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インプット力を上げる方法(前編)

今回は
「インプット力を上げる方法」というお題です。
何か新しい知識やスキルを習得する際
人から習ったり本を読んだりすると思いますが
そこには吸収率というものがあります。

今日と明日は
その吸収率を上げるためのお話です。



アウトプット環境を設定する

インプットをする際
その吸収率を上げる一番簡単な方法があります。
それはアウトプット環境を先に設定することです。

例えば
ヨガ哲学を学びたいと思ったとき
ただ単純にヨガ哲学の本を開くよりも
「来週までにブログを書く!」とか
「来月までにワークショップを実施する!」と
決まった後にヨガ哲学の本を開いた方が
確実に自分の知識になります。

人は自分にとって重要な情報とそうでない情報とを
本能的に嗅ぎ分けることが出来ます。
そこで重要ではないと判断をすると
インプットの吸収率は下がります。

逆に
「来週までにブログを書かなきゃいけない」
「来月までにワークショップを実施しなきゃいけない」
という環境下に置かれると
それは自分にとって重要な情報なのだと認識し
結果インプットの吸収率は高まるのです。

このようにアウトプット環境が先に決まっていれば
それまでの期間は
目にするもの耳にするものの全てが
その学びを深めるキッカケとなるため
吸収率が上がるのです。

この「アウトプット環境先行型」は
僕自身もよく使っています。

例えば
ワークショップなんかをやるときは
まず日時と大まかな内容を決めちゃいます。
その内容を決めるときは
自分の知識量が多いカテゴリーから選ぶのではなく
「相手(生徒さん)に求められているもの」×「自分が興味のあるもの」
で決めています。

そのため
自分の知識が少ないカテゴリーから実施内容に設定することがほとんどです。

このように日時とざっくりの内容を先に決めて
ある意味自分を追い込んでから
そこに向けて勉強をし始めます。

アウトプット環境を先に設定してから勉強をすることで
インプットの吸収率を高めているのです。



アウトプット環境の設定が難しい場合

ヨガの先生のように
発信者として普段から活動されている方には
上記のようなアプローチはとってもオススメです。

しかし
特に普段から発信者としての活動をしているわけではない方からすると
ちょっと非現実的かもしれませんね。

そういった方には
「イメージアウトプット」をすることをおすすめします。
これは僕が本を読む際に使用するテクニックで
やり方は超簡単です。

本をある程度読み進めたら
一度目を閉じて
イメージの中で自分が先生になって
その本の内容を講義するのです。

イメージなので
生徒は5人でも10人でもいいし
東京ドーム満杯の5万5千人でもいいです。

とにかく
イメージの中でアウトプットをするのです。
ちなみに僕は
スタジオで生徒さんに伝えるようなイメージでアウトプットをします。

それが終わったら
また目を開けて本の内容に戻り
読み進めていく。
ある程度までいったらまたイメージアウトプット・・・
といった流れを繰り返すのです。

実際にやってみるとわかりますが
本の内容を教えるって意外と難しいんです。
難しいということは理解が浅いのです。

実は普段はこの理解が浅いままどんどん本を読み進めていくため
自分の知識として蓄積されにくいのです。

イメージアウトプットを入れながら本を読み進めていくと
1冊読み終えるには通常より時間がかかりますが
読み終わった後の吸収度合が全然違います。

よく考えれば
本を読むことが目的ではなく
その本にある知識を習得することが目的なのですから
多少時間がかかったとしても
しっかり自分の懐に入る読み方をするというのは
とても重要かなと思います。


今日のまとめ

今日は
アウトプットありきでインプットをすると
吸収率が上がるよーという話でした。

僕は毎日ここでアウトプットをする環境があるので
毎日毎日追い込まれている状況です。
でもそのおかげで
日常で体験する全てのシーンにアンテナを貼ることが出来て
結果全てが学びに繋がっていく感覚があります。

人との何気ない会話や
なんとなく観ていたYouTubeの動画からでも
ピッカピカの宝石を見つけられるような感覚です。

ということで今日はここまでにして
明日は「脳と記憶」という角度からお話していきます。

つづく

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