Tableau認定資格とは?種類や難易度、勉強方法を徹底解説!
この記事でわかること。
Tableau認定資格の概要
Tableau認定資格の種類とそれぞれの違いや難易度
Tableau認定資格の勉強方法
ビジネスシーンにおいて、データの管理・分析はExcelを使うのが主流ですが、新たにTableau(タブロー)が注目されつつあります。Tableauは膨大なデータを分かりやすく可視化するツールで、海外の企業ではすでに広く活用されているBIツールです。
国内でもTableauを使う企業が増えてきたため、Tableauスキルの需要は高まりつつあり、認定資格を取得する人が増えています。
Tableau認定資格を取得とは、どのようなものなのでしょうか。難易度も気になります。
この記事では、Tableauの認定試験の種類や難易度を勉強方法と共に詳しく解説します。
Tableau認定資格とは?
Tableau認定資格は、Tableauのスキルと知識を公式に証明するための資格です。データ分析やビジュアライゼーションの能力を客観的に評価し、就職・転職活動やキャリアアップに役立ちます。
そもそもTableauとは、データの収集・分析・加工ができるBIツールのことで、プログラミングなどの知識を必要とせず、視覚的に分かりやすいレポートが作れます。世界中で使用されているBIツールは数多くありますが、Tableauは特に大量のデータをグラフや図などで分かりやすく表現できる機能に長けているのが特長。Tableauはアナリストなどの専門家でなくても、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で、データを可視化・分析するビジュアルアナリティクスが可能です。
今後、Tableauのビジネス需要は、どんどん高まると予想されています。そのため、Tableauエンジニアを必要とする企業も同様に今後ますます増えてくることが見込まれるでしょう。
そのような背景から、Tableauエンジニアとして今後活躍を目指すのであれば、資格取得をおすすめします。資格を持っていることで、就職・転職活動やキャリアアップなど様々な面で役立つでしょう。
Tableau認定資格は開発会社の株式会社セールスフォース・ジャパンが主催しています。Tableau認定資格は、オンラインなら24時間いつでも受験可能で、パソコンとWEBカメラ、安定した高速インターネット接続が必要です。
Pearson VUEテストセンターでの受験もできます。Pearson VUEテストセンターは国内に129施設、核各都道府県に1箇所以上あるため、アクセスしやすいエリアにあるという方も多いのではないでしょうか。
Tableau 認定資格を取得するメリット
Tableau認定資格を取得すると、主に次のようなメリットがあります。
Tableauスキルを客観的に証明できる
Tableauコミュニティへの参加資格が得られる
Tableauの最新情報や学習リソースにアクセスできる
Tableauエンジニアの能力を公式に証明できる
転職や昇進の際に有利になる
キャリアアップにつながる
資格手当が貰えることもある
また、どのような資格にも共通して言えることですが、基礎から勉強をする中でその分野の知識を得ることができます。資格勉強を通じてTableau自体の正しい知識が身につくこともメリットの一つだと言えるでしょう。
Tableau認定資格の種類
Tableau認定資格は現在、次の3種類があります。
ここからは、それぞれの認定資格について詳しく解説します。
Tableau Desktop Specialist
Tableau Desktop Specialistとは、Tableau Desktopの基本操作、データ接続、ビジュアライゼーション作成などのスキルを評価する初級レベルの資格です。
難易度は比較的簡単で、合計50時間程度の勉強で合格する人が多いとされています。
Tableauで作成された表やグラフを作成する前の
ライブ接続
抽出
結合
ユニオン
データの型
などについてや、ダッシュボード作成に関する知識などが出題されます。
Tableau Desktop Specialistの出題内容は次の通りです。
Tableau Certified Data Analyst
Tableau Certified Data Analystは、データ分析、データクリーニング、高度なビジュアライゼーション作成、ダッシュボード作成などのスキルを評価する中級レベルの資格です。
windowやlookupなど、分析関数の知識も求められます。また、データプレパレーションツールやSQLなどの知識も必要ですが、SQLに関しては基礎知識だけで大丈夫でしょう。
Tableau Desktopで作成したダッシュボード共有ツールに関する問題もあるので、コンテンツの共有やデータ更新スケジュールなど方法手順を覚える必要があります。
実技試験もあるため、Tableau Desktopを充分理解した上での受験をした方が良いでしょう。
難易度は中級程度ですが、6か月以上の勉強期間が必要です。
Tableau Certified Data Analystの出題範囲は以下の通りです。
Tableau Server Certified Associate
Tableau Server Certified Associateは、Tableau Serverの管理、コンテンツ管理、ユーザー管理、セキュリティ設定などのスキルを評価する中級レベルの資格です。ライセンス使用状況の監視方法、バックアップ等、システム管理がメインになります。
難易度は中級程度ですが、6か月以上の勉強期間が必要です。
Tableau Server Certified Associateの出題範囲は以下の通りです。
Tableau認定資格を取得するための勉強方法
Tableauの認定資格を取得するためには、種類にもよりますが1~6か月の期間が必要と言われています。
Tableauの認定資格取得のための勉強方法は、主に以下の通りです。
Tableau公式サイトを見て勉強する
参考書を買って勉強する
解説動画を見る
模擬テスト&練習問題を実際に解く
基本的には公式サイトや参考書を通して知識を身に付けた後に、模擬テスト&練習問題で実践練習をするのが効率的です。
ここからは、Tableau認定資格を取得するための勉強法について、詳しく解説します。
Tableau公式サイトを見て勉強する
Tableauの公式サイトには、認定資格の練習問題やトレーニングオプションがあります。
無料のハウツートレーニングビデオが公開されており、初歩的なデータへの接続方法から管理者向けの動画まで、複数の動画があります。動画を見ながら操作することで、実務経験がない人でも実務に近いトレーニングを行えます。
無料トレーニングや無料で利用できますが、より内容の濃い有料トレーニングは日本語講座がないので注意が必要です。
参考書を買って勉強する
Tableauに関する参考書は、数多く販売されています。しかし、認定試験対策用の参考書はほとんどなく、Tableauの基本操作などに関する本ばかりです。
実際の試験の過去問題集などの参考書はありませんが、基本操作や必要情報がなとめられているので、大いに学習には役立ちます。
参考書を買って勉強する場合は、1冊だけでなく数冊購入して、あらゆる角度からの知識を得ることをおすすめします。
参考書で勉強する最大のメリットは、あまりお金をかけずに勉強ができるところです。
Tableauには学習セミナーや解説動画がありますが、いずれも有料の場合が多く、金額的にも数万円のところがほとんどです。参考書は1冊3,000円~5,000円なので、数冊買っても1万円程度の出費で済ませることができます。
また、本を使う勉強は途中で分からないことが出てきた場合、すぐに他のページを参考にすることができます。動画の場合は、複数の動画の中から気になる部分を探さなくてはいけないので、問題解決に時間がかかります。
解説動画を見る
Tableau資格試験の対策には、動画による学習教材があります。
合格者の多くが勧める教材はudemy「試験対策をしながら基礎スキルを身につける!ゼロからのTableau Desktop Specialist試験対策講座」です。とても丁寧で分かりやすい解説があり、Tableauの知識がほとんどない人でも理解しやすい講座です。動画で解説されている内容と同じサンプルデータがダウンロードできるため、動画を見ながら操作ができます。動画のトータル時間は23時間ですが、1本の長さは10分程度なので、勉強のスケジュールが立てやすい教材です。
同じUdemyの「【Tableau Desktop Specialist】最短で合格するための試験対策問題集」もおすすめです。
実際に出題される試験問題に似た演習テストが4セット用意されており、それぞれに45問の質問があります。スマホでのアクセスも可能なので、通勤時などいつでも勉強することができます。
模擬テスト&練習問題を解く
知識が身に付いたら模擬テスト&練習問題を解き、テスト対策を行いましょう。
以下の有料noteでは、模擬試験問題集を購入することができます。
「ReTech リテック@文系のためのITスキルコーチ」
https://note.com/tableau_master/n/nd7f7133e1b79
上記note内では、Tableau認定資格の問題集が模擬テスト、追加練習問題が豊富にご用意しています。Tableau Desktop Specialistは、模擬テスト&練習問題セットが4回分、各45問ずつ、計180問で1,500円です。
また、Data Analyst向け問題集もあります。
Data Analyst向け問題集には、もちろん実技問題も十分に含まれていますので、より認定試験合格にフォーカスした学習が可能です。
模擬試験問題集を計6回分(300問)に加えて、補強問題82問という充実のボリュームなので、これら問題を2周、3周と繰り返し説くことで、着実に試験合格率を上げることができます。
https://note.com/tableau_master/n/ndb9e7efa886c
まとめ
今回は、Tableauの認定試験の種類や難易度を勉強方法と共に詳しく解説しました。
誰でも分かりやすくデータ解析ができるTableauは、DX化が進む中で今後もどんどん需要が高まることが予想されています。現状ではまだまだ操作できる人が少なく、今のうちにTableau認定資格を取得しておくと、就職や転職で役立つ可能性は大きいでしょう。
公式サイトには資格試験に必要なスキルが詳細に記載されているので、資格取得にチャレンジしてスキルアップしてみてはいかがでしょうか。
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