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畑作りの基本【マルチと防虫ネット】

「一緒に野菜植えようか!」

9月に入り、畑いじりがしやすい季節になってきました。早速、井出さん(お隣の農家さん。よく畑を教えてもらってます)からお声がかかり、今回

  • マルチ

  • 防虫ネットの貼り方

を教わったので、シェアさせていただくことにしました。基本中の基本ですが、畑をするには欠かせないことなので、家庭菜園初心者、これから始める方は是非参考にしていただければと思います。

マルチって何?

よく聞くこの言葉。

マルチとは「マルチング」「マルチ栽培」の略で、地面にフィルムなどを敷くことを言います。

効能は地温の上昇を図り、地面からの水分蒸発を防ぐことで雑草を抑止することができる。というもので、

これ、めっちゃいいやん!

習った直後に感動しちゃいました。

フィルムは二人かがりで
引っ張っていくと綺麗に敷けます
フィルムを貼った後、
野菜を植える箇所に穴を開けていきます。
植えつけを息子に手伝ってもらいました。
このエリアはジャガイモを植えつけました。

マルチの何がいいかって「草が生えない」こと。

有機栽培は草をそのままにするイメージがあり私も「むしろ自然に任せた方が良いのでは?」と思っていたのですが、雑草は放置すると伸び過ぎて害虫を招くデメリットもあります。

「草マルチ」という方法もあるにはありますが、やはり最低限雑草の処理はすることをお勧めします。
(特に市民農園等は気にする方多いと思います)

郷に行っては郷に従え

正にこれで、実は農家さんは雑草についてはかなり気を使っており、使ってない畑も小まめに耕したりしているものです。

なので、マルチを利用することで草を制御できるし「基本的なことは知ってる」と思ってもらった方が、周りの方も安心できるかと思います。

防虫ネットは張った方が良い?

今回インゲンも植え、強風対策&防虫対策でネットの張り方も教わりました。

支柱でトンネルを作り、上からネットを被せました。
風で飛ばないよう重し代わりに土を盛っておきます。

ネットをビニールにすれば、そのまま耐寒性のあるミニビニールハウスになりますので、これはかなり応用ができそう!

ここまでしてあげれば、もうほぼほぼ言うことなさそうですね。

ちなみに、この直後に台風(直撃はしていませんが)が来ましたが、全く微動だにしていませんでした。

マルチも防虫ネットも共通して、風に飛ばされないように重し変わりの土をしっかり盛っておくのは必須なようですね。

型を大事にする

最近、農業(家庭菜園)を始める方が多いらしく、農家さんから歓迎される反面、内心では複雑な心境で見られているように思います。

その理由は、いわゆる農薬を使わない有機農法でオーガニックを売りにして野菜をネットで高く売ったりする人がいるからです。

既存の農家さんからすると、有機をされてしまうと自分の畑にも害虫が来ることになりますし、自分の卸している価格の何倍もの価格でネット販売されてしまうと、あまり良くは思わないのもわからなくはないですよね?

でも、既存のままではなり手不足で、このままでは私達は昆虫を食べさせられてしまう。汗
なので、間を取っていくしかない。これはどの分野もそうですが、今369の法則に則り9の破壊の段階に来ているのはおよそ間違いないように感じます。

そう考えると、既存の価値観と新しい価値観が融合し、どちらの側から見ても納得できるwin-win、シェアの世界へ移行するのが理想。その為にも、新たに立ち入る側が丁寧にドアをノックをして、既存の価値観、やり方を踏襲した上で新しい価値観を提供できると良いのかな?と思います。

今回は畑をするに当たって基本となる技術と個人的な考え方をシェアさせていただきました。

まあうんちく云々抜きに、家庭菜園は面白い。

この画面の向こう側にも畑を作っている誰かがいる。そんな面白い空想をしながら、今回の旅を終えさていただきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

また次の旅でお会いしましょう!

少し値は張りますが一家に一冊の野菜図鑑。家庭菜園をこれから始める方にお勧めの本です。

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