27歳で転職した私が20年間添乗員を続けてこられたわけ


世の中、コロナ騒ぎの終りがまだ見えない中、
どんな時でも影響のない安定した仕事がどれほどありがたいかをつくづく考えます。
私は27歳のとき、その安定した仕事を自ら捨てて、海外添乗員になりました。

海外添乗員は大変な仕事とお思いの方が多いですが、私は「向き不向き」と「運」の問題だと思います。
私はたまたまこの仕事に嫌なことが少なかったことと、人間関係にとても恵まれると言う運を持っていました。だから20年も続けてこられたと思います。

楽しいことを挙げればきりがないですが、仕事ですから、もちろんしんどい事もありました。
そんな時に助けてくれたのが、「上司、仲間」の存在。ゼロから私を育ててくれた上司や、時として厳しいアドバイスをくれた仲間がいなかったら、どんなに頑張っても越えられなかったハードルはたくさんあったと思います。

一旦添乗に出るとすべて自分で決断し、進めていかなければいけないのですが、その中で困った時、私の背後にはたくさんのアドバイザーがいました。相談すれば真夜中の電話にも出て、助けてくれました。その人たちがいなかったら、20年も続けていられなかったと思います。上司や仲間の大切さは今になって深く沁みます。

しかし、コロナで添乗の仕事がなくなり慌ててワインの資格を使い軌道修正。今度は自分の知っていることを皆さんと共有することで添乗員として味わう喜びと同じ感覚を得られました。

その新しいワインの仕事も独りではなくサポートしてくれる人がいる。すぐそばで、いつも新しい可能性を考えてくれるマネージャーや、それを応援してくれるお客様。私は本当に人に恵まれていると思います。

今はまだ、添乗復帰の見通しがたたないので、ワインに没頭する日々です。今まで添乗でお世話になった人たちとは少し違った世界に身を置きますが、教えて頂いた多くの事を大切に新しい世界で私ができる事をひとつひとつやっていきたいと思います。

今後はたびとワインを通じて、お客様のお役に立てるような情報発信をしていきたいと思いますし、たびとワインが好きな方と繋がれることが今の私の新しい喜びです!!

新しいことを始めるにあたり不安もありますが、こんな時だからこそいろいろな事にチャレンジして行きたいと思います。

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