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#3 乳腺外来受診

①問診

まずは問診から。
しこりを見つけた経緯や、
現在の乳房の状況、家族構成などを話しました。
(もし癌だった時もですが
三親等辺りで癌を患ったことがある人などを
聞かれる場合もあるので、
わかっていると便利かもしれません。)

②マンモグラフィ

更衣室で上半身だけ検査着に着替えたあと、
まずはマンモグラフィから!

恥ずかしながら、私、初マンモでした。
(もっとまともに検診受けとけばよかった)

技師さんがなかなかのサバサバタイプで
体育会系!て感じのご指導でした笑
体勢を整えるため、
技師さんの身体ごとグイーーーっとされます笑
「絶対動かないでください!!」
「はい!息止めて!!!」

思わず“はいっ!!!”と大きい声で返事しそうに。笑

③エコー

妊婦健診などでもおなじみのエコー。
癌のしこりには血流が見られるらしく
赤とか青に光る?のかな。
その情報は検診後に知ったので
先に知っておけば良かった…かな?と。。
(あー光ってるなぁとは思っていたけど
まさかそんな意味があるだなんて…)

④診察からの針生検

先生とのお話。
可愛らしい女の先生でした。
マンモとエコーとを照らし合わせて
しこりがあるのは確実。
中心部のしこりと、乳輪のしこりは繋がってるらしく
乳腺で炎症起こしてるのが表面に出てきてるのかなぁと。

“あーやっぱり炎症か、良かった…”
と思っていたのも束の間。

どうやらしこりの形がよろしく無いらしい。
良性のしこりはコロンと丸い形なのに対して
悪性のしこりは歪な形になるのだとか。

さらに検査して何もなければ安心の証明になるし
細胞取る検査、やりましょう〜と、針生検することに。

局所麻酔をするためその場で同意書にサインをして
ベッドに横になって準備をします。
体制的に直接見られなかったんですが
ボールペンほどの太さの針を刺すようです。

“バチンっ!”と音がして4箇所ほど取りました。
針を刺すのは麻酔で痛くなかったけれど
“バチンっ!”は普通に痛かった…笑
乳房をビンタされてるみたいな感じでした。


思ってたんと違う!

「針で刺した感じだと、
ちょっと良くない物だと思っておいた方がいいかも」
「結果を待つ間に、病院とか調べておいた方が
いざという時に焦らず決められるかな…」
(今思うと、これ、先生は絶対判ってるね)

良きせぬ展開に頭の中は完全にパニック。

脂肪のかたまりですねって笑って帰れるはずでは?
癌だったらどうしよう。
いやいや、そんな癌なんて簡単にならんでしょ。
乳がんは9人に1人。そんな確率で当たる?
私これでも子供4人いて結構忙しいんですけど。
末っ子が幼稚園入ったらやりたい事いっぱいあるし。
そもそも37歳で、がん?
え、今めっちゃ元気やし…
もし私が死んじゃったら子供達どうするの?
子供達が大人になるの見られないの?
親にだって心配かけてしまうやん。
子供が癌とかショックやん。

いろんなことが頭の中をぐるんぐるんして
診察室で泣いてしまいました。

すかさずティッシュを差し出してくれる看護師さん。
うんうん、きっと患者が泣いてしまうの
よくあるんだろうなぁ……

私が“泣く側”になっちゃうなんてなぁ。


この日のお会計は8,670円。

1週間後、結果を聞きにくることに。

まさかこの日から“がん患者”になるなんて。

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