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子供にヨガの教えは必要か?

ヨガは理知教育

ヨガ哲学を学ぶことを理知教育といいます。
理知とは
理性や知性のことを指します。

当然ですが
子供は感性が豊かな反面
理性はまだまだ発達段階にあります。

この発達段階の理性に対して
ヨガ哲学の教えは
過度な執着心や固定概念をつくる可能性があります。

よく考えてみてください。
僕たち大人だって
ヨガの教えをうまく活用出来ないのに
子供ならなおさら苦戦するはずです。

ヨガ哲学の基礎にある
「非暴力」や「不盗」といった教えは
もちろん大事ですが
それはこれまで通り
親が子供に教えることであって
改めてヨガの教えでどうこうすることではないように思います。

また
健全な子供ほど
想いを行動に直結する能力が高いので
お友達を怪我させてしまったり
欲しいものを盗んでしまったりします。

そのとき
何がダメだったのかを親が誠意を持って伝えることが重要というか
それこそが最高の教育だと思います。


ヨガは大人向けの教え

そうなると
やはりヨガ哲学がもたらす理知教育が必要なのは
子供ではなく
その親だということがわかるはずです。

親がヨガ哲学を学ぶことで
「理性という手綱」を正しくコントロールするスキルを身につけて
子供を見守る余裕を持つことの方が本質的です。

そして見守られている子供は
安心して思うがままに伸び伸びとヤンチャする方が
よっぽど健全です。

お友達を叩いて
嘘ついて
お友達のもの盗んで
無駄なエネルギー使いまくって
余計なおもちゃ集めまくる

こんな形で
ヨガの教えに反するように想いのまま行動出来る能力も大事だし
そんな子供の方がある意味健全なのかなーと思います。

そして
そのときに親が温かく
ときに厳しく
愛情を持って包み込んであげることが重要で
子供の教育の本質はそこにあると思います。

ただ「子供にヨガは不向き」という話ではないので
これからも「子供×ヨガ」の可能性を思索していきたいと思います。

おわり

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