【酒飲み】三岳と船乗りのわたしの記録
「三岳」
焼酎が好きなら一度は耳にしたことがあるであろう、言わずとしれた屋久島の芋焼酎です。
今回は三岳と酒飲みの記録を。
一年目、
酒飲みの先輩に「三岳」が一番美味しいんだよ、と教えてもらった。もちろん味覚は人それぞれだが、焼酎初心者だった私は素直に一本手に取ってみた。
それまで焼酎を飲み始めてはいたものの、ハマるほど美味しいと感じたことがなかったのだけれど、
三岳を初めて飲んだとき、これだ、と思った。
そこからは飲み会に行くたびに三岳を連れて行ったし、屋久島に行くたびに補充してた気がする。命の水ってやつですね。
二年目、春に訪れた屋久島で、三岳に「春薩摩 旬あがり」という種類があることを知る。
新酒だけを使い、150日熟成させた限定品とのこと。今現在ストックしていないから(記事の画像は以前に買った旬あがり)、正確な味の感想は伝えられないけれど、いつもの三岳とは全く違った味わいに一緒に飲んでいた先輩と驚いた記憶がある。春薩摩、というわりにいつもの三岳よりもみずみずしく、なんとなく男性的な味がした。いつもの三岳には母のような包容力があると思っている。
それからしばらく、理由もないけど焼酎から遠ざかってた。船乗りになってからはじめての三岳離れ。(アルコール依存はしていない、と思ってる)ハイボールやテキーラ、ジンなど、洋酒にはまっていた気がする。
それから数年、最近また三岳ブームが再来している。
きっかけは、なかなか出会えないと言われている「愛子」をちょっと前に屋久島で飲んだこと。
幸運なことに、仕事おわりに外で一杯やれるようなスケジュールだったので、せっかくなら屋久島らしいものを、と思い久々に焼酎に手を伸ばした。
三岳よりも癖がなく、更に柔らかい味わい。上品だ。
ただ、それ故か若干わたしは三岳のもう少しパンチのある感じが恋しくなったんだと思う。次の屋久島で久々に三岳を購入したのがブーム再来のはじまりだった。
飲みやすいのに芋の風味はきちんと感じるし、屋久島の自然のように、奥深く荒々しさも持ち合わせている。すーっと体に馴染んでくるようなお酒ではないけれどそれこそ包み込まれているような。
ああ、やっぱり好きだな、と思った。
わたしが最終的に帰ってくるお酒なんだろうな、とただの酒飲みのくせに仰々しく考えたりもした。
昨日、その三岳が遂に底をつきたわけで、さっそく次の屋久島が待ち遠しくなっている。
屋久島とは真逆の、今日いた場所で見つけて思わず手が伸びそうになったのだけれど、やっぱり屋久島で買う三岳がなんとなく特別だよね。
また焼酎ブームが訪れる気がするので、お酒の記録もちびちびと飲みながら残していこうと思います。あ、今は飲んでいません。
伝わってくる大好きな鹿児島の今がとても不安だけど、どうか大きな災害になりませんように。
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