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【 読書レビュー 】人生の土台となる読書
人生の土台となる読書/pha著 ダイヤモンド社
本の表紙に『ダメな人間でも、生き延びるための「本の効用」ベスト30』とある。
わかるなぁ。私も本を読むことで「生き延びてきた」という感覚があるから。むしろ、本がなかったら、この地球には生まれてこないよね📖
テレビより断然読書派。
小・中学校の頃から本は好きで、学校の図書館で同級生と競って本を借りて読んでいた時もあった。中学生の推薦図書(?)でシリーズになっているものは、作者とか全然覚えていないけれど、どの本を読んでも夢中になれた。
親が日本文学全集を買ってくれたけれど、「坊ちゃん」「次郎物語」くらいまで読んで、その先は読まなかった。そういうのよりも、怪盗ルパンシリーズが好きだった。
phaさんは、
引っ込み思案で人と話すのが苦手だった僕は、ほとんどの情報を本から得てきた。本は他人と違って、しゃべらないから怖くなかったのだ。
とある。
私もそうだったかもしれないなぁ。
子供時代の記憶とか感覚をあまり覚えていないのは、辛いことや苦手なことが多かったからだろうけど、読書に関しては強制されることなく好きだった。
むしろ、母親に「本ばかり読んでいるんじゃない」って怒られることもあった。
働いてなんぼの親からしたら、じっと座って本を読むなんて、成績もいいわけじゃないから、手伝いもしないで遊んでいるようにしか見えなかったのかもね。
※そんなに厳しい親ではありません。毒親でもないし。ただ、そういった記憶があるのです。
本書は、章ごとのテーマに沿って著者の読書体験を絡めながら、お薦めする本の紹介がある。それらの本は、ジャンルが多岐に亘っていて、紹介される本はどれも読んでみたくはなるけれど、好奇心が細い蝋燭の灯くらいになってしまった私は、難しそうな本も、とてもわかりやすく解説してくるので、著者の2行くらいのコメントを読んで満足できちゃう。
読書体験にしても、共感するところが多く文章も読みやすくて、他の本も読んでみたくなりました。
4章の24「人生を振り返る時間」をつくるでは、アガサ・クリスティーの「春にして君を離れ」が紹介されている!!
ミステリの女王と呼ばれたクリスティーの、ミステリではなくロマンス小説まで取り上げるとは…。
この作者さんの文章が好きな理由はここにもあったか。むふ😊
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