見出し画像

WE ARE WHAT WE EAT 未来につなぐおいしい解決策

アリス・ウオータース来日記念ドキュメンタリー映画の試写会に参加しました。アリスはカルフォルニアでシェ・パニースというレストランを経営されています。ファーマーズ・ファーストで食材は生産者から直接買い入れ、従業員も自分のアイデアを活かせる場です。

安いほどいい、多いほどいいというファーストフードが心身や地球を良くない方向にしてしまったと考えて、地産地消、足るを知るなど「おいしい革命」を実践し人生をかけた集大成とも言える『スローフード宣言』という本を出版されています。

今回の来日でスローフードを実践されている場を巡られ、ドキュメンタリー映画となりました。監督は20代のJunyaTanakaさんです。

試写会は『スローフード宣言』の出版社「海士の風」の阿部さんのお話しから始まりました。アリスはこの本の出版を「小さな島で実際にスローフードを体現している、海士町の出版社から出しましょう」と「海士の風」を選んでくださったということです。

海士の風の阿部さん(左)

それから今日のお料理を創ってくださったCadotaのシェフの方のお話し。農閑期なので人参づくしのプレート(トップ画像)です。

今日のお料理の人参

それから、こちらのお野菜を育てて販売されているOme Farmの方のお話し。

そして映画にも登場されている、カルフォルニア、シェ・パニースの料理人の方が話されました。一緒に写っているのは翻訳の小野寺愛さん。
「食べ物が地球を癒す」という言葉に共感MAX!

それから監督のお話しがあって、映画が始まりました。

海士町の学校や、神山まるごと高専の学生食堂が印象的でした。
神山まるごと高専ではシェ・パニースで長く働いている方が料理人として働かれています。

試写会の場は思いが繋がった人たちが集まった素敵な場でした。
自分でも稲の多年草栽培や、春日部での協生農法に参加したり、千葉の日向の森の再生に参加しています。また、13年間自然栽培を続けている洞爺佐々木ファームを応援して料理を作っています。
そのような様々な実践が「食べ物が地球を癒す」という言葉でひとつにまとまりました。

訳者の小野寺愛さんに、Regenerativeの日本語訳についてお聴きしました。環境再生型と訳すのが定着してきてそのようにしましたが、ほんとうは「大地再生型」と訳したかったと。
共感しました。私が目指しているのは大地再生農法です。
大地の中の微生物や植物の根、昆虫などが活き活きといのちを循環させている状態。

活き活きとに育った作物を食べること、そして循環させることで人の心も深さとひろがりを持ち、他の人や生き物や自然とより幸せに共生できるのではないかと思っています。

私も試写会を開きたいと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?