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路面電車の線路脇の溝を やけに細い雨筋が叩くよ 春先の冷や水が僕のあんよを 濡らして寄り添ってくれるみたいよ 君は本当のとこ どう思うの まぁ丁度いいよ 山が隠れてるから 四季を問わず人の世は無情 やけに細い首筋をなぞるよ 雨傘を持って駆け寄るよりも 隣でずぶ濡れが 良かったのかも 君は本当のとこ どう思うの 五系統の床板は 涙で朽ちてしまいそう 春の雨 見慣れないMonday 郷を哀しむより いっそのこと君と 帰れたらね その先をなんで 窓の靄は霧か 吐息だったかな
ねぇ あなたの言葉で 背ナは何度だって折れた 折れた音を聞いたら 怯えた顔をするくせに ねぇ あたし時々ね 手と手を空っぽにするの 寂しさが嬉しいの べに色を膨らませたような風船は 針を刺した刹那 始まって終わるのに 曇りないあなたの瞳に取り憑かれたら 十字架が手招きをする 軽率な気まぐれが欲しいとか そんなことない えぇ だって ふたり 水音がスローモーション 優しく すべりそうな身体をあずけたら 何よりも守られていたよ ねぇ あなたの言葉で 幸せで何度でも埋めつくし
Now we hear seagulls sing, western wind blow, Then the globe turn around as one decade before. Welcome 2 our Coming-Homeport Festa. 僕らを萃めるのは ただsea changeなんだ 子供じみた空回りが たった一度だけの祝祭 オーヴァーなウェルム 二人を水平に還して 日がな探した サンゴ礁の欠片 どうやらここには あるはずもない 救いもない た
食堂でごはんを食べよう 帰る前にお皿下げよう ちょいと若人 箸の箱はあちら きちんと分けて片付けよう 中央環状を走ろう 坂道 自転車で飛ばそう 千里インター 路肩行けそうにないな 駅の方の道に折れよう 掛け違えた朝の ボタンのような僕ら 今から直すのも 遅くはないさ 瀬をはやみなんて甘え 言わずに僕ら 理に生きよう 別れよう チェコスロバキアを見習おう 平和な離婚に学ぼう もとよりいささか無理のあった話 血を流さず巻き戻そう 分けるべきもの弁えよう 仲良しこよしが理想
カリンバを売りに出したんだ 君の置土産だった 壁の 飾り気のない棚が見えたんだ 少し寝ようかな 思い出の船を出したんだ 街中の欠片を集め 飾り気のない枝葉の足元に そっと埋めてゆこう カリンバは桜色だったかな 桜のカリンバだったかな はぢけば遠く 君の足音が 花びら散る音が カリンバが語り出したんだ 君の心変わり それは 桜の色移ろいも待たなかったな 「僕の番だな」 それでもカリンバを指ではぢいたら 日記帳を楽譜に はぢいたら 空っぽの五線譜を書き足せば 花びらの音を
BOARDIN' BRIDGE 雪の舞う故郷の潮風は お前と離れた左手冷やしてく BRICK STYLE STREET 慣れない足取りのお前と 寄り添って歩いてた 港を照らすTWILIGHT 冬の夕暮れは思い出を 早送りして闇に呑んじまう いつも二人で丘に登っては SHIP SMOKE探して手を振っていた 右手に握ったチケットが Ah こんなチープな物だとは 何一つ知らなかった二人あのINNOCENCE BOARDIN' BRIDGE 雪の舞う故郷の潮風は お前と離れた
僕の負けなのさ どうしようもないな 想いの丈を 思っていたら 身の丈は行方知らずさ 僕の負けなのさ 何もかも桜も 抱き合わせの梅すらも待たずに ある朝 君は消えた 僕の隣には いつも君がいて 朝の電車の冷えた窓辺で 温だまっていた 僕はほうじ茶を 大事な魔法瓶の蓋を 君はイヤホンの片方を 分け合っていたよな 下海岸緩やかな波間 立ちぼうけてるうちに 君は 上磯なんて振り向きもしないまま トンネルの先 薄にじむ山並 僕の負けなのさ どうしようもないな 想いの丈を 思っ