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[SS]居場所

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桃白白が悟空にかかってこいと言い、悟空は素早い動きで、襲いかかるが桃白白に受け流される。悟空は両手に気を溜め込んで、かめはめ波を打つが、桃白白の物凄い気合いで消される。疲れがみえる悟空の隙をついて桃白白はドドンパを放ちます。ドドンパに射抜かれた悟空はその場に倒れ込んでしまいます。

暑い夏の夜、虫が入ってこない様に蚊帳を張ります。私の部屋にはクーラーはついていないので、縁側の窓を開けっぱなしにします。無用心ですよね、でも暑くて我慢できないんです。蚊取り線香も焚くんですけど、私あの煙たい臭いが大好きなんです。梅雨が終わると線香の匂いを嗅いで夏が来たと感じます。

徳川の末期、天保の改革からペリー来航迄、10年の時代がある。日本では欧米から東アジアの開国に向けて、艦船が日本の港に着岸した。幕府の外交担当も数人しか英語を話せず、長崎の出島でオランダ商人と交渉をする者が鹿児島や長崎に出向いて、外交を担当した。父も外国船の船員の調査を行っていた。

彼が活動の拠点を英国に移した、私もグラウンドスタッフの仕事を辞めて彼と生きる事を決めた。日本で取り組んできた私の神は、英国でも通用して、彼を成功に導くのか?それを確認するのが私が英国でする仕事と決めました。先ずは住む所と仕事を決めなければいけない、彼と逢えるのはまだ先になります。

今の時期、まだ風が冷たい時もありますね。寒い日には電気ストーブをつけるので、ずるっとしてしまいます。私は洋服にはこだわりがなく、学生の頃は制服やジャージで過ごしていました。GW中に衣替えをしますが、夏服も数える程しか持ってないので、時間はかかりません。私は冬より暑い夏が好きです。

私は南京条約がイギリスの間に結ばれると、北京に戻った。急いでいる訳でないけど、日本の未来を中国でいち早く感じたかったからである。私は農民達の近代化を求める動きが出るのではないかと見ていた。清朝という国が終わりを迎えようとしていて、住民の反発が起こるはず、徳川も同じ道を辿るだろう。

悟空は暗殺命令ってなんだと話しかけ、桃白白がさあな、自分の胸に聴いてみろと言いました。ブルマは殺し屋と聞いて腰を抜かして、動けません。悟空にあんた、一体なんなのよと叫び、私まだ死にたくないわと怯えています。桃白白はブルマを見てうるさいガキだなと言い、ヤムチャは終わったなと呟いた。

犬は余り吠えない様に躾けています、静かに餌を食べます。玄関の方で物音がしました、叔父が畑仕事を始めたのでしょうね。私も暫くすると庭に出て草を抜いたり、野菜の植え付けを手伝います。難しい作業は出来ませんが、小学生の時に園芸の時間で育てたミニトマトを今でも作るのを楽しみにしています。

妻の隈取りの色使い、衣装のデザインを見ていると、西遊記の物語に引き込まれていく。妻の踊りと唄には、リズムがある、泣くことにさえも。声にも高い音から低い音迄と、色々ある。孫悟空と演目の筋書きを上手に音律で表現出来る。京劇には沢山の演じる方法があるけど、妻を見れば見るほど面白くなる。

彼女は彼の神・私の神、2人いるね。今はいいかも知れないけど、最後にはぶつかるかも知れないね。私か彼か?どちらかが相手に譲らないといけない。私が彼のお世話になるなら熊野には戻れない、彼と熊野で住むならどうなるんだろうね?と話す。私は彼に付いて生きて行く、でも彼も私の舟に乗っている。

私は縁側の窓を開けて、サンダルに履き替えると、犬のチェーンが地面に擦れてチャラチャラ音がするのが聞こえます。私の手には魚肉のパウチとご飯に味噌汁をかけて鰹節を混ぜた物があって、私は犬が太り気味なのもしょうがないと少し笑います。犬が待てをするまで餌をやらずに、躾を大切にしています。

孫悟空の表情は何を考えていても、観劇している人にざっくばらんに、心中を語りかける。妻は独り言の様に、小声でこっそりと話す事もある。私はどうして小声なのと尋ねると、演じるのが恥ずかしい時もあるのよと言う。悟空であるはずの妻が意外だなと思った。妻は猿の仕草に色気をだすのが好きである。

何の音?ブルマが呟く、悟空は上空を見ると、前方にある森の方へと走り出す。ブルマは置いて行かないでと後を追いかける。暫くして草原の方からドドーンと言う音が聞こえてくる。ヤムチャが桃白白だと叫びます、悟空は殺し屋がオラに何の用だと話します。桃白白はお前の暗殺命令が出てると言いました。

兄との電話は話すよりも、生存確認の意味合いが強いです。今日も朝、起きれて、私は生きてるよと毎日に感謝する為です。私は身体が弱く、医者から長くは生きられないと言われました。兄も私の電話があると安心するみたいです、唯一の血の繋がった肉親ですから。今朝も電話をしてお元気でと伝えました。