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日常的郷愁メドレー(歌詞まとめ)

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早いとこ曲をつけてあげたい
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#北海道

[トラム・インビテーション]

シティートラムで ハイカラ・プレシジョン 目抜き通りの 市中ジャムセッション 端から端さ 乗っけてよ ジサマの秘密ば聞かせてよ 湯船の名残香さ say bye bye wow wow rat-rattle-lala 転ばないよに rat-rattle-lala 君ば乗せるよ おいで 函館さ来たんだば 行がねかふたり 窓の中 カルチャークラブと さかさまペンタゴン いつかの花見 界隈さクラクション 端から端ば 見せたげる 僕の秘密は 忘れたよ 校章の柏葉さ say bye

[江差ば浴びれ]

北前坂下らねけさ あたら大儀なwinding 切石ば転げ落ちてさ 鴎のテッペンさ 笹山稲荷上らねけさ あたら羆の冬寝床 えぞだての橋渡ってさ 鳥居の公園さ 空地の土管何だべと 羊羹さ学んだ 人んちのご飯めなめなと 姥神さ学んだ俺ら 江戸さもネ 繁次郎下らねけさ あたら怪訝な落書き 国道脇さそれてさ 草葉の陰ッコさ 中歌段々上らねけさ あたら荘厳なお東 中村さんから九艘川 あとは爾志役場さ 空地の土管何だべと 羊羹さ学んだ 人んちのご飯めなめなと 姥神さ学んだ俺ら 江

[ともしび]

やめとくよ 体を痛めて タイムスリップの代償は 坂ゆけば 朝を彩る はじめの色が恋しいね ナナカマド辿る頃 僕らの靴は履き潰れ 不思議 幼い拘りとは 五つ眠れば ガス山の向こう あと何度 ともえの出船を 丘の上 数えてゆくのだろう? あなたのいた景色には 海風ふいて それすらも微かに 見えるような 朧気な記憶を 最期まで携えるのだろう もういいさ 心を掠って 夢見模様の 柏の葉 気まぐれな 砂の流れが あなたの指に名残り置く 灰色の街と空 僕らを包む人の世は 不思議

[BOARDIN' BRIDGE]

BOARDIN' BRIDGE 雪の舞う故郷の潮風は お前と離れた左手冷やしてく BRICK STYLE STREET 慣れない足取りのお前と 寄り添って歩いてた 港を照らすTWILIGHT 冬の夕暮れは思い出を 早送りして闇に呑んじまう いつも二人で丘に登っては SHIP SMOKE探して手を振っていた 右手に握ったチケットが Ah こんなチープな物だとは 何一つ知らなかった二人あのINNOCENCE BOARDIN' BRIDGE 雪の舞う故郷の潮風は お前と離れた

[シラス町]

白の染みついた横断歩道に 気まぐれな仔鹿が ちらり 呑気な顔で渡るよ 白が積もって覆う街 シラス町 街の裏手の山際の斜面に せり出した崖は石灰に 染まり 男みんなの仕事場さ 白に集って生きる街 シラス町 白濁る川を遡れば 薄紫の花にアゲハが 集う 一番カラフルな瞬間さ 白を比べて匂う街 シラス町 東のレールが剥がされたのは 四年前 彼が街を出た春 シラスの調べは靄に静かに 溶けて運ばれてゆくけど 街が終えども時は流れて 山脈の色を追う旅人が 知らずに描く古里の景色も 白

[Rattle and hum または、とある斜陽都市の平成]

この街の低すぎる雲は 叶わぬ夢についた嘘と ため息の塊さ 重なる真綿の灰色さ 見知らぬビルが雲を貫けば 秘密基地ひとつ均された証 おかしいね 契約書には こんな未来書かれてなかった Good bye, lost country Good night, last glory 壁いっぱいのコマーシャルには よその誰かのワープホール 掻き出した泥で埋まる いつか僕らが踏んだ畦道 絶え間ない積み荷も行先も 所詮印鑑一つの値打ち 湊凪ぐ 錨は降ろさずに 静かに帆延ぶテセウスの御

[糸結び]

私鉄線の電車を降りたら 北の方から風が吹いた 頬擦る膠粉が痛くて 知らない香りの師走の空 離れても太陽は同じなんて ありきたりな慰めの証明 求めるほどに寂しくなって 俯いて写真に問う 生きがいは何処へ 宛てのない不安な日々も たゆませちゃいけない糸がある 指にしっかり結んでおいてと 君はいつか言っていたね 目に見えない君の言葉に 縋りたくなって、でも捨てたくて それでも舞い散る枯れ葉の渦に 急かされて家路を急ぐんだ 今はち切れそうなこの糸を 握っていてくれるのは誰

[旅立ちの丘]

濡れそぼつ雨の Bayshore way 白霞む 汐首の稜線 薄いコート お揃いの色で Say good bye to snowy days 憧れを抱くメトロポリスと 二人望む 同じ方角 だけど今 おかしいね 泣きそうさ 叶わない winter, again 夢占いに気づかされた 君への騒めき 分け合いっこした イヤホンの中 Dear Friend くすぶったまま 春の息吹 香らぬまま 飛んでゆくのさ僕ら カモメ尻目に 東西を別ち I hope for welcome