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世界三大うざい国ってホント? 〜インド編〜

筆者は、今回の年末休みに念願のインドに男一人旅をしてきました。
1週間で北インドのデリーアグラ(タージマハル)ジャイプールの3都市を訪れました。
今回の記事では、筆者が感じたインド観光の実態について紹介しようと思います。

なぜインドへ


まだ小学生だった頃、「ドラえもんのせかいちず」という本が好きだったのですが、そこで初めてタージマハルを知りました。
左右対称の造形美、圧倒的な存在感を放つ建造物に心惹かれ、以来タージマハルに行くことが一つの夢となりました。
実は大学時代に一度インド渡航を計画していたのですが、コロナが来てしまいやむなく断念。
社会人2年目となった今冬、1週間強の休暇が取れるということで、念願のインド旅が実現しました。
正直インド旅行はハードルも高く、年を取ってからだとますます行きづらくなりそうだったので、絶好のタイミングでインドに行くことが出来ました。

世界三大うざい国ってホント?


インドはエジプト、モロッコと共に「世界三大うざい国」の一つとしても知られています。
客引きのしつこさなどからそう言われているらしいのですが、、、
ここからは、実際の体験談を紹介していこうと思います。

インドの観光地ってどんな感じ?



筆者は1週間でデリーを含む3つの都市を訪れましたが、正直1週間じゃ足りないほど数多くの観光スポットがあります。
特にデリーには数え切れないほどの遺跡や寺院などがあり、どれも非常に見応えがありました。
デリーだけでも3つの世界遺産があるみたいです。

レッドフォート(上@デリー)、インド門(左@デリー)、ジャーマー・マスジド(右@デリー)


インダス文明から始まったインド文明の歴史の長さを感じました。
一方、基本的に入場料は現地人と外国人で異なるのですが、外国人は現地人の10倍以上の入場料を支払う必要があります。
それがまあまあ高いです、、、大体1,000円弱くらいはします。
インド物価安いという前提で、旅行の予算を組んでいた筆者にとっては中々のダメージでした、、
そして、どこの観光地に行っても必ずいるのが、1. 政府公認のガイド、2.カメラマン。お金を支払えばきちんとサービスを受けることが出来るので、大きなトラブルにはなりにくいと思いますが、事前の料金交渉は必須です。

1.政府公認ガイド

エントランス付近に大量発生しているのがガイドです。真偽はわかりませんが、全員口を揃えて「ガバメント、ガバメント」と言い、証明カードみたいのを見せて政府公認のガイドであることをアピールしてきます。
筆者は一度もガイドはつけませんでしたが、料金は大体1,000円くらい(+チップ?)かと思います。
経験として一度はガイドをつけてみても良かったかなと今更ながら思っています。

2.カメラマン

ガイド同様に大量発生しているのがカメラマンです。筆者が一人旅ということもあってか、1つの観光スポットで少なくとも5人以上には声をかけられました。
筆者は、タージマハルとインド門で写真を撮ってもらいました。何枚か撮ってもらい、そこから自分の気に入った写真を1枚200円で購入しました。
あらかじめ料金を確認するのは必須ですが、カメラマンは写真を撮り慣れていて様々なポーズを教えてくれるので、個人的には満足でした。

肩からカメラをかけている人達がたくさん声を掛けてきます。

名物オートリキシャ


オートリキシャとは三輪タクシーのことですが、インドではタクシーよりもオートリキシャが移動の手段として頻繁に利用されています。
そしてこのオートリキシャが多くのトラブルの種になっているのです。

黄色&緑のオートリキシャがどこでも走り回っています。


まず、オートリキシャの数がとんでも無く多いので、客の取り合いになります。その結果、しつこく声をかけ続けてくるのですが、人によっては日本語で話しかけてきたりします。
uberを使うと行ってるのに、執拗に俺の方が安いし信頼できるぞと言ってきます。。
これが結構うざいです。Noと言っても関係ない。その人を振り払ったと思えば、次の人が声をかけてきます。
こういった類のことは、どこの国でもあるかもしれませんが、インドはしつこさがレベル違いな気がします。
筆者は滞在中、基本的にuberを利用していましたが、アグラとジャイプールでは
滞在時間が限られていたこともあり、宿の人から紹介してもらったオートリキシャをチャーターしました。
宿の紹介ということもあり、一定の安全は担保できるという判断をしました。
特に大きな問題はなく済みましたが、どちらも「俺のおすすめのお店に連れていったあげる」と言われ、アグラでは大理石、ジャイプールでは高級な布のお店に連れて行かれました。
本当に興味がなかったので、何の興味も示さず、買いませんでしたが、ホテルの信頼できるオートリキシャでもこの有様。
こういうお店にいる人が100%いう言葉は、「見るだけfreeだよ。」です。笑
見るのは確かにお金かからないけど、貴重な観光の時間が削られてしまっているんだよなぁ。。。と毎回思ってました。笑

街中のおじさん達


インドでは街(特にデリー)を歩いていると、たくさんの人に声を掛けられます。
「Hi, Where are you from?」 
「From Japan」
「Wow, I have many friends from Japan(携帯で日本人とのチャットや写真を見せてくる)」
90%はこのやり取りから会話が始まります笑

正直、疑心暗鬼になりすぎて、自分を騙そうとしているのか?、何処かに連れて行こうとしているのか?、親切に案内しようとしてくれているのか?、純粋に興味があるのか真意は今でもわからないです。笑
ただ、インドでは街を歩いているだけで多くの人に声をかけられました。

結局インドってうざい国なの?

筆者の体験談をここまで述べてきましたが、
インドが世界三大うざい国と言われる所以は、
しつこい≒うざいなのかと思います。
一言でインドは「うざい」と片付けるのはあまりにも乱暴なので、
背景を考えると、まずインドは純粋に人が多くて競争が激しい。少なくとも観光に関しては供給>需要になってしまっているので、結果、しつこい客引きになっているのだと思います。
また、インドの物価は海外と比較してもまだまだ安く、一目でわかる外国人観光客からできるだけお金を稼ごうというマインドになってしまうのは致し方ないことなのかもしれません。

筆者自身は、はっきりといらないものやサービスに対してはNoと断ったので、大きなトラブルはなく、インド旅行を楽しむことができました。
そして、誤解して欲しくないのは、自分はこのインド旅を通して多くの素敵なインド人に会うことができたし、すごく充実した時間を過ごすことができたということです。
インドをどう感じるかは人それぞれだと思いますし、この記事を通してインドに興味を持ってくれたら嬉しいです。そして、いつかインドを訪れてみてはいかがでしょうか。


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