く、イチかバチかになり、高確率で判断を誤ってしまいます。
「ちゃんとサーブ出せるかなぁ。」
「ちゃんとドライブ打てるかなぁ。」
など、自分のことで精一杯だと、相手のことが見えず、判断材料が手に入らなくなります。
意識を相手に向け、相手のパターンを観察することで、判断材料を手に入れ、判断の精度を上げていきましょう。
二、証拠を利用する才能の欠如。
相手のフォアミドルが弱点だと分かっても、フォアミドルに狙って打つだけのコントロールが無いと、正しく戦えません。
フォアサイドに行ってしまい、ドライブを食らってしまいます。
判断自体は正しくても、その通りに実行できなければ、意味がありません。
「狙ったところに打つ」ことができるようになるまでは、とにかく基本練習あるのみです。
三、証拠を利用する意志の欠如。
相手はドライブのミスが多いのに、
「攻めて勝ちたい!」
と、自分の願望を優先するのは、賢明な戦い方ではありません。
願望を優先させている時点で、もう判断をする意思がありません。
勝てる戦い方はどれか、冷静に判断しましょう。
四、蓋然性の正しくない尺度。
相手のドライブが、1本入り、3本ミスしているなら、打たせた方が得です。
そのまま相手に打たせるのが正しい判断になります。
しかし、1本の入ってきたドライブが印象に残り、怖れ、打たせるのを止めてしまえば、せっかくの得点源が失われてしまいます。
印象に惑わされず、正しい損得勘定をしましょう。
㊴技術習得の第一歩は、その技術を本気で愛すること。
㊶自分の卓球に固執すると、変える必要があっても勇気をなかなか持てない。
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