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「旅の最中、体調不良になるのはなかなかしんどい」

世界一周193日目(1/7)

熱は下がった。だが、頭がクラクラする。
肩がすげえ凝ってるし、体に力が入らない。
たっぷり睡眠時間をとってるはずなのに体調があまり回復しない。

おかしいな。

いつもだったら一日寝れば翌日には元気になってることがほとんどなんだけど、今回はなかなかいつものコンディションに戻らない。


とりあえずエネルギー補給をせねばとコチの朝の街へのそのそと繰り出す。

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食欲もあまりないんだけど食べておかなくちゃな…。マジで『痩せる!』とか言ってる場合じゃないってばよ。

もしかしたら、汗をかけば熱が発散されて少しは体調が元に戻るんじゃないかと思ったので、バナナや菓子パンを食べながら徒歩20分くらいの距離まで進んだところで腹痛を覚える。ぐぬぬぬぬ…。また来たか。

最大限の意識を「穴」に集中させなんとか宿にたどり着き。トイレに駆け込む。コルカタで買っておいた錠剤を半分噛み砕き、ミネラルウォーターと一緒に流し込んだ。

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や…やべぇよ…。マジでなんもする気せんわ…。てかおれ、何しにKochiに来たん?

あ~…漫画描こう。

備え付けの作業机と時々オフになる気まぐれWi-Fiがせめてもに救いだ。

今、このシチュエーションでしかできないことがある。今は体調を元に戻すことを優先しよう。

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お昼になると何かを食べに外に出て行った。
喰わなきゃ絶対に回復しない気がする。僕にはエネルギーが必要なのだ。

だがこの町は観光地ということもあり、どこでも見かける様な安い露店が全然見当たらない。(ちょっと離れたところにあったんだけど、この日の僕の体調ではそこまで探す気力がなかった)精のつく物を口にしないと。

頼んだのは60ルピーのガーリックライス。ニンニクってこういう時にいいかも…。

と思って頼んだのだが、本当に炒めた米とガーリックと気持ち程度の味付けしかなかった。これはきっとほかにスープなんかのサイドメニューと一緒に食べる物なんだろうな…。せめて野菜が喰いたかった…。

とりあえずお腹を満たし宿に戻って日記を書いたりFacebookを覗いたりだとか漫画製作の続きをした。

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どんな人でも旅をしていると一度は体調を崩すことだろう。

(そんな人がいなかったら、きっとその人は毎日ミネラルウォーターをさらに濾過して手荒いうがいをしているに違いない!)誰かが看病してくれるならまだいいだろう。

でも一人旅だとそうもいかない。

まぁあまりにひどいようなら保険を使ってキャッシュレスの病院に行けばいいんだけど、今の状態は「最悪じゃないけど、しんどい」だ。



ガキの頃、熱が出た時、どうしてもらっていたっけ?

いつもお母さんがポカリスウェットを(僕はアクエリアスの方が好きなんだけどね)買ってきてくれたっけ。冷蔵庫にしまってあった親父のウィダーインゼリーを勝手に飲んで『これ!体力回復するわ!!』って気づいてから、熱を出した時はウィダーインゼリー(マスカット味)を買ってきてもらってたな(笑)

日中なにもすることがなくてずっと布団の中で眠れずにいた。

枕元に何冊も「ONE PIECE」を積み上げて気が向くと読んだ。

すぐに首が疲れてまた枕に頭を静めた。

「今、学校のみんなはどうしているだろうか?」

病欠はしかたのないことだけど、一日学校にいかないと妙にソワソワした。

夕方6時に始まるいつものアニメ。

食が進まない夕食。

「ただいま~!」と仕事から帰ってくる親父。



ああ、今日も一日が終わるな。

明日元気になってればいんだけど…。

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現在、自作キャンピングカー「モバイルハウス」で日本を旅しながら漫画製作を続けております。 サポートしていただけると僕とマトリョーシカさん(彼女)の食事がちょっとだけ豊かになります。 Kindleでも漫画を販売しておりますのでどうぞそちらもよろしくお願いします。