【5分でできる】スマホを生かした所見時短術
うたた寝により日付が変わり、毎日投稿が途絶えてしまった私です。
先日、気合を入れていただけに、結構ショック…
改めて1から頑張りたいと思います。
さて、今回は、スマホを生かした所見の時短術について書いていきます。
今回活用するのは、
ドキュメント
です。
ドキュメントについては、以前も紹介しましたが、
その際は、リマインダーと合わせての簡単な紹介だったので、今回、改めて書きたいと思います。
使うアプリは、スマートフォンに入っているメモでも、スプレッドシート等のExcelでもかまいません。
ご自分が使いやすいものを選んでください。
運用の仕方は、どのアプリでも変わらないので、そちらをメインにご紹介していきます。
所見の時短をする場合、所見を書く時間を分散する必要があります。
いっぺんにやるとそこでたくさんの時間を要してしまうのと、日々の蓄積したデータを反映しにくくなってしまいますので、あまりオススメできません。
(かくいう私も今までは、記録だけとっておいて後でまとめて書くという方法をとっていました。一夜城のごとくホント一気に書いていました。近年、上に書いたデメリットを考慮してやり方を変えた所です。)
特に、日々、蓄積するデータをしっかりと覚えているのは、難しいため、どうせ日々メモをとるなら、それをそのまま所見に活用してしまったほうが断然効率が良いという結論に至りました。
では、どうしたら、日々の忙しい時間の中で、所見を書く時間を分散することができるのでしょうか。
2つのアイディアを紹介しますので、ぜひお試しください。
1つ目は、行動を見たその場で簡易的なメモをすることです。
これは、慣れが必要ではありますが、とても効果的です。
スマホの音声認識システムを使ったり、さっと手入力したりして、備忘録的に、子どもの様子の良かったことなどをメモするようにします。
学習中、友達に優しくアドバイスをしている様子等を見かけたり、人のいないところで、当番の仕事を一生懸命していたりといった場面を見かけたら、入力のチャンスです。
すぐさま、スマホにメモしてしまいましょう。
出席番号などで、枠を作っておくと後で、確認する際やメモを活用するときに、非常に便利です。
簡単な表でOKなので、クラスの子の数の分の表を用意しておきましょう。
実際のメモは、【教科】 【単元名】 【行動の概要】の3点についてさっと記入します。
該当の児童の枠に、その情報を記入するだけですので、30秒とかかりません。
多くの児童のことについて書きたい気持ちはありますが、自分が続けられそうな範囲で、特に目立った行動をメモしていくことから始めることをオススメします。
慣れないうちでも、一つの授業で、1、2名はメモが取れるのではないかと思います。
すると1日5人(一項目)くらいずつは、書いていくことができます。
そのペースですと、一週間で大体一人一項目くらいずつ書くことができます。
所見の文章量にもよりますが、5~6項目あると良い文章になりやすいと思いますので、参考にしてください。
2つ目は、一日の決まった行動の後に、まとめて記入をすること
私の場合は、給食を食べた後がこの時間です。
給食後から昼休みまで、少し隙間の時間がありますので、ここで、子どもたちの良かったことなどを整理して入れていきます。
もしも、時間的に①があまりできなかった場合は、思い出して、この時間にメモだけでも取るようにしましょう。
①ができている場合は、メモをもとに文章を作成していきます。
【教科】【単元名】【行動の概要】でメモしていると思いますので、それを用いながら、50文字以内を目安に文章にしていきます。
行動の概要に合わせてそこで見られた良かった点について書くとちょうど50文字くらいになると思います。
5分もあれば、この作業を行うことができます。
該当の子の表の所に、メモを文章化していけばOKです。
この蓄積がその子の所見のベースになります。
蓄積していくと見落としている部分やその子の行動の傾向が良く分かるようになりますので、とてもオススメです。
慣れないうちでも、やり続けるとすごい情報量になります。
本当にオススメです。
ぜひ、これからすぐに試すことを強く勧めたいです。
先ほど、給食後を紹介しましたが、私は、できる限り、授業と授業の合間に、1分間だけその時間をとって、子どもの良かったことを記入するということもしています。
入力になれてくるとそのように更に細かい隙間時間でも行うことができるようになりますので、作業の効率も更にあがります。
まずは、ものは試しでやってみてください。
最後に…
①や②のような数分にも満たない作業を隙間時間をつくって行うだけで、所見は、まったく苦ではなくなります。
忘れてはいけないのは、私たちからすれば、所見は与えられたから行うという側面がありますが、所見本来の目的は子どもの励みになるために行っているはずです。
ですから、日々、子どもの励みになるようなフィードバックを的確に行うという面から見てもこのようにちょっとずつメモをとるようにすることは、とても大切なことだと思います。
ぜひ、気付いたことは、所見にかくだけでなく、適宜フィードバックをしてあげるようにしてください。
当然こうした取り組みをするとフィードバックにより子どもの様子もよりよくなります。
また、教師も観察眼やフィードバックの力も向上してお互いがハッピーになります。
5分程度の隙間時間を生かして、子どもたちがより元気になるとしたら、それは、とても良い取組ではないでしょうか。
ぜひ、試してみてください。
2、3日すれば、情報の蓄積をはじめ、効果が実感できると思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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