インドで世界最大級のヨガフェスに参加した話。
ヨガが好きで、10年くらい自分のペースで練習を続けている私ですが今年は真剣にヨガと向き合ってみようと決心し、2月の終わりから約2ヶ月半インドに行ってきました。
今日はヨガの聖地であるリシケシで参加した、世界最大級のヨガフェス「Internatinal Yoga Festival 2024」について少し書いてみようと思います。
会場はリシケシにあるパーマス・ニケタン。
敷地は広く、キレイで、静かで、緑がいっぱいの美しいアシュラムです。
参加チケットを購入する前に、部屋の様子を知りたくて色々と調べてみたのですが驚くほど情報がなくて。なので、これから行こうとしている方のお役に立てたらいいなと思い、写真と共に細かく書いていきたいと思います。
私はフェスティバルの前からリシケシにすでに滞在していたので、パーマス・ニケタンには歩いていきました。ただ、アシュラムに辿り着くまでの道がインドらしく、両側にお店がひしめき合う狭い道は観光客と、物売りと、バイクと牛で溢れかえっています。ここで私は何度も客引きに合いました。でも、「よし、行くぞ!」と気合いを入れて進めば、インドらしさが楽しめる道です。
アシュラムに到着したら、まずはチェックインの会場で手続き。会場は入り口の地図で確認できます。わかりやすい地図で、広い敷地内でも迷わず行けました。私はフェスティバル前日に行ったので、まだ人も少なくチェックインは比較的スムーズだったと思います。ですが、少し特別だったのは…
さて、アンバサダーのタスキをもらって、テンション上がってワイワイしてたら、たまたまそこにいた日本人の方たちとも勢いで仲良くなってパチリ!
私は今回、ヨガを通していろんな人と出会えたらいいなと思っていたので、シェアルームを希望しました。部屋の種類はプライベート、シェアとあり、それぞれランクが違い金額も違います。私はシェアで、上から2番目のランクの部屋を選びました。残念ながら他の部屋の中の様子を見る機会がなかったので比べることはできませんでしたが、私があてがわれたのは3人部屋で、ルームメイトは素敵なイギリス人の女性2人でした。
といっても、実は部屋が最終決定する前に、一悶着ありまして。
この部屋の前にあてがわれたシェアルームに入ってみると、ここも3人部屋ですでに他の2人が入室している気配が。私も荷物を置いて、整理をしているとその2人が入ってきました。これから1週間以上同じ部屋で過ごす仲間、第一印象は大切だと思って挨拶すると、どうやら彼女たち英語が話せない様子。しかもそのうちの1人はなんか、ちょっと怒ってる…?私の荷物の置き方が気に入らなかったのか、文句を言うようにスペイン語でけしかけて来ました。初対面でこれだったので、ちょっとびっくり。これから一週間こんな人と同室じゃやっていけないと思い、すぐにチェックインの会場へ戻り部屋の変更をお願いしました。最初はスタッフの人も、ちゃんとした理由がないと無理…という感じだったのですが、私が強く言うので諦めて新しい部屋を用意してくれました。救われた!すぐに荷物を取りに戻って、移動した部屋で素敵なイギリス人の2人の女性に(今は友達)温かく迎えてもらえって、ほっと一安心。自分の直感に従って、すぐに行動して本当に良かったと思った瞬間です。
そんな部屋の様子はこちら。
それから、バスルームはインドでは定番のシャワーが便器の真横にあるスタイル。シャワー浴びると便器が濡れちゃって、掃除が大変なやつ。
でも、アシュラムですから。贅沢言えません。
それからお土産にバッグももらえます。
中身の写真は残念ながら撮り忘れてしまったのですが、麻のバッグとウォーターボトルとプログラム、ノートとペン、それからシンプルなコップが入っていました。プレゼンターの方のバッグには瞑想用のアイマスクやマーラが入っていたそうです。ちょっと羨ましい!
バッグはフェスティバルの移動にはすごく使い勝手が良くて、毎日持ち歩いてました。
ヨガマットは貸してくれるクラスもありますが、汚れていたりするので自分のを持っていくか現地で購入するのがいいと思います。シンプルなマットならアシュラムから出てすぐの通りのお店で500円くらいで買えますし、コルクのマットやいろんな種類のマットがあちこちで売ってます。ヨガベルトも300円くらいだし、瞑想用のクッションもかわいいのが600円くらいで買えるので、フェスティバルが始まる前に買い揃えるもの楽しいかもです。
フェスティバルの内容は、さすがヨガの聖地リシケシだけあって本当に充実しています。アサナだけではなく、サーダナのクラス、瞑想のクラス、サウンドヒーリングや、ナーダヨガ(音のヨガ)やクンダリーニヨガ、瞑想などなどヨガの全てが体験できるフェスティバルです。こんなこと、インドじゃないとできないかも!と思うくらい。世界中から集まった有名な先生たちの面白いクラスが毎日、朝から夕方まで受けられますし、その後のガンジス河への礼拝であるガンガアルティも毎日行われます。夜はガンジス川沿いでキールタンの音楽で、パーティ!リシケシにはそもそもお酒を売っているところがないので、本当にピュアなエネルギーだけで盛り上がれる安全なパーティです。
私はあんまり、ヨガ業界のセレブの人たちのことはわからないので、「この先生、有名だよ!」と周りの人に教えてもらってました。なので、お目当ての先生や好きな先生がいる人はうっかりクラスに参加できなかった!なんてことがないように事前に調べておくといいかもしれません。なんせ毎日、素晴らしいクラスが盛り沢山なので、私みたいに何も知らなくても、もちろん十分楽しめます。ただ、私がフェスティバルで出会ったヨギ・ヨギーニたちのほとんどがヨガの先生でした。私もヨガ歴は長いですが、レベルは高くないのでドキドキしましたが「ついていけない!」と思うようなクラスはなかったかな。アシュタンガヨガは相変わらずキツかったけど!
アクロヨガのクラスは先生が素晴らしくて、すごく楽しかった。
それから、フェスティバル中の食事や軽食はすべてダイニングルームで提供されます。これがまた何を食べても美味しい!ちょっと食べすぎちゃうくらい。ビュッフェスタイルで、みんな一斉に食事をとるので必ずに誰かに会って、テーブルご一緒させてもらってました。特に私はアンバサダーの活動のおかげで顔見知りが結構いたので、偶然クラスが一緒になったり、道端ですれ違ったりして、常に誰かと一緒にいたような気がします。
朝はフルーツとチャイで始まり、軽い朝食、しっかり食べられるランチ、それからまたちょっとした軽食、そしてディナー。牛乳を飲まない人用に、豆乳が用意してあることもありました。
基本はベジタリアンの食事ですが、ビーガンの私も毎日のメニューで食べられないものは1品あるかないかくらいで、毎日お腹いっぱい食べられました。
アシュラム内は、有料ですがアーユルヴェーダのトリートメントが受けられる場所があったり(マッサージや、シロダーラもやってもらえます)それから、洗濯もしてもらえる場所もあります。金額ははっきりと覚えてないのですが、安い!と思った記憶が。下着以外の洗濯物が朝持って行って、次の日の夕方にキレイに畳まれて戻ってきました。
日本人の参加者には10人くらい会ったと思います。
みなさん、本当に素敵な人たちでクラスやダイニングルームで会うたびについつい話が盛り上がっちゃって。やっぱり、旅先で日本人に出会うと心強いし嬉しいです。
最後に、持ち物について私個人の目線ですがあったらいいものを書いてみたいと思います。
まずは瞑想用のクッション。私はルームメイトの子から貰ったんですが、これがあるとかなり便利です。
3月のリシケシは寒くなることもあります。朝のクラスで、地面にお尻をつけて座って瞑想するのはなかなか厳しいものがあります。
他の会場も、床がコンクリートの場所が多いので、クッション1つあるだけでかなり快適になります。
それから、睡眠用のアイマスク。シェアでもプライベートでも、部屋にカーテンがなかったり長さが微妙だったりすることがあるので一つ持ってると便利です。毎日面白いクラスがあるので、質のいい睡眠は本当に大事!
それから、なくなってもいいサンダル。
インドでは靴を脱ぐ機会がたくさんあります。ヨガホールに入るときは必ず脱ぎますし、フェスティバルにはたくさんの人が参加するので紛失のおそれも。私も片方だけ何度もなくなりかけました。
私は、日本人で一番最初にこのフェスティバルのチケットを買ったというだけでアンバサダーに任命されました。面白そう!というだけの理由で引き受けましたが、正直とても大変ですし、アンバサダーをしたからと言ってなにか貰えたりするわけでもありません。
イベントには必ず参加しなくちゃいけないし、そのために早く招集がかかることがあったり、何度かクラスを抜けたりしなくちゃいけなかったり、そのせいで参加できなかったクラスもありました。
とても貴重で、ありがたい経験ではありましたがもうやりたくないなぁというのが正直な気持ち。
そんなわけで、フェスティバルでのことを振り返ってみました。
来年のフェスティバルに参加予定の方や、興味がある方、何か知りたいことがあれば気軽に聞いてください!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます! 楽しんでいただけましたら、「スキ」してもらえると嬉しいです。