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ふと旅立って 雪の丸岡城(福井)

2月に雪と聞くと、5年前にふと北陸に旅立ったのを思い出します。

当時、仕事で心身ともに変調をきたして、長期休んでいました。そして、ほぼ自宅で寝込んでいました。
ある朝、いつものように布団の中にいたのですが、ふと美しい雪の景色が見たくなったのです。そして、北陸で雪の予報をたまたま見かけたのです。

冬も終わりが見えていたのもあり、どうしても雪の北陸を見たいと思い、すぐに京都駅から特急サンダーバードに乗り込んだのです。

思い立って来たのが福井の丸岡城
江戸時代以前の天守閣が残る数少ない城の1つです。

ここを選んだのも、天守閣の色が濃く、雪にきっと映えるだろう…というくらいの感じでした。

普通の時であれば城の縄張りなども含めて見るのですが、この時ばかりは、寒さも忘れて、ただ木造の天守閣と雪の白とのコントラストに見とれるばかりでした。

白く染まった福井平野
物凄く空気が心地よかったのです。


この後、特にどこに行くというあてもなかったのですが、とりあえずは近くのあわら温泉で1泊することにしたのです。

良い風景を見てのんびりする…それだけでも心身ともに楽になったのです。この後、1週間ほど無理のないように、北陸の温泉につかりつつ、各地をぶらぶら旅行をすることになりました。

滅入った時には、非日常の世界に触れるだけでも、気分が大きく変わります。それが旅の効能なのかなと、この時のことを思い出すと感じるのです。

今は色々行きづらいし、生きづらいと感じている人も少なくないかと思います。でも、本当に滅入っているようであれば、どこか遠くに行ってみてもいいのでは、と旅好きは思うのです。

【次は…】


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