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「車でお遍路」別格3番札所 慈眼寺(今でも穴禅定の修行体験ができる札所)

こんにちは、旅いこかです。

四国別格二十霊場巡礼、弘法大師との「同行二人」の旅、3番目のお寺は、

月頂山がっちょうざん 宝珠院ほうじゅいん 慈眼寺じげんじ


別格2番札所の童学寺から約30㎞、車で約75分の場所、
四国八十八ヶ所霊場第20番札所鶴林寺の奥の院。

慈眼寺は、弘法大師が狭くて暗い鍾乳洞の中で修行したという穴禅定があり、今でもその修行体験ができる場所。
白衣を着てローソクの明かりだけで先達さんに案内され2時間ほどかけて狭い穴を通り抜けるのです。なお、予約制でかつ体格の大きい方、身体の硬い方、足の悪い方、閉所恐怖症の方は体験できない可能性が高いです。

では、現代にも残る弘法大師の修行に思いを馳せる数少ない体験ができる「穴禅定」の地「慈眼寺」へ参りましょう。

穴禅定入口

ご詠歌

天とふや 鶴の奥山 おくたへて 願ふ功力に 法ぞ通はむ


お参りする前に知っておいた方が良い知識

歴史

  • 延暦年間(782-805年)、この地を巡錫中の弘法大師は、邪気の漂う不思議な鍾乳洞を発見 堂宇を建立し霊木に一刀三礼して十一面観音菩薩像を彫って安置して開基


大師伝説

弘法大師は邪気の漂う不思議な鍾乳洞を発見、その入り口で邪気払いの護摩祈祷の修行を行った。

その結願も近い日に、洞窟内に巣くう悪龍が忽然と現れ、大師に猛然と襲いかかってきた。

しかし、大師は慌てずひるまず秘密真言を唱えうち、その法力をもって悪龍を洞窟の奥に封じ込め、二十一日間の加持をする。
そして霊木に一刀三礼して十一面観音菩薩像を彫り、霊験あらたかな行場としてその秘法を末代の修行者のために残したと伝えられる。

慈眼寺HPより


寺号について


ご利益

  • 御本尊の十一面観世音菩薩
    ・・・10種の現世利益(十種勝利)4種の後世利益(四種果報)。(様々な災難、病気治癒、財福授与、勝利等の現世利益と延命、極楽浄土等への後世利益)

  • 穴禅定
    ・・・無病息災で長患いをしない、金運・開運成就、安産・交通安全・合格祈願にご利益


御本尊・ご真言

御本尊:十一面観世音菩薩
ご真言:おん まか きゃろにきゃ そわか


見どころ

  • 本堂 
    ・・・大師堂から山道を約15分ほど登った山腹に静かに佇んでいる

  • 大師堂
    ・・・石柱門から入り境内正面に建つ

  • 穴禅定
    ・・・上述の通り

  • 灌頂ヶ滝(慈眼寺より約3㎞、車で約8分)
    ・・・弘法大師がこの滝で水行修行した直下約70mの滝。晴れた日の午前8時頃から10時頃には滝の飛沫が五色の虹となり壮観となり、「不動の御来仰」ともいう

灌頂ヶ滝への石段


写真


次は、別格第4番札所鯖大師本坊さばだいしほんぼうへ参ります。

合掌

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